宮本輝さん小説「水のかたち」を借りて読んだのは、
もう2~3年前ですが、お返しした後に文庫を本屋で見つけて購入し、
また読み返し、今でも心の中で物語が生き続けています。
あらすじは、平凡な暮らしをしていると思っていた主人公の主婦が、
50歳の誕生日に、近所の喫茶店が閉店するので、店に置いてあった
古い文机と、鼠志野の茶碗と、朝鮮の手文庫をもらい受けたことから
人生が開いていく…
ざっと言うとこんな感じなのですが(ざっと過ぎる…)、
そこからの人との出会いや、縁が喜びに満ちていて、読んでいると
心が明るく透明になっていくようです。
「石に一滴一滴と喰い込む水の、遅い静かな力を持たねばなりません」
水は形を変えて流れ、波打ち、溜まり、潤し、沁み込み、存在する。
主人公の人生も、出会いによってどんどん変化していきます。
文庫は友人に贈りましたが、また読みたくなってきたから買おうかな~。
何度も読みたくなる物語です。
物語の中で出てくる食べ物に、無性に惹かれることってありません?
ギャートルズの骨付きの、かぶりつくと伸びるあの肉とか。
作れそうなものは、作ってみることもあります。
「水のかたち」に登場する「キュウリサンド」は2回作りました。
正解の味が分からないけれど、毎回美味しい。
「胡瓜を薄く切って、塩揉みして、しばらくして水気を切って、それを2回くりかえして、
そのまま冷蔵庫に朝まで入れておく」
「サンドイッチにするとき、もういっぺん水を絞って、トーストパンにはさんでおしまい。それだけ」
「コツは水気を切るときに満身の力をこめてしぼること」
パンに薄くマヨネーズを塗ってもいいらしい。
やっぱりキュウリ、好きだな。
確かに昔はきゅーりサンドイッチはよぉ作っちょったし好きじゃった
返信削除正しいパン、正しい胡瓜,正しいマヨネーズ、正しいバター、正しい胡椒のことぉ考えると
なかなか貴重な高級な喰いもんになっちまったぜ
今日、8枚目完成真近まで進捗
正しいものをいただこうとすると、ホントに貴重で高級になってしまうよね。今回は正しいパンではなかったよ…。
削除おお!進んでいるんだね。
どんなネェネェの笑顔なんだろー。