先日、高校茶道部の生徒さんが陶芸体験にきてくださった時に
作られたお茶碗を削り、ほどよく乾燥させました。
今回の仕上がりは「粉引(こひき)」にしたので、これから
白化粧土を掛けていきまーす。
「粉引」という技法は、朝鮮から伝わったもので、当時白磁が
貴重だった時に、白い器に憧れて赤土に白い粘土を溶かしたものを
掛けて表面が白くなるように作ったもので、粉が吹いたような
仕上がりになったために、「粉吹き」とか、「粉挽」などと
呼ばれるようになって定着していったと伝えられています。
素焼き前の生の素地に掛けていくので緊張します。
下手すると素地が崩れてしまうこともあるのです。ひ~~。
よく攪拌して、どんぶりと化粧土を掛けていきます。
生ですから、手早く!
手がスケキヨのようになっても気にしていられません。(古い)
はい、無事に掛け終わりました。
タイミングが大切で、器の乾燥具合や、化粧土の濃度、その日の天候にも
左右されます。天気の良い日の昼間が一番良いのです。
化粧土を掛け終わった器は、日陰の風通しのよい所でしばらく乾燥させます。
崩れずに無事だったのでホッとしました。
これから素焼きをして、透明釉を掛けて本焼きです。
まだまだ工程は続く~。
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