2017/07/14
ひな
陶芸教室での制作は、器だけではありません。
季節の行事に沿った置物を作ることもあります。
昨年は、端午の節句の兜や、クリスマスツリーや干支の酉の
置物などを作りました。
そうしているとあっという間に時が過ぎ、お雛様を作る時間が
無かったので、今年は次の桃の節句に備えてまずは見本を
作ろうと思い立ちました。
生徒さんと一緒に作る前に、一度試作することにします。
窯焚きの時期の調整などから、今のうちから作らないと間に合わないのです。
パリコレ並みね!季節を先取り。
ん~、季節感無いけれど始めましょう。
型紙を作って、十二単の雰囲気が出るように3mmの厚さのタタラを
3枚重ねることにしました。
それを少しずらして重ね、ヒビ割れないように濡らした手ぬぐいに
包みながら曲げていきます。
使う粘土の性質にもよりますが、こうしてヒビが入りやすい粘土なので、
ゆっくり曲げて、ヒビが出来てしまったら、指でやさしくなでてあげます。
そしてさらに折りたたんで着物の部分を作ります。
頭を付けて、着物の部分に印花を押して模様にします。
このあたりで気が付けばよかったのですけれど、
最初は女雛から作ろうと思っていたのですが、途中でなぜか
方向転換して男雛になっていました。
出来上がって、生徒さんに「十二単の雰囲気が出てませんか!?」
と意気揚々とお尋ねしたら、
「え…、男雛って、十二単を着ていませんよね…。」
はぅあっ!!!
言われてやっと気が付きました。
オーナーには、「オネエみたいですよ」、と言われ、
確かにそうだ…と アホ~アホ~と頭の中でカラスが
飛びました。
遥か昔にも、女装した男性は居たのではないだろうか。
オーホホホホホ。
はい。作り直します…。
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