2015/12/29

きんつぎ




年の瀬が押し迫ってきましたね。

やり残したことはないか~と考えていたら、ありましたありました。


以前から頼まれていた「金継ぎ(きんつぎ)」する器です。

欠けてしまったり、割れてしまった器を、漆などを使って修復する技法です。


最初は本に載っていた、「エポキシパテ」を使う方法で行っていましたが、
食器には安全性としていかがなものか、と不安があったので、本漆を
使って行ったところ、見事に!漆でかぶれました…。

手袋をしていたので、直接漆には触れていないのですが、私はかぶれ易い
体質らしく、漆の甘~い香を嗅いだだけでかぶれた模様。

顔がぱんぱんに腫れて、かゆいし痛いし結構大変だったもので、
しばらく金継ぎから遠ざかっていました。

今回は、「エポキシパテでもいいから直して」とのことだったのですが、
やっぱりなんだかイヤ~と思っていたところ、陶芸教室の生徒さんから、
かぶれにくい漆があるとの情報を得て、探してみたら、ありました!




















それでも、完全にかぶれないということではないらしいので、今回も
マスクと手袋して挑戦しています。

うまく出来上がったらまた書きますね。

かぶれないといいな~。





2015/12/21

はなたば




二人展の時に、夏の個展の時にも素敵なアイシングクッキーを作って
来てくれた友人が、またもや可愛い作品を作ってくれました。


























『 祝 「touch」 』 って花束に描いてくれました。

























手乗りサイズなのに、このカゴの網目の細かさよ!

ひ~え~。

すごいなぁ。

もったいない気もいたしますが、心に焼き付けて、後はお腹に
入れまする。美味しくいただけるうちにね。


ありがとう!ようちゃん。




2015/12/20

びぼうろく





備忘録を書く前に、忘年会が続いて全て忘れそうになりますよ。
肝臓の方は今のところ大丈夫です。

二人展からもう1週間が過ぎて、毎日色々なことがあり、色々な人が
来て下さったな~と思い返すと、やっぱりあの二人の来場がびっくり
しましたよ。


尾中先生と、京都の陶芸学校の同窓生のこげつくんが、関西から
青春18切符ではるばる来てくれました。
来てくれることを知らなくて、その姿を見た時は幻かと思いましたよ。
いや~びっくりした。
でも嬉しかった!!

作品についてのあれこれの教えを乞いつつ、夜は呑みまくりましたヨ。
そして二人は翌日早朝帰って行きました。

本当にありがとうございました!!

25年ぶりに会う中学生時代の友人も来てくれて、懐かしい日々を
想い出したりしました。





















展覧会をすることは、ただ作品を見てもらい、時に購入していただく
だけではなく、人と人とを繋いだりする機会でもあるのかな~なんて、
来場してくださった方同士が次へ繋がる何かを話している場面を
見たりしてそう感じました。

楽しかったな。

みなさまありがとうございます!!

またお会いできるその時まで、よい器を作れるように日々過ごします。
























2015/12/16

りーす




横浜の山下公園内に係留されている「氷川丸」の船内は、入場料300円で
観覧できます。

その船内で、12月20日(日)まで「大リース展」が行われていて、いとこの子供が
作品を出しているというので見に行ってきました。


と、その前に、山下公園へ向かう道すがら、ばったり陶芸教室の生徒さんに
会い、コーヒーをご馳走になりつつお話しして一休み。
世の中狭いですねぇ。



そうして氷川丸に到着して、船内へ。






 
 
 
 
 
あ、ありました。いとこの子供の作品。
多肉植物のリース。
 
 
 
 
 
たくさんのリースがあって、なかなか見応えがありました。
 
氷川丸の中に入るのは20年ぶりくらいだけど、結構楽しかったなぁ。
また来よう。
 
 

 
 
 
氷川丸の船上から見るみなとみらい地区。
 
 
 
 
 

2015/12/14

たっち2



二人展 「touch」

昨日、無事終了いたしました。

師走でお忙しいのにも関わらず、お越しくださったみなさま、
本当にありがとうございました。

雨の降る日もありましたが、たくさんのかたに見ていただき、
嬉しかったです。

ギャラリーオオノの皆様にも、毎日気にかけていただいて、何事も
なく日々過ごせました。ありがとうございます。


そして市村さんに、大感謝です。ありがとうございます!





















二人展の備忘録をまた後程記していきますが、今日はこれから
忘年会なので、失礼します。

肝臓くん、付いてらっしゃい!




2015/12/10

たっち



はじまりました。

二人展「touch」


初日は晴天ナリ。

お越しくださったみなさまありがとうございます!
たくさんお話できてうれしかったです。

明日からも、冬の冷たくキリッとした空気の中、温かいお茶を
用意してお待ちしています。























けいこさん、素敵な写真を撮ってくれてありがとう。



以下はわたくしめが写した現場写真。
こちらは市村さんの写真作品。











































こちらは絵の作品。

青をじっと見ていると、向こう側へいってしまいそうな気持になるのです。






2015/12/04

ふたりてん



















12月になりましたね。
師走です。

二人展も、いよいよ来週と迫ってきました。

お忙しい時季ですが、お時間がありましたら、お立ち寄りください。



日時: 2015年12月9日(水)~13日(日)

     11:00~18:00(最終日は17:00迄)

場所:  GALLERY OHNO

     横浜市中区元町4-174



元町のメインストリートより、川側へ一本入った道沿いにあります。

9日(水)~11日(金)は終日
12日(土)、13日(日)は午前中のみ、会場に居ります。























2015/11/29

〇〇やき


















展覧会などで、「これは何焼ですか?」
と、聞かれることがよくあります。

いつも上手に説明が出来ないので、文章にして整理してみようと
思いました。



「〇〇焼」というのは、織部焼、志野焼のように、様式や技法から
言われるものもありますが、
信楽焼、益子焼、壷屋焼、有田焼などのように、焼物が焼かれた
産地の名前が付けられるものがほとんどです。

昔は流通が発達していなかったので、粘土が採れるところに焼物の
産地が生まれ、各地の粘土の特徴に合った焼き物が作られていき、
それぞれの特徴が出来てきました。

今は、流通も発達して、全国どこにいても粘土が手に入るように
なり、産地を離れたところで作陶している人も多くいます。

横浜で備前焼の作品を作っている人もいたり。
益子で織部焼を作っている人もいたり。


私のように、産地の特徴にも、様式の特徴(織部焼など)にも当て
はまらない制作をしているものは、使用している釉薬や、粘土、
技法で紹介しています。

例えば、冒頭の写真は「青磁氷裂釉(せいじひょうれつゆう)」を
使用していて、素地の表面に彫を入れている蕎麦猪口です。
ですので

「彫紋青磁氷裂釉蕎麦猪口」

などと長い漢字だらけの名前を付けたりします。




まあ、シンプルに「由起焼」としておこうかしら。





















2015/11/19

ゆうがけ








































素焼き後の器たち。

二人展のための器に、これから釉薬を掛けていきます。

釉薬の掛け方で器の出来が違ってくるので、慎重にでも大胆に
素早くね~ってなことで釉掛け中は写真を撮るヒマもなし。


そして本焼き!焼きが命。

無事に焼き上がりますように~。


2015/11/17

ししまい




















陶芸教室では、今、獅子舞作りが流行っています。

生徒さんが作った完成品を見て、作りたい!ということで、
皆さんで作りました。

陶芸の本に作り方が載っているので、その通りに作るのですが、
作る人によって違うのが面白い。
顔もそれぞれ個性があります。


完成品はこちら。



お正月に間に合いました。
これからの方は、旧正月には間に合うかな?



 
 
 

昔は家々に獅子舞が来て、子供のころは怖かった
 
そんな話を生徒さんとしながら、季節ごとの行事を大切にしたいなと
思ったりしました。
 
 
 
 
 

2015/11/16

ぬの





もーいーくつねーるーとーってな季節になってきましたよ。

先日、陶芸教室の近くの地区センターのイベントに行ってきました。
地区センターでは色々な教室が開かれていて、絵画やポーセラーツ、
キルトの作品などが展示されていました。

陶芸教室の生徒さんが、そこで和の布を使って小物を作る講座の
先生をされていて、同じく陶芸教室の生徒さんがその教室に通って
いる関係で見に行ってきました。

お正月飾りの展示で、来年の干支の猿や、鶴などおめでたい小物が
たくさん展示されていて、目に鮮やかです。





















「一富士 ニ鷹 三なすび」ですと言われて、はて?と思ったら、

「富士=フジりんご」 「鷹=鷹の爪」ですって。うふっ。






















かごめかごめ~



















獅子舞がいました~。
こちらは陶芸教室で作ったものです。
ご紹介はまた別の記事で。

古い着物の端切れを使っているということで、骨董市などを
廻って集めてこられるそうです。
生地がいいと出来上がりが全く違うとのことです。
和柄はやっぱりいいな~。

一針一針手で縫っていく。
そんな時間を過ごすって、豊かだなーと思いました。

現実は師走もバタバタ駆け抜ける~ってなもんです。



2015/11/09

ふたりてん


















二人展のお知らせです!

市村さんは、写真や絵などのモダンアート。
私は陶器の展示をいたします。


今回は、花器、蓋物、茶碗を中心に展示いたします。

只今制作中!



日時: 2015年12月9日(水)~13日(日)

     11:00~18:00(最終日は17:00迄)

場所:  GALLERY OHNO

     横浜市中区元町4-174



元町のメインストリートより、川側へ一本入った道沿いにあります。

9日(水)~11日(金)は終日
12日(土)、13日(日)は午前中のみ、会場に居ります。

師走のお忙しい時季かと思いますが、お時間ありましたら横浜・元町
散策も兼ねて、是非お立ち寄りください。

温かいお茶を用意しておきますよ~。


     

2015/11/05

あいしんぐ





中学時代からの友人が、こんな可愛いアイシングクッキーを作ってくれました。
ありがとう!

アイシングクッキーとは、焼いたクッキーの表面を、お砂糖や卵白を着色して
デコレーションしたクッキー。

ミンサー柄のお皿に載せてみました。



夏の個展の時も、こんなん作ってくれました。




















アイシングクッキーの講師の資格もとって、子育て中の慌ただしい日々の中、
腕を磨くべく色々なアイシングに挑戦しています。





















ミンサーのアイシングクッキーなんて、こんなに小さいのですよ。
すごいなぁ。

素材は違えど、もの作りの友。

いつかこの技を、たくさんの人に伝えられる場所ができるといいね。


もったいないけど、もう少し眺めたら食べよう。
身体の中に刻むのです。←なんて、美味しそうだから食べたいだけ。


いいよね?




2015/10/31

のうひん



















ブッチリア さんにご注文いただいていたパスタ皿が焼き上がりました!

無事に焼きあがったので、陶芸教室のオーナーと納品に行ってきました。
喜んでいただき、こちらも嬉しかったです。



そこで早速パスタをいただきました。



















きのことあさりのパスタ

























いわしとフェンネルのトマトパスタ


赤ワインとともに…。


料理を盛っていただくと、お皿も喜んでおるようです。
美味しかった~。



2015/10/29

かぼちゃ





















かぼちゃをいただきました。
北海道のかぼちゃで、「雪化粧」というらしい。
皮が白いですね。

玉ねぎとにんじんがあったので、ポタージュにしようと思い立ち、
玉ねぎを蒸し炒めしてにんじんかぼちゃと一緒に煮たのちに
ミキサーへ。

ほっこり優しいスープになりました。
冷やしても美味しいけれどこれからの時季は温かいといいなぁ。





















庵地焼きの明日香ちゃんが作った器にて、いただきます。






2015/10/24

おむれつ





















オムレツ…オムレツ

こうして字面を見るとなんだか不思議な言葉ですね。

オムレツにも色々あり。
ふわふわとろとろの、ホテルでシェフが作ってくれそうなもの。
子供のころ食卓に上っていた、玉ねぎと挽き肉を炒めた物を
薄焼き卵で包んだもの。

今回はスペイン風オムレツです。
スペイン語では「トルティージャ」と言います。

色々な具を入れることもありますが、私はシンプルに
じゃがいもと玉ねぎだけで作るものが好き。
これを「トルティージャ・デ・パタタス」と言います。「パタタ」は「じゃがいも」の
ことです。

じゃがいも2個と玉ねぎ2個をスライスして、オリーブオイルでじっくり炒め、
塩胡椒で味付け。
卵を4~5個かき混ぜ、冷ましたじゃがいもと玉ねぎを加えて、フライパンで
両面じっくり焼くだけ。
直径20cmくらいのトルティージャが出来ます。

冷めてもおいしく、むしろ冷めてからの方が美味しいくらい。

スペインのバル(軽食やお酒を出すお店)で、カットされたトルティージャや
生ハムを肴にビールやワインをいただく…。幸せだね~。


スペインにもまたいつか行きたいなぁ。



2015/10/20

ながざら





















こちらの長皿は、7月の個展の際一番人気で、ご注文も受けまして、
今回焼き上がりました。

サイズは 28cm × 11.5cm 
 


















最近は、カラフルなトマトがあるのですね。


秋刀魚の塩焼きや、お刺身を盛ってもいいかな。