2023/06/11

ききて

 







急須の組み立てをしました。


接着する場所を間違えたわけではありません。


左利き用の急須も作りました。



でもって、ちょっと取っ手が大きく思われるかもしれませんが、

持った時に、本体に手が触れないようにと考えてます。

熱くないように。




昔は左利きの人は、右利きになるように矯正されていたよなぁ。



焼物の世界では、産地によってろくろの回転が違います。

例えば沖縄の壺屋や丹波立杭などは左回転

京焼、瀬戸、備前焼などは右回転などなど。



京都の先生方に学んだ私は右回転です。

ですので、主となる手は左手です。

回転に対する抵抗を最小限にするために、

左側で作業をすることになるので左手が要なのです。

普段は右利きであるので初めはぎこちなかったですが、

今となっては左手でしか出来ない作業があります。


最初に学んだ場所、師匠によって回転が決まり、その後はもう

逆の回転での作業は難しいです。

刷り込みですね〜。


ちなみに壺屋焼の中でも唯一育陶園は、

瀬戸で修行した忠さんの代から右回転です。







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