2018/08/06

えらぶ





73年前の今日、広島に原爆が落とされました。

安倍首相は、広島市で開かれた平和祈念式典で挨拶されたそうですが、

「核兵器禁止条約」のことには触れなかったとのこと。

日本はこの条約に、核兵器保有国と共に参加していません。

政治上の問題や、核保有国と非保有国との溝が一層深まる懸念がある、

などそれらしい理由をつけていますが、どうなんでしょう。





最近は沖縄に関する書籍を色々と、図書館で借りて読んでいたのですが、

先日、いつも私にたくさんの気付きをもたらす本を贈ってくれる人が、

また新しい本を贈ってくださいました。良い本をありがとうございます。





「神に守られた島」   中脇初枝 著


第二次世界大戦末期の沖永良部島を舞台にしたお話です。

島に生きるマチジョーと言う少年の目を通して、戦争のこと、

家族のこと、集落の人々との交流が語られています。


題名の「神」とは、特攻でアメリカの軍艦に突撃して命を落とした

兵隊さんのことで、戦時中、その人たちは「軍神」と

呼ばれていたことから、沖永良部島の上空を沖縄へ目掛けて

飛んで行く特攻機を見てマチジョーが「この島は守られている」と

思っていることを表しています。



後半、マチジョーはその人たちが「神」ではなかったと気が付くの

ですが、読んでいてたくさんの箇所で涙そうそうとなりました。



絶対に、もう二度と戦争はしてはならない!!

世界中でいまだに続いている戦争がなくなりますように。



えらでぃえらばらぬえらぶ島(選んでも選べない永良部島)




一人一人が選んでいくことが大事。

しっかり目を開いて、耳をそばだてて、考えなくてはならないです。








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