20年近く前に初めて読んでから、何度か読み返している
沢木耕太郎さんの「深夜特急」
著者が26歳の時、仕事を辞め、インドのデリーからイギリスのロンドンまで、
乗り合いバスで行ってみたいと思い立って旅を始めて、途中の香港や
マカオで思わぬ長居をしてしまったりと、一年以上に渡る旅の詳細を
描いた紀行小説です。
久しぶりにまた読みたくなって、旅をしている。
いまだに旅のバイブルとして読まれ続けていて、
累計で500万部突破したらしい。
この本を読んだ後、28歳の時に仕事を辞めて住み慣れた場所からも離れて
京都の陶芸の学校へ行った。
なんだか私にとってはそれが一つの「旅」で、今でもその旅は続いている
ような気がする。
今読んでも全く色褪せていない。
沢木さんが旅をした時から50年近く経っているにも関わらず。
その時より、今は便利になったというけれど、本当にそうかな?
何処へ行っても携帯電話ですぐに検索できて、誰とでもすぐにつながって、
移動する手段もどんどん速度を増して。
「旅」のことを今だからこそ想い巡らせたりします。
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