2024/02/15

なーじゅーしー

 




















旧暦一月七日はなーじゅーしー


新暦で一月七日に「七草粥」を食べる習慣がありますよね。

沖縄ではナンカノシク(七日の節句)に「なーじゅーしー」


七種類の決まった野菜ではなく、その時に採れる旬のものを入れたお粥にします。


そんな「ナージューシー」と「ナットゥンスー」というお菓子の作り方を

教えてもらえる講座に参加してきました。


場所は石嶺食堂 講師は千明さん





















琉球薬草探究会の須田ひとみさんとともに企画された講座で、

島根県より沖縄に移住された須田さんの、本州と沖縄の野草の違いなどの

お話もあり、千明さんの薬膳の知識も含まれたお話も楽しく、調理過程を

見学していました。
























レシピを見るだけでは分かりずらい所も、目の前で調理してくれているので

とても分かり易く、後でお家で作る参考になります。

この日のナージューシーには、フーチバー(ヨモギ)、イーチョーバー(ういきょう)

ハンダマ(水前寺菜)、サクナ(長命草)、雲南百薬、デークニーバー(大根葉)

カンタバー、チデークニー(島にんじん)、黒にんじん、そして豚出汁とカツオ出汁、

豚三枚肉が入ります。野菜タップリ!





ナージューシーをゆっくりコトコト炊いている間に、もう一つの

「ナットゥンスー」のデモンストレーション。























もち粉に味噌やピーナッツバター、八重山のコショウヒハツ(ピパーチと言ったりもする)

などを混ぜ、生落花生をトッピングして月桃の葉の上に乗せて蒸します。


味噌やヒハツが身体を温める作用があります。

暦の上では春とはいえ、まだ寒い(沖縄でも少し寒い日があります笑)

この時期にピッタリ。























こちらは蒸す前のナットゥンスー。





そうこうしているうちにナージューシーが炊きあがりました。





















ハンダマや、黒ニンジンの色が出て、きれいな紫。

豚の出汁とカツオ出汁のいい香り〜。





















ナットゥンスーも蒸しあがり、試食タイム♪




















お出汁と野菜のうまみと豚、塩加減も調和していてとっても美味しかったです!

ナットゥンスーもほんのり甘くてヒハツの良い香り。

食べてすぐに身体がぽかぽかしてきました。


薬膳茶も淹れていただき、身体も心も満足でした。























お家でも早速作ってみよう。



楽しく実になる講座をありがとうございました!




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