旅の最終日は、用事を済ませてくる友人との待ち合わせまで、
一人でぶらり散歩。
富山駅から路面電車にのって25分程の終点の駅、
「岩瀬浜駅」から5分くらい歩くと港が見えてきました。
港の側の展望台に昇って、富山港を眺めていました。
貿易の拠点港として活躍しています。
ロシアへ向けた中古車をみっしりと積んだ船が停泊していました。
港からほど近く、江戸時代に北前船で繁栄した廻船問屋の建物が
保存されている街並みを行き、内部公開している
設えにとても凝っていて、この畳敷も洒落ています。
運河を表しているのですってー!
こんな敷き方見たことない。
そしてこちらの半畳は、通常のものと違う切り方ですよね。
縦に長く切ることによって、「長く繫盛(はんじょう)しますように」
という意味が込められています。
この中庭を望む窓も、柱が無くてもピタッと角で合うように
宮大工さんが作っています。
廊下の板は松の木で、過度の合わせが「入」と言う字になっています。
これは、たくさんお客様が入りますようにという意味だそうです。
ま、お金のことでもありすな。
まだまだ見えないところに色々な贅をつくした設えがあって、
この時ただ一人だった来館者の私に、係りの方がたっぷりと教えてくれました。
楽しかった~。
隣接する「馬場家」も見学させてもらい、往時の活気を想像しつつ、
港を後にしました。
富山港展望台(冒頭の写真)の形は、近くにある荒木町金刀比羅社の
境内に建つ「常夜燈」をモデルにされています。
北前船の時代は、常夜燈が灯台の役目を果たしていたと言われていて、
船の安全と港の繁栄を願う思いを込めて昭和60年に建設されました。
いつの時代も、無事の航海を祈る気持ちに変わりはありませんね。
呑んだくれるだけのわしと違ぉて、ええ旅したよぉじゃのぅ
返信削除まぁ私も呑んだくれたけどね。
削除富山よかった~。また行きたい!
骨董探しながら夫と富山へ。森家、そして料亭の松月にも。美味しい料理と森家では冬は寒いだろうなと、、懐かしい富山、沢山旅してくたさいね。
返信削除森家を買い取った、岡山は倉敷の偉人、大原孫三郎、総一郎氏が、
削除そのままの状態で暮らしたとのこと。本当に冬は寒かったでしょうね。
富山へはまた必ず訪れると思います!