渋谷駅の井の頭線ホームへ向かう通路に、この壁画がある。
渋谷の街は人が多すぎて、あまり近づかないようにしているの
だけど、どうしても用事があって行った時はこの壁画に会いに行く。
岡本太郎さんの「明日の神話」。
縦5.5メートル、横30メートルの巨大壁画です。
1968年にメキシコで制作され、その後行方不明になっていたのが
2003年に発見され、日本へ戻ってきて修復されました。
この絵は、原爆が炸裂する瞬間を描いたものです。
燃え上がる骸骨。逃げ惑う動物たち。
水爆実験で死の灰を浴びた、第5福竜丸の姿もあります。
遠くから、近くから、じっと睨んでいると、悲惨なイメージの裏に
強烈な生きる光のようなものが見えてきます。
冬のきんきんした空気に顔を真っ直ぐ向けて、背筋を伸ばして
家に帰るのです。
家に帰ったら背中を丸めてぬくぬくと…。
この壁画は、始発~終電の間、
いつでも、だれでも、渋谷駅へ行けば見られます。
いつでも、だれでも、渋谷駅へ行けば見られます。
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