2015/11/29

〇〇やき


















展覧会などで、「これは何焼ですか?」
と、聞かれることがよくあります。

いつも上手に説明が出来ないので、文章にして整理してみようと
思いました。



「〇〇焼」というのは、織部焼、志野焼のように、様式や技法から
言われるものもありますが、
信楽焼、益子焼、壷屋焼、有田焼などのように、焼物が焼かれた
産地の名前が付けられるものがほとんどです。

昔は流通が発達していなかったので、粘土が採れるところに焼物の
産地が生まれ、各地の粘土の特徴に合った焼き物が作られていき、
それぞれの特徴が出来てきました。

今は、流通も発達して、全国どこにいても粘土が手に入るように
なり、産地を離れたところで作陶している人も多くいます。

横浜で備前焼の作品を作っている人もいたり。
益子で織部焼を作っている人もいたり。


私のように、産地の特徴にも、様式の特徴(織部焼など)にも当て
はまらない制作をしているものは、使用している釉薬や、粘土、
技法で紹介しています。

例えば、冒頭の写真は「青磁氷裂釉(せいじひょうれつゆう)」を
使用していて、素地の表面に彫を入れている蕎麦猪口です。
ですので

「彫紋青磁氷裂釉蕎麦猪口」

などと長い漢字だらけの名前を付けたりします。




まあ、シンプルに「由起焼」としておこうかしら。





















2015/11/19

ゆうがけ








































素焼き後の器たち。

二人展のための器に、これから釉薬を掛けていきます。

釉薬の掛け方で器の出来が違ってくるので、慎重にでも大胆に
素早くね~ってなことで釉掛け中は写真を撮るヒマもなし。


そして本焼き!焼きが命。

無事に焼き上がりますように~。


2015/11/17

ししまい




















陶芸教室では、今、獅子舞作りが流行っています。

生徒さんが作った完成品を見て、作りたい!ということで、
皆さんで作りました。

陶芸の本に作り方が載っているので、その通りに作るのですが、
作る人によって違うのが面白い。
顔もそれぞれ個性があります。


完成品はこちら。



お正月に間に合いました。
これからの方は、旧正月には間に合うかな?



 
 
 

昔は家々に獅子舞が来て、子供のころは怖かった
 
そんな話を生徒さんとしながら、季節ごとの行事を大切にしたいなと
思ったりしました。
 
 
 
 
 

2015/11/16

ぬの





もーいーくつねーるーとーってな季節になってきましたよ。

先日、陶芸教室の近くの地区センターのイベントに行ってきました。
地区センターでは色々な教室が開かれていて、絵画やポーセラーツ、
キルトの作品などが展示されていました。

陶芸教室の生徒さんが、そこで和の布を使って小物を作る講座の
先生をされていて、同じく陶芸教室の生徒さんがその教室に通って
いる関係で見に行ってきました。

お正月飾りの展示で、来年の干支の猿や、鶴などおめでたい小物が
たくさん展示されていて、目に鮮やかです。





















「一富士 ニ鷹 三なすび」ですと言われて、はて?と思ったら、

「富士=フジりんご」 「鷹=鷹の爪」ですって。うふっ。






















かごめかごめ~



















獅子舞がいました~。
こちらは陶芸教室で作ったものです。
ご紹介はまた別の記事で。

古い着物の端切れを使っているということで、骨董市などを
廻って集めてこられるそうです。
生地がいいと出来上がりが全く違うとのことです。
和柄はやっぱりいいな~。

一針一針手で縫っていく。
そんな時間を過ごすって、豊かだなーと思いました。

現実は師走もバタバタ駆け抜ける~ってなもんです。



2015/11/09

ふたりてん


















二人展のお知らせです!

市村さんは、写真や絵などのモダンアート。
私は陶器の展示をいたします。


今回は、花器、蓋物、茶碗を中心に展示いたします。

只今制作中!



日時: 2015年12月9日(水)~13日(日)

     11:00~18:00(最終日は17:00迄)

場所:  GALLERY OHNO

     横浜市中区元町4-174



元町のメインストリートより、川側へ一本入った道沿いにあります。

9日(水)~11日(金)は終日
12日(土)、13日(日)は午前中のみ、会場に居ります。

師走のお忙しい時季かと思いますが、お時間ありましたら横浜・元町
散策も兼ねて、是非お立ち寄りください。

温かいお茶を用意しておきますよ~。


     

2015/11/05

あいしんぐ





中学時代からの友人が、こんな可愛いアイシングクッキーを作ってくれました。
ありがとう!

アイシングクッキーとは、焼いたクッキーの表面を、お砂糖や卵白を着色して
デコレーションしたクッキー。

ミンサー柄のお皿に載せてみました。



夏の個展の時も、こんなん作ってくれました。




















アイシングクッキーの講師の資格もとって、子育て中の慌ただしい日々の中、
腕を磨くべく色々なアイシングに挑戦しています。





















ミンサーのアイシングクッキーなんて、こんなに小さいのですよ。
すごいなぁ。

素材は違えど、もの作りの友。

いつかこの技を、たくさんの人に伝えられる場所ができるといいね。


もったいないけど、もう少し眺めたら食べよう。
身体の中に刻むのです。←なんて、美味しそうだから食べたいだけ。


いいよね?