2025/09/28

ふちゃぎ

 





9月の琉球料理講座は

「ゴーヤーンブシー」

「フチャギ」


「ンブシー」は炒めて出汁で煮て味噌を入れる調理法。

ゴーヤーは身体を冷やす作用があるので、初秋の今頃は(まだ暑いけど)

身体を温める効果のある味噌と合わせるのが良いということです。

薬膳の国際資格も持っている千明先生ならではの説明もためになる!


フチャギは十五夜のお供えもので、米粉で作ったお餅です。

今回は甘くせず、蒸しあがってから茹でた小豆をまぶします。























ゴーヤーにも種類があって、アバシゴーヤーがンブシーに向いている

とのこと。苦みが少ない種類です。























ゴーヤーと味噌を合わせるのはお家でもよく作ります。

ンブシーではないけれど、豚とゴーヤーと玉ねぎニンニクを入れて

味噌や黒酢で味付けします。なので、ゴーヤーと味噌が合うのは

経験済!

そこに出汁も加えられているので、さらに旨味が深い。


ふちゃぎはお赤飯のような味わいで、見た目はおやつの

ようですが、ゴーヤーンブシーをおかずにいただくご飯の

ような感覚でもりもりいただけました。



千明先生が作ってきてくれた冬瓜と鳥の手羽元のスープと

パイナップルとシークワーサーのゼリーとともにいただきました。


身体が喜ぶ料理をいただきました🎵





2025/09/24

みそ

 






味噌仕込みました。


やっぱり焼き物の甕で仕込みたくて、石見焼(島根県)吉田窯の甕を

手に入れました。自分で作っても良いのですが、優れた工芸品を

身近に置いて使うのも幸せ。



ずっとお世話になっている小泉麹屋さんの大豆と麹を取り寄せして、

大豆を煮ることから始めます。


北海道産大豆を、じっくりコトコト5時間くらい煮て、指でつぶれるくらい

柔らかくしていきます。







いつも米麹のみの仕込みですが、どうも注文の時に違うものを

ポチッとしていたらしく、今回は米麹と小麦麹のブレンドです!

小麦麹は緑色なんだな~。菌が違うのだな~。








煮あがった大豆を潰して、塩切した麹と混ぜます。









大豆を潰すのは結構重労働。流れる汗が入らないように気を付けました。

いい塩加減?いや、カビが生えそう😂




















空気が入らないようにして、甕に入れます。

約半年、目には見えない菌たちが働いてくれるのをじっと待つのみ。

時間がかかるけど、その時間ごと楽しみ🎵


カビるんるんがあまり生えてこないように祈ります。



2025/09/20

おり

 






次の織物に取り掛かっています。

しばらくは、織物の基本を身に付けようと最初から最後までを

短い期間で繰り返すために、織には凝らずに平織でランチョンマットなど

さほど長さが必要ないものを織っていきます。


機に経糸をセットするまでがたくさんの工程があって、

覚えられない!

毎回初めて~って脳が反応する。

こんなことしましたっけ?

と先生に聞いたりして。


呆れずに根気強く教えてくださる先生に感謝です。






















暑い日が続いているので選ぶ色も涼し気に。

今回はチェック柄で織ります。


何度繰り返したら覚えられるかな~?

そして、基本を覚えてからが長い道のりです。

陶芸もしかり。

全ての道は基本から!





2025/09/16

ぎんこう

 





今月の吟行は、具志川ビーチにひっそりと佇む

「浜千鳥」の歌碑を訪れました。



ティーダカンカンの浜辺にはモモタマナの木が植えられていて、

涼しい日陰を作ってくれていました。

木陰なので暗くて見えにくいですが、こう刻まれています。


「旅や浜宿り  

   草の葉と枕

    寝ても忘らゝぬ

     我親のおそは」


この琉歌を詠んだのは琉球王朝時代の士族、伊波里主で、

汚職事件に巻き込まれて失脚してこの具志川赤野の浜に隠棲していた

ということです。首里にいる親御さんのことを想い詠んだ歌。


その後人々に伝えられ、二番以降の歌詞とメロディが付けられ

「浜千鳥節」となり歌い継がれています。







浜辺に降りて蟹を眺めたりしつつ、それぞれ句作します。


その後浜比嘉島に移動してアマミチューの墓に参ります。













アマミチューは琉球開闢の神と言われていて、浜比嘉島では

シルミチューと対になって祀られています。







海もきれい!





その後、海中道路の海の駅にて句会を行いました。