ギャラリーはしごの続きです。
最初に銀座の阿曾美術を訪れて、
「
平松麻 原画展」を観ました。
文芸誌 「MONKEY」 に掲載された、村上春樹さんの
文章のために書かれた挿画の原画です。
村上春樹さんが、昨年「ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞」を
受賞した時に、デンマークを訪れてスピーチした文章です。
私は10年前くらいから、「村上主義者」なので(巷で言う
『ハルキスト』という言い方をしない)、会場で販売していた
「MONKEY」を購入して、電車の中で読み耽りました。
会場で先入観なしに観ていた絵画と、内容がしっくりと
心に染みました。
光と影が印象的な絵画は、静かなようで、奥底にマグマが
たぎっているような、強いイメージを受けました。
村上春樹さんの文章とともに掲載されている、
アンデルセンの「影」という短編の挿画が、とても印象的でした。
こちらも平松麻さんの絵画です。
アンデルセンといって思い浮かぶのは童話でしょうか。
けれど、「影」はざらりとした手触りの、ひたひたと迫ってくる
恐怖を感じるような、深く暗いお話です。
「影を生まない光は、本物の光ではありません」
「MONKEY」読みたい方はお貸ししますよ~。
はしごは以上!
え?2軒だけかって?
作品観る時は結構エネルギー使うので、2軒までが
限界なのです。
呑み屋だったらもう一軒!てところでしょうけれど。
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