2016/04/25

やまて









































陶芸教室のある山手駅には、大和町商店街があります。
商店街の方々が、活性化のために色々工夫されていて、その一環の
イベントに声を掛けていただいて、「山手陶芸教室」として初めて参加
させていただきました。


駐車場をお借りしたスペースに、食べ物屋さんや、野菜売り場、手工芸の
作品を販売するお店が並び、休憩スペースも設けられた一角に、
陶芸教室の生徒さんの作品と、私の作品も少し並べて販売させていただきました。

朝から生憎の雨でしたが、午前 11:00 の開始時間には雨は上がり、
曇り空でしたがお客様の出足もなかなか好調でした。




ぎっしりと器を並べて、生徒さんにもお店番を手伝っていただき、
お客様を迎えます。










雑貨を売るお店や、メキシコのカラフルな置物などを売るお店。




















採れたて野菜を売るお店は大人気でした。





















焼き鳥を焼く体験もあったりして、子供たちは楽しそうでした。

商店街の別の場所でも、飲食店の方が店先でビールや惣菜などを
販売したり、ビザ屋さんはビザ焼き体験もしたり、ダンススタジオでは
ダンスパフォーマンスもしていました。

器の売れ行きもぼちぼちといったところで、陶芸教室の宣伝にもなり、
地域の方々とお話しできたことも楽しかったです。

特に、お店番を手伝ってくれた生徒さんは、保育園の園長先生で、
町では超有名な素敵な女性ですので、お陰でたくさんの人が来て
くださいました。
陶芸教室や、茶道教室の生徒さんも来てくださって、ちょっと寒い
1日だったのですが、気持ちは温かくなりました。


みなさん、本当にありがとうございました!!



18:00にイベントが終わるまでは、ビールは我慢しましたヨ。
その後は、勿論!







2016/04/23

とこなめ





綾部和夫さんの個展で手に入れた面白いもの。

ワイヤープランツも綾部さんが育てたもので、苔も植えてあります。
でも、それがメインではないのです。






















この鉢は、真空土練機(どれんき)の内部で使用されていた布(硬い)に
針金が巻き付けられています。
粘土はよく練って、空気を抜かないと制作の途中で割れたり歪んだり
しますので、毎回練りをするのですが、私は人力で間に合いますが、
大量の器を作る大きな窯元や工場などでは機械で練ります。

土練機を扱ったことがないのでこの布がどういう働きをしていたのかが
よく分かりませんが、役目を終えてまた違う形で生きているのは
楽しいことです。



そして、その下に敷かれていたものが、メインです。




これは、古常滑の大甕の陶片です。
綾部さんが常滑に行った時に窯場跡などで集めてきたものだそうです。

陶片の曲線を見ると、大きな甕だったのだろうな~。


時代は平安時代の中期~末期くらいだそうな。約千年前です!
窯の中で薪の灰が被った色や、型押しして着けた模様も見えます。







内側は、粘土を縄状に伸ばして積み上げていった跡が見えます。

平安時代の陶工としばし会話…。





陶片ですので、私のお小遣いでも手に入れられましたよー。

陶片って、面白いんだなぁ。
収集はしませんけれど!






2016/04/20

さび





「ほろびゆく物が最後に見せる錆の美。
 その美しさに魅せられた作家が
 自ら育てた錆をもちいて創る世界

 『ほろびゆく刻の破片』をお楽しみください」




「錆を操る人」 ~綾部和夫の仕事~

鎌倉由比ヶ浜のギャラリー「招山 由比ヶ浜」 で23日(土)まで開催中です。

近所の水餃子屋さんで美味しい水餃子をいただいている時に、たまたま
隣に居合わせたお客様からご紹介いただいた個展を見に、水餃子屋さんの
女将さんと一緒に行ってきました。











「お手に取ってご覧ください」と言われて手に取った上の写真の中央の作品。
鉄ですよね?

手に取った途端に「あうぇお!?」と声を上げてしまいました。



軽いんですもの。
見た目の重さと全く違ったので、びっくりしました。
実は紙で出来ていて、錆を塗り重ねて作られている花器なのです。
後ろに壁掛け用の金具が付けられていて、直接水は入れられないの
ですけれど、中に落とし(水を入れる容器:ガラス瓶や空き缶など何でも
よい)を入れて花を生けて、壁にも掛けられます。


錆。サビ、さび。


朽ちていくものに惹かれる私としては、とても興味深く、感じ入るものがありました。


面白いものを手に入れたので、そちらは後日記事にします。


とにかく、素敵な空間でしたので、お時間がありましたら、是非足を運んで
みてください。
綾部さんもいらして、色々お話しさせてもらいましたが、面白く、癖のあり、
でも謙虚で目がきれいな人でした。



近くには海~。







2016/04/18

さざえ





沖縄の海人玉栄さんに特注をいただいて、サザエのお皿を作りました。

大きさは、 12cm × 10cm   です。

サザエが転がらないように、器の中に高さ5mmの楕円の輪を接着し
ました。

網焼きのサザエは殻が熱いので、殻を押さえなくても中身を出せるように、
転がらないようにとのご要望です。


タタラで本体を作って、高台は後から着けました。





















お使いいただいている場面の写真を、転載させていただきます。




サザエのウニソース焼き!
美味しそう~。
葉っぱの緑が効いていますね。

転がらないでいるかしら?

お使い下さって、ありがとうございます!!






2016/04/12

くさ














































クサイッ!臭い~。

可憐なマーガレットが、臭いっ!

花屋さんでどれにしよっかな~と考えていたら、お店の方が
「マーガレット最後だから、2束で500円にしておくよっ!」と言って
くれたので、いそいそとマーガレットをいただいて帰ってきました。

…ん?

どこからともなく臭い匂いが。

なんと、マーガレットが臭いのです。

言うなれば、汗でムレた靴がたくさん入った下駄箱?
乾いたお小水?(失礼)

なんで、なんで?こんなに可憐な花なのに。
もしや腐ってる?

と思って調べてみたら、マーガレットの香りは虫を引き寄せる
ための匂いで、臭いのは正しいらしい。

にしても!

台所の窓辺に飾っているのですが、包丁を握る度に臭い!

「綺麗な花には棘がある」って言うけど、棘の方がましじゃー。


臭いものは結構好きな方だけど、この臭さはダメだぁ。

でも、枯れるまではこの臭いと暮らしますよ…。
そのうち慣れたりして!

くさやくさや。








2016/04/07

せっけん2




石鹸作りの続きですよー。


石鹸の素を牛乳パックに流し込んで、それで終了でも良いのですが、
石鹸に模様を入れられるというので、それはやってみたい!と思い、
先生にご指導願います。


顔料の粉に、先ほどの液状の石鹸を少量入れてよく混ぜます。

その色を、牛乳パックに流し込んだ石鹸の上から少しずつ垂らして
重ねていきます。

























そうして表面にいくつか色の層を作ったら、楊枝や割りばしで色の層を
引っ掻いていきます。まずは外側から中心に向かって引っ掻き、その後
反対に内側から外側に向かって引っ掻きます。























すると、上記の写真のような模様になるのです。ほー。

そう、まだこの状態では、石鹸は液状のまま。
すぐに固まるかと思ったら、この後持ち帰って、温めないと固まらない
とのこと!へぇ~。

バスタオルなどで、牛乳パックごと包んで段ボールや発泡スチロールに
入れて、1~2日置きます。

その後、型から抜いて適当な大きさに切ってから、風通しの良いところに
置いて1か月ほど乾燥させます。その間も石鹸は化学反応を続けている
のです。だから、まだ途中では使えません!

お~、結構手間が(時間が)かかるのだなぁ。


めかぶ石鹸で髪の毛を洗うと、しっとりするらしい。

果報は寝て待て。ぐぅ。








2016/04/05

せっけん





子供の頃、石鹸が美味しそうに見えて、齧ってみたこと、ありませんか?

すぐにペッと吐き出しましたけどね。



ずっとやってみたいと思っていた、手作り石鹸の体験教室に行ってきました。
ある日、新聞に体験教室のチラシが挟まれていて、近所で開催されるので
行ってみるかーと思い、予約しました。
今回は「めかぶ石鹸」を作ります。沖縄で「もずく石鹸」をいただいたことが
あるので、同じ海藻ということでどうやって作るのか興味深々で向かいました。









まずは数種類の油を量りで正確に計量します。

そして湯煎して溶かし混ぜます。





















料理しているみたいですね。

そして、あらかじめ先生が混ぜておいてくれた苛性ソーダと精製水と
めかぶ水を油に混ぜて、ひたすら混ぜて乳化させます。
苛性ソーダと精製水を混ぜる時は注意が必要で、化学反応を起こして
90度くらいにまで温度が上がるそうです。
取り扱い注意。
眼鏡とマスクと手袋を着用するとのこと。


























混ぜることをおろそかにすると、分離して固まりません。
混ぜること20分以上…。

もったりとしてきたら、牛乳パックに流し込みます。





















まだまだ工程があるので、続きは明日…。

楽し!









2016/04/01

はなみ





今年も桜が咲きました。

夜桜の下にて、毎年恒例の花見宴会をしてきました。

花見の席で隣り合ってから意気投合して、「また来年も花見の時に」
と約束して3年目も、また6人全員無事に集合できました。

新たなメンバーも加わったりと、融通無碍なこの会ですが、
30年後にも花見ができたらいいね~なんて話が出たりしました。

最高齢の方は、30年後には98歳ですって。
ワシは72歳か。

毎年無事に会えるということは、結構貴重なことですな。




この、咲楽茶屋のみぃーちゃんと仲良くなり、今年も席を取ってもらったり、
色々融通してもらったのですが、来年はもしかすると出店しないかもしれ
ない、それ以前にこの場所での花見が工事の関係で無いかも…なんて
いう話もあり、本当に、この瞬間が何よりも大事なのだと感じます。

花に酔い、人に酔い、お酒に酔い、終電で帰りました。

また来年、相変わらず花が咲くことを願います。




















大村益次郎の銅像を向こうに眺めつつ。
戦はイヤだよ。