沢木耕太郎さんの新刊「天路の旅人」
9年振りの長編ノンフィクション
先日本屋さんにふらりと立ち寄った時に目にして即買いました。
その後、新聞の記事で那覇のジュンク堂書店にて
トーク&サイン会をするということを目にして、行きたい気持ちを
募らせてはいたのですが、その日は吟行の日で、急いで行っても
開始時間には遅れてしまうのでどうしようかと悶々しておりました。
しかし、読み進めていくと今回の主役の西川一三氏の娘さんの
お名前の文字が私と同じだったので、これは行くべきだ!
と私の中の由起が言ったので、決心しました。(それだけの理由!?)
「ゆき」という名前はありふれていますが、「き」を「起」とする人は
あまりいないのです。よく「紀」と間違われるくらい、そちらの字を
持つ人の方が圧倒的に多いのです。
そんなこんなで急いで駆けつけ、1時間以上に及ぶ貴重なお話を
聴くことができました。
「深夜特急」の装丁のことから、新刊の掛かれるいきさつなど、
沢木さんの生声で聴くことができたのも嬉しかったです。
「深夜特急」を読んで、仕事や学校を辞めて旅へ出て行った人が続出して、
学校の図書室に置かないでくださいと言われたりといったエピソードや、
トーク後の質問タイムでは、まさにその影響を受けた人が東京から
日帰りで沢木さんに会いに来て、お礼を伝えたかったと、質問でない
ことを伝えたりと、その影響の大きさに改めてしみじみしていました。