2021/03/31

いよさぬき

 





今年も桜は見事に咲いていますね。

これからどんどん北上していくのでしょう。



今年は伊予と讃岐まで、桜を求めて行きました。




















二日目は一日中雨(雨女)となりましたが、

まぁ、雨に濡れた桜もまた美し。



旅の記憶はまた今度。




2021/03/27

にねんごの

 



丁度二年前に読んだ

宮本輝さんの「田園発 港行き自転車」


富山と京都と東京を舞台にした小説ですが、

先日富山を訪れて、もう一度読みたいと思いました。


まだ上巻の途中ですが、先日訪れた富山の地名が出てきたり、

また楽しめます。


内容をほとんど忘れているっていうこともあり(笑)



でもちょっと、2年前と感じ方が変わっているような気がして、

本を読み返すのも面白いなって思います。


富山の風景など、描き方がとても素敵で、また旅したくなるのです。





2021/03/23

とやまこう

 

























旅の最終日は、用事を済ませてくる友人との待ち合わせまで、

一人でぶらり散歩。



富山駅から路面電車にのって25分程の終点の駅、

「岩瀬浜駅」から5分くらい歩くと港が見えてきました。


港の側の展望台に昇って、富山港を眺めていました。






















富山湾の中央に位置する富山港は、今でも中国、ロシア、韓国などとの

貿易の拠点港として活躍しています。






















ロシアへ向けた中古車をみっしりと積んだ船が停泊していました。




港からほど近く、江戸時代に北前船で繁栄した廻船問屋の建物が

保存されている街並みを行き、内部公開している

北前船廻船問屋「森家」を訪ねました。























今の建物は明治十一年に建てられたものです。






















こちらは「オイの間」と言って、商談をする部屋です。


設えにとても凝っていて、この畳敷も洒落ています。

運河を表しているのですってー!

こんな敷き方見たことない。



























そしてこちらの半畳は、通常のものと違う切り方ですよね。

縦に長く切ることによって、「長く繫盛(はんじょう)しますように」

という意味が込められています。
























この中庭を望む窓も、柱が無くてもピタッと角で合うように

宮大工さんが作っています。






















廊下の板は松の木で、過度の合わせが「入」と言う字になっています。




















これは、たくさんお客様が入りますようにという意味だそうです。

ま、お金のことでもありすな。



まだまだ見えないところに色々な贅をつくした設えがあって、

この時ただ一人だった来館者の私に、係りの方がたっぷりと教えてくれました。

楽しかった~。



隣接する「馬場家」も見学させてもらい、往時の活気を想像しつつ、

港を後にしました。




富山港展望台(冒頭の写真)の形は、近くにある荒木町金刀比羅社の

境内に建つ「常夜燈」をモデルにされています。

北前船の時代は、常夜燈が灯台の役目を果たしていたと言われていて、

船の安全と港の繁栄を願う思いを込めて昭和60年に建設されました。




いつの時代も、無事の航海を祈る気持ちに変わりはありませんね。




2021/03/22

きときとの

 





翌日は新潟から富山へ移動!


富山に暮らす友人に会いに行きました。



新潟は南北に長いので、なかなかの時間が掛かります。





















新潟市内を抜けてしばらく行くと、この雪景色。


そしてまたしばらく行くと




















日本海の間近を走って、このような駅を過ぎて行きます。

























そしてまた、妙高高原のあたりで雪景色。


ようやっと富山駅に着くと、冒頭の写真のように街並みの向こうに

立山連峰が聳え立っていました。


その景色が見渡せる高台に、友人が連れて行ってくれました。

3000m級の山々が雪を湛えて街並みのすぐ側にある景色って、

見たことあります?


美しくて、言葉を失くします。



と言ったら文学的ですが、実際は「サイコー!!」

「イイネー!!」「素敵ぃーー!!」

と連呼していました。(語彙の乏しさよ)





















「世界一美しいスタバ」

と言われている店舗の一つ。合成写真ではないですよ。



「世界一」とか「日本一」とか言われていることや、モノって、

たった一つではなくて、選ぶ人によっていくつも存在して

それで良し  と思います。




夜は友人が予約してくれたお店で、キトキトの魚など、

美味しい美味しいものをいただきました!

ありがとう~💓




















ホタルイカに鰆(サワラ)、カワハギに、イカタコイワシ。

富山湾は天然の生け簀   とは言い得て妙。





キトキト・・・富山の方言で「新鮮な」ということ






2021/03/19

あんちやき

 





新潟の阿賀野市にある「庵地焼」の窯元は、友人家族で営んでいます。


今も蹴ろくろで器を作り、土作りから全て手作業でしています。




















陶芸の学校で出会った友人に会いに行こうと、昨年末におなか先生と

友人と盛り上がり、計画を実行いたしました!




久しぶりに訪れたろくろ場は、変わらず北向きの少し弱い光が

差して、この一定の光のもとでろくろを廻している陶工である

友人や、お母様、伯母様、妹さんの姿を想像させるのです。
























30年振りに登り窯を復活させるため、空焚きをするという時に

手伝いをさせてもらったことがあります。

それが、もう12年前。

それから毎年窯焚きをしてきたそうです。




窯の傷みが激しくなってきていて、これからどうするかという所

だそうですが、窯場はシンとした空気が満ちて、良い気を感じられます。





















窯の内部は薪による灰や炎によって美しい色に変化しています。























ここで採ってきた土を水簸して、器を作れる状態まで持っていく作業も、

人の力でしています。重労働なんです。



写真では紹介しきれない、月日の重みと人々の想いと土の力が、

この場に居るだけでひしひしと感じられるのです。




日々使うための、手に馴染む、力のある器があります。





2021/03/13

さくらさく

 


沖縄の一番桜






「桜前線」とか「桜開花予想」とか

この国の人々は桜をどんなに待ち焦がれているの。

桜はなんだか特別扱いですよね。



東北地方の方々が、「春」を待ち焦がれている気持ちを

口々に表している映像を見ました。


「春はいいよ~」

「楽しみだな~」

なんだか涙が出ました。


あの大きな地震から10年という年月が過ぎたこの日々の中で見たからかな。



雪国の冬は、色も、音もないと雪国の人は言っていました。

空は灰色で、雪が降り積もった大地は白で、雪が音を吸収して、静か。



だからこそ、春が訪れると、花が咲き、鳥が啼く声、

雪が解けて川の流れの音が聞こえて、きっと、山も笑うのでしょう、

そのことを強く感じると言っていました。



温暖な地方(静岡県)に生まれ育った私でも、春を恋い焦がれるのですもの。


北国の人々の想いの深さやいかほど~。



桜が咲くのは、

春が来るのはもうすぐ!




2021/03/09

ゆきやなぎ

 




本当に、笑っちゃうほど、「三寒四温」ですね。


昨日はとっても寒かったのですが、本日は暖か。

明日は20度近い気温になるとか!?



こうして少しづつ、確実に春に向かっているのですね。


河川敷の雪柳、今年も咲き乱れていました。





















2019年の台風で、この河川敷も濁流にのまれましたが、

こうして草花はまた花を咲かせるのです。







雪のように見えます。



春の訪れを伝える花は白い花が多くて、それから黄色、桃色・・・

そして百花繚乱の時を迎えるのです。


あ~、楽しみ!






















沈丁花もよい香りを届けてくれています。


梅は~咲い~たか  桜~はまだかいな~♪


2021/03/05

やきあがり

 





窯出ししました。


無事に焼きあがってホッとしました~。






















桜の花びらもほんのり色付いて焼き上がり!





















半磁土シリーズで、こちらも人参の絵付けがいい雰囲気。
























水紋のような絵付けが素敵な、これも半磁土。
























搔き落としの技法で作った白黒反転の器。























いつも新たな挑戦をしている作品。




他にもまだまだ素敵な作品がたくさんあります。




まずは無事に焼きあがってホッと安心♪