綾部和夫さんの個展で手に入れた面白いもの。
ワイヤープランツも綾部さんが育てたもので、苔も植えてあります。
でも、それがメインではないのです。
この鉢は、真空土練機(どれんき)の内部で使用されていた布(硬い)に
針金が巻き付けられています。
粘土はよく練って、空気を抜かないと制作の途中で割れたり歪んだり
しますので、毎回練りをするのですが、私は人力で間に合いますが、
大量の器を作る大きな窯元や工場などでは機械で練ります。
土練機を扱ったことがないのでこの布がどういう働きをしていたのかが
よく分かりませんが、役目を終えてまた違う形で生きているのは
楽しいことです。
そして、その下に敷かれていたものが、メインです。
これは、古常滑の大甕の陶片です。
綾部さんが常滑に行った時に窯場跡などで集めてきたものだそうです。
陶片の曲線を見ると、大きな甕だったのだろうな~。
時代は平安時代の中期~末期くらいだそうな。約千年前です!
窯の中で薪の灰が被った色や、型押しして着けた模様も見えます。
内側は、粘土を縄状に伸ばして積み上げていった跡が見えます。
平安時代の陶工としばし会話…。
陶片ですので、私のお小遣いでも手に入れられましたよー。
陶片って、面白いんだなぁ。
収集はしませんけれど!
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