9月16日の朝刊で、芭蕉布の人間国宝 平良敏子さんの訃報を知りました。
以前、喜如嘉にある芭蕉布会館を訪れた時、隅の方でひっそりと
苧績(うーうみ)という作業をされていて、お声を掛けるにはあまりにも
自然で作業に没頭されていたのでそっとその場を後にしたのでした。
一度は途絶えてしまった芭蕉布を、戦後沖縄に戻られて一から復興され、
後進を育て続けていらっしゃいました。
100歳を越えても、工房へ歩いて通い作業をされていたそうです。
伝統工芸など、技術を伝承していくものは、一度途絶えると再び興すことが
困難になります。大変な困難な道だったと想像します。
「偽りのない仕事」
肝に響きます。
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