2015/11/29

〇〇やき


















展覧会などで、「これは何焼ですか?」
と、聞かれることがよくあります。

いつも上手に説明が出来ないので、文章にして整理してみようと
思いました。



「〇〇焼」というのは、織部焼、志野焼のように、様式や技法から
言われるものもありますが、
信楽焼、益子焼、壷屋焼、有田焼などのように、焼物が焼かれた
産地の名前が付けられるものがほとんどです。

昔は流通が発達していなかったので、粘土が採れるところに焼物の
産地が生まれ、各地の粘土の特徴に合った焼き物が作られていき、
それぞれの特徴が出来てきました。

今は、流通も発達して、全国どこにいても粘土が手に入るように
なり、産地を離れたところで作陶している人も多くいます。

横浜で備前焼の作品を作っている人もいたり。
益子で織部焼を作っている人もいたり。


私のように、産地の特徴にも、様式の特徴(織部焼など)にも当て
はまらない制作をしているものは、使用している釉薬や、粘土、
技法で紹介しています。

例えば、冒頭の写真は「青磁氷裂釉(せいじひょうれつゆう)」を
使用していて、素地の表面に彫を入れている蕎麦猪口です。
ですので

「彫紋青磁氷裂釉蕎麦猪口」

などと長い漢字だらけの名前を付けたりします。




まあ、シンプルに「由起焼」としておこうかしら。





















2 件のコメント:

  1. スキーに行って逆パンダになっちゃったぁ~

    あ、そりゃぁユキ焼けかぁ
    顔の方、更新しちょいたけぇ要チェックじゃど

    返信削除
    返信
    1. うちなーから帰ってきて寒いっって思っていたところに、追い打ちをかけたわね~。ぶるぶる。

      顔の更新いつもありがとう!

      削除