2018/03/13

てびねり





久しぶりに手びねりで器を作ってみました。


まずは底になる粘土を伸ばして、その上に粘土の縄を作って

乗せていきます。


今のようにろくろが電気で動くようになる前は、こうして縄を作って重ねていき、

器を作っていたのです。

縄文時代に土器を作っていた手法ですが、器つくりの基本の「き」です。



縄の太さは均一にね。





土台の上に縄を乗せていきます。






土台の粘土を縄の方に伸ばして、しっかり接着していきます。

一段積んだらその上にまた縄を一段積んで、伸ばしてを繰り返して

高さを出していきます。







自分の欲する高さまで積んでいきます。








口を閉じていって、形を整えます。


これは花器ですが、置いてもよし、壁に掛けてもよしというものに仕上げて

いきたいと思っています。


少し乾いたら周りを削ります。


手びねりも楽しい~。



陶芸の生徒さんで、

「電動ろくろで器が作れないと、陶芸をやっていることにならないから、

ろくろをマスターしたい!」

という方がいらっしゃいますが、この手びねりこそが

陶芸の始まりなので、この楽しさも存分に感じて欲しいです。



電動ろくろを自由に使いこなせることも、楽しみではありますけれど。

電動ろくろも陶芸の一つの手法であるということだけです。



なにはともあれ、楽しんで作りましょう!








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