2014/03/27

さくら




















桜が咲き始めましたね。
桜が咲くと必ず雨が降る。本日も雨ナリ。

新作の豆皿です。
サイズは 

径 11cm × 高さ 1cm

こちらも、山手陶芸教室に展示しております。

桜のおまんじゅう、餡が桃色できれいでした。
花より団子、団子よりお酒、となりがちですが、桜を愛でたいですね。

2014/03/24

ちゃ

















先日、山手陶芸教室の年に一度のお茶会が行われました。
毎年4月に募集する、「初級・中級コース」の生徒さんには、
決められた課題に沿って作陶していただいています。
その中で、志野茶碗を作る課題があります。
出来あがったご自分の茶碗で、お茶を召し上がっていただくという
趣旨です。
 
 
お着物を着てお越しくださった生徒さんもいらっしゃいました。
いつもは土をこねているみなさんも、今日はしっとりとした雰囲気で
また素敵でした。
先日紹介しました、「食籠」も登場。

自分で作ったお茶碗で召し上がるお抹茶はいかがでしたか?
以前作ったお茶碗を持参して、毎年参加してくださっている生徒さん
もいらっしゃいます。
来年のお茶会にも、是非ご参加くださいね!
 

2014/03/22

しゅはい















酒盃を作りました。
昨年、首里の石嶺食堂で二人展をさせてもらった時に作ったものですが、
その後、注文をいただき作ったものです。

釉掛けと焼きがうまくいったので、「貫入」がきれいに入りました。

「貫入(かんにゅう)」とは、器の表面に見える、「ヒビ」のようなものです。
焼成の段階で、素地と釉薬の収縮の差によってできるもので、割れている
のではありませんが、液体は染み込みやすくなります。
この器に使っている「氷裂釉」は、わざとこの貫入を作り、氷に亀裂が走った
ような、独特な表情を出します。

使う前に水にくぐらせてもらうと、液体の染み込みを軽減できるし、貫入の
美しさが長持ちします。

「貫入」が入ることを「欠陥」とすることもあるし、「美しさ」とみることもある。
どちらも正しいし、正しくもない。
いいのだ。
人それぞれ。
器それぞれ。

2014/03/17

しんさく 3




















お次は「食籠(じきろう)」です。

茶道でお菓子を入れてお客様にお出しする器です。
こちらは陶芸教室のオーナーの注文です。
オーナーは茶道も教えていますので、細かいところまで注文があり
緊張しましたが、合格サインが出ました。ヤッター

おまんじゅうが7個入るように。

蓋を開けるとこんな感じです。














サイズ(全体)
径 21cm × 高さ 10.5cm 

蓋を開けたら何が出るかな、と想像するのも楽しいですね。

2014/03/14

しんさく 2















新作第2弾です。

こちらのお皿は、ご注文いただいていたお皿です。
前回の窯で焼きを失敗してしまい、もう一度作り直して、今回無事に
焼き上がりました。
ほっとしました~。
お待たせしましたが、お皿をお見せしたらとっても喜んでくださって、
本当に嬉しかったです。
ありがとうございます!!

サイズ
径 25cm × 高さ 2.5cm 

写真をクリックすると、大きな画像が見られます。…多分。

5枚ご注文いただいて、6枚完成したのですが、6枚ともお買い上げ
くださるということで、こちらはもう在庫がありません。

ご紹介している作品の一部を、山手陶芸教室 にて展示販売させて
いただきます。
お近くの方はお気軽にお立ち寄りください。

ご注文も受け付けておりますので、ご連絡ください。
お問い合わせは以下のメールアドレスでもお受けしています。

yukiyanaginieve0811@gmail.com

ありがとうございます!

新作紹介、まだ続きますよ~。ぼちぼちと。

2014/03/12

しんさく 1

























長州の「しんさく」ではありません。

新作が焼き上がりました。
少しずつ、焼きあがった器を紹介させていただきます。

久しぶりに花器を作りました。一輪挿しです。
器の表面は「彫り」を入れてあります。

左:口径 2.5cm × 横幅 8   × 高さ 10
右:口径 2.5cm × 横幅 7.5 × 高さ 11

ミモザをギュッと挿してみました。



















今回の窯はご注文いただいた器がほとんどですが、こちらの
花器は自由に作りました。
花の生け方も…自由すぎますね。

2014/03/09

つばき
















アンコ~つばきぃのぉ~

「アンコ」ってなんだろう。「餡子」かなぁ。
ずっと思っていたことを、やっと調べてみました。
「伊豆大島で年上の女性に対して親しみを込めてよぶ時の呼称で
『姉こ』が変化したもの」ですって。
ほぉー。

大島椿の椿油を愛用しています。
石鹸シャンプーを使っていると、どうしても髪がぱさぱさすることが
あります。
そんな時は椿油で頭皮をマッサージ。
お風呂につかりながら顔にも椿油をぬってマッサージ。
よく染み込ませて焼いたらゆきやなぎの丸焼き…ではなくて、
髪はツヤツヤ、肌もテカテカ。

椿油100%なので、髪にも肌にもおいしい。





















昨年の台風で大島は大きな被害を受けたけれど、今年も椿は
美しく咲いて、島の人が「今年はいつもより赤いような気がします」
と言っていたそうです。

2014/03/06

さいせい















さて、これはなんでしょう?
「作品ですか?」とよく質問されますが、これは粘土を乾かしている
ところです。

成形した後、ほどよく乾燥させて、次に「削り」の作業をして器は作ら
れていきます。
削りの時に出る削りかすは、捨ててしまわないで、それぞれの粘土の
種類ごとに用意してあるバケツに入れてもらいます。















バケツに溜まってきたら、水を加えて柔らかくします。
そして冒頭の写真のように板の上にならして乾かします。
一番左の粘土は、よい頃合いに乾いていました。
その粘土を練り直して、また使うことができるのです。














以前、陶芸の公募展のポスターに、こんなコピーが書いてありました。
「地球の一部を焼いちゃいました」

うむむ。
確かに器の元になる粘土は、地球を採掘して作られている。
縄文時代から陶器は作られていて、陶器に適した土は無限では
ありません。
窯業地のなかには、もう粘土が枯渇してしまったところもあります。
壺屋の 「育陶園」 の尚平くんも、土の確保が大変になってきたと
言っていました。
今ある資源を大切に、無駄なく使っていきたいものです。
もう少し、地球の一部を焼かせてください。

そのために、「再生」もこつこつと。


2014/03/03

もも
























あかりをつけましょぼんぼりに~

今日は桃の節句。
数年前に、友人のお母君が「吊るし雛」を作ってくれて、毎年
ひな祭りが近くなると飾ります。
ゆらゆらと揺れてとても可愛らしい。
時々、男雛と女雛がそっぽを向いていることがあるので、無理
やり向かい合わせにします。






















桃の花を生けた花器は、京都の陶芸の学校へ通っていたときに
作ったものです。友人との合作で、成形は私、模様と釉掛けは友人
です。
その友人は、宮城県塩釜市の出身で、東日本大地震のときに被災し、
避難所で暮らしたりしながら、仕事を探し、まだまだ大変な状況では
あるけれど、元気に生きています。
みどりちゃんの心にも、花が咲きますように。

ひな祭りということで、手まり寿司と、はまぐりのお吸い物に菜の花を
添えていただきました。
白ワインが合いますなぁ。