2021/03/23

とやまこう

 

























旅の最終日は、用事を済ませてくる友人との待ち合わせまで、

一人でぶらり散歩。



富山駅から路面電車にのって25分程の終点の駅、

「岩瀬浜駅」から5分くらい歩くと港が見えてきました。


港の側の展望台に昇って、富山港を眺めていました。






















富山湾の中央に位置する富山港は、今でも中国、ロシア、韓国などとの

貿易の拠点港として活躍しています。






















ロシアへ向けた中古車をみっしりと積んだ船が停泊していました。




港からほど近く、江戸時代に北前船で繁栄した廻船問屋の建物が

保存されている街並みを行き、内部公開している

北前船廻船問屋「森家」を訪ねました。























今の建物は明治十一年に建てられたものです。






















こちらは「オイの間」と言って、商談をする部屋です。


設えにとても凝っていて、この畳敷も洒落ています。

運河を表しているのですってー!

こんな敷き方見たことない。



























そしてこちらの半畳は、通常のものと違う切り方ですよね。

縦に長く切ることによって、「長く繫盛(はんじょう)しますように」

という意味が込められています。
























この中庭を望む窓も、柱が無くてもピタッと角で合うように

宮大工さんが作っています。






















廊下の板は松の木で、過度の合わせが「入」と言う字になっています。




















これは、たくさんお客様が入りますようにという意味だそうです。

ま、お金のことでもありすな。



まだまだ見えないところに色々な贅をつくした設えがあって、

この時ただ一人だった来館者の私に、係りの方がたっぷりと教えてくれました。

楽しかった~。



隣接する「馬場家」も見学させてもらい、往時の活気を想像しつつ、

港を後にしました。




富山港展望台(冒頭の写真)の形は、近くにある荒木町金刀比羅社の

境内に建つ「常夜燈」をモデルにされています。

北前船の時代は、常夜燈が灯台の役目を果たしていたと言われていて、

船の安全と港の繁栄を願う思いを込めて昭和60年に建設されました。




いつの時代も、無事の航海を祈る気持ちに変わりはありませんね。




4 件のコメント:

  1. 呑んだくれるだけのわしと違ぉて、ええ旅したよぉじゃのぅ

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    1. まぁ私も呑んだくれたけどね。
      富山よかった~。また行きたい!

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  2. 骨董探しながら夫と富山へ。森家、そして料亭の松月にも。美味しい料理と森家では冬は寒いだろうなと、、懐かしい富山、沢山旅してくたさいね。

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    1. 森家を買い取った、岡山は倉敷の偉人、大原孫三郎、総一郎氏が、
      そのままの状態で暮らしたとのこと。本当に冬は寒かったでしょうね。
      富山へはまた必ず訪れると思います!

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