今日は平和のお話ではなく、テストピースのお話です。
写真は陶芸教室で使っている釉薬の、色見本(テストピース)です。
使用している土、釉薬、焼成方法ごとに黄色いテープで区切って
あります。
「酸化」、「還元」というのは「焼き方」
「新並コシ」「赤7号」というのは「土の種類」
真ん中に書いてあるのが釉薬の種類です。
使う土によって、同じ釉薬でも色の出かたはこれだけ違います。
テストピースの形は色々ありますが、こちらでは小さな器の形をして
います。ぐい呑みにも使えそう。
小さな器の形だからこそ、本番の器に釉薬を掛けた時のイメージを
しやすく、釉薬の流れ具合や溜まり具合も分かりやすいのではない
かなっと思いこの形にしました。
同じ土、同じ釉薬を使っても、焼き方でこれだけ違います。
このテストピースを参考に、生徒さんは釉薬を掛けていきますので、
新しい釉薬を使う時にはテストピースを作ったり、2つの釉薬を
重ねて掛けたりする時にはテストしたりと、完成形はありません。
生徒さんの中には、「自らの作品でテストする!」という強者も
いらっしゃいます。
窯から出す時のどきどきすることよ。
釉薬については、一生勉強だなぁ。