東京国立近代美術館 で 5月21日(日)まで開催されている
「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」
に行ってきました。
樂家初代長次郎が、千利休とともに作り上げた樂茶碗と、
一子相伝で450年前から現代まで続く歴代の吉左衛門たちの
樂茶碗や香炉などが展示されています。
歴代の人が、その当時の時世や流行を感じて、長次郎の精神性を
芯に置きながらも相当工夫したり苦心したりして作ってきたのだろうなぁ。
性格も出ている気がする。知らんけど。
うまいな~って人もいるし、そうでもないな~って人もいるし(エラそうに)
これだけの樂茶碗が並んでいると楽しいです。
本阿弥光悦の茶碗 「雨雲」 (重要文化財) も展示されていたのですが、
前に見た時には感じなかった雨の音が聴こえてきました。
これだけの茶碗が集まっているのだから、茶碗同士が呼応して、
見えない「気」のようなものを出しているのだろうな。
展覧会に行く前に、陶芸教室の生徒さんに教えてもらっていた
出口にあるこの茶碗。
こちらは、長次郎の「万代屋黒」という黒樂茶碗を、3Dスキャンして、
そのデータをもとに複製したものだそうです。
素材はアルミ合金で、メッキ加工したもの。
重さは、素材の違いにより、粘土で作ったものより200g重いです。
もとの「万代屋黒」の重さは 317g
実際手に取って鑑賞できるということなので、こねくりまわして
きました。
やっぱり、実物を触ってみたいものですね~。
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