2016/07/30
とうばん
旅のことを書く前に、今日は貴重な体験をさせてもらったことを
書きたいと思います!
陶芸家の越智伸明さんにお声を掛けていただいて、ワークショップの
お手伝いをさせていただきました。
全国の病院で、病気と闘っている子供たちに本物のアートを届けるために
活動してる「スマイリングホスピタルジャパン」の活動の一環で、
越智さんが召喚され、子供たちに陶芸を楽しんでもらうという企画でした。
今回は東京都内の病院です。
参加してくれた子供たちは15名です。
越智さんが粘土を用意され、会場の準備室で土練、タタラにしてくださった
ものを四角にし、それをもとに「陶板」を作りました。
越智さんが用意された音楽、ドビュッシーの「夢」という曲を流して、
子供たちに粘土の板の上に好きなように絵を描いたり、手形を押したり
してもらい、越智さんが工房へ持ち帰られて釉薬を掛けて焼いて、
壁に掛けられるように仕上げられるとのことです。
私は本当に、ちょっとしたことしかお手伝いできませんでしたが、
子供たちに接して、自由に作る姿やものを見て、身体に障害が
あっても無くても、健康でも、闘病中でも、子供たちの生きる
エネルギーや純粋な心ってすごいものだなーーと、感動しながら
見守っていました。
貴重な経験をさせていただいて、本当にありがとうございます!!
2016/07/23
こども
子供たちは夏休みに入りましたね!
「夏休み」って、懐かしい響き。
セミの声が聞こえて、ラジオ体操して、お昼寝して、スイカ食べて、
宿題に追われて~!!
そんな夏休みの小学校1年生の男の子たちが、陶芸体験に
来てくれました。
陶芸教室の生徒さんの息子さんと、お友達です。
うん、いいよ。好きなの作りなよ。
粘土をそれぞれに渡して、後は野となれ山となれ。
カップを作りたい子もいれば、怪獣を作りたい子もいれば、
はたまた壺を作りたいなんて、「なんでも鑑定団」を見ているのか~?
みんな夢中で作っていました。
宇宙船だってね。
かっこいいね!!
焼くのが大変そうだよ…。
でも、かっこいいのが出来るとイイネ!
怪獣を作る予定から、鬼になったけど、鬼のパンツの様子とか
表情とか、鬼らしく出来ていて、握った拳の感じも声が聞こえてきそうだよ。
「うごーーー!!」って。
「タイタニック号を作る!」って言っていたけど、あの映画は見た?
私はまだ見たことがないんだよ。
私はまだ見たことがないんだよ。
船の形とか、良く見てるんだね~。
箸置き、欲しくなっちゃったよ。
カップやお皿や、日々使えるものを作っていたね。
生活感があっていいね~。
お母さんが、お皿をすごく喜んでいたよね。
どんな料理をのせてくれるのかな?
お父さんや、お母さん、妹さんの分までお皿作ったり、箸置きを
作ったり、仲の良い家族なんだね。
優しいお兄ちゃん、箸置きに妹さんの名前を書いてあげていたね。
シーサーの顔もすっごく良くできていたよ!
欲しい~。
こちらのシーサーもすっごくイイ!
楽しんでもらえたかな?
お母さん方もありがとうございます。
出来上がりを楽しみにしていてね。
2016/07/17
りごろ
妹の誕生日お祝いに、妹の旦那さんのお店に食事に行ってきました。
自由が丘にあるフレンチのお店 「リゴロ・ビストロ・ア・ヴァン」
「リゴロ」はフランス語で「面白い」とか「笑える」という意味がある
とのことで、いつも笑いに溢れています。
料理の写真はいつも食べ終わってから気が付き、時すでに
おそし…なので、メイン料理の写真のみ!
鹿児島"さつま福永黒牛"山葵のボルドレーズ
仏産 ホロホロ鳥とイベリコ豚挽肉の重ねロース
美味しかった~。
丁寧に作られた一品一品。
妹の幸せを祈りつつ。よい時間でした。
ワインもスイスイ身体に吸い込まれていきました…。
自由が丘へお立ち寄りの際は、是非訪ねてみてください。
ランチも営業していますよ~。
2016/07/12
もり
陶芸家 越智伸明さんの個展 「森の記憶」 に行ってきました。
越智さんとは、金属工芸家の光本さんを通じてお知り合いになれたの
ですが、それより以前に、たまたま訪れたデパートで展示されていた
越智さんの粉引きの器に惹かれて、お名前はずっと心にありました。
今回は銀座の「ギャラリーおかりや」 さんでの個展です。
11日(月)が最終日ということで、駆けつけました。
景色盆栽作家の小林健二さんの盆栽と、越智さんの作品が
森の雰囲気を醸し出していました。涼しげ~。
越智さんが実際に森に行って、そこに生きている樹木の肌に粘土を
押し当てて、その模様のままに器を形作っているという作品です。
冒頭の写真のお皿は、コナラの木だそうです。
家に連れて帰り、稲庭うどんをいただきました!
薬味三種。
蕎麦猪口も越智さんの作品で、キュウリのぬか漬けのお皿は
壺屋焼の「育陶園」作、うどんのお皿はワタクシ。
あっ、魚の箸置きは白木千華さんの作品です。愛用。
あっ、魚の箸置きは白木千華さんの作品です。愛用。
嬉しい共演です。
2016/07/11
からから
今回はミンサー模様のカラカラです。
「カラカラ」は泡盛を入れる酒器です。
「カラカラ」の語源はいくつかあるようですが、器の中に陶器の玉が入って
いて、泡盛がなくなると「カラカラ」と音が鳴るからという説が一つ。
昔はカラカラの数が少なくて、お酒の席でよく「貸して、貸して」という声が
あがったことで、「貸して、貸して」は沖縄の言葉で「カラ、カラ」ということ
からという説。
中国から伝わったので「唐(から)」という説。などなど…。
今回のカラカラは、ドーナツ状の筒をろくろで挽いて、後から高台や
注ぎ口を接着して作りました。
ミンサー模様は象嵌です。
初めて沖縄に訪れた十数年前、那覇の国際通りで友人と2人で呑んでいたら、
隣に座った沖縄の人にカラカラに入った泡盛をご馳走になった時から、私の
沖縄への愛が始ったと言っても過言ではないでしょう。
暑くなってきたので、家での晩酌はモッパラ泡盛です。
2016/07/05
みんさー
ミンサー模様の角皿4枚組を作りました。
模様はカラー粘土で象嵌しました。
縁の色がもう少し茶色に出たらいいな、と思ったのですが、タタラが
思ったよりも歪んでなくてよかったです。
以前、首里の石嶺食堂の千明さんに、ミンサー模様で作る器の
ヒントをいただいて制作したものです。
今までは黒土に象嵌する、という器だけでしたが、白土にも象嵌して
行こうと思います。
「ミンサー柄」は、沖縄八重山諸島のミンサー織で古くから使われて
いる紋様で、五つの■が「いつの」を表し、四つの■が「世」という
意味があり、藍を何度も重ねて染めることから、「愛を重ねて」
という意味も含まれると言われていて
「いつの世までも愛を重ねて」
という意味があるそうです。
ミンサー模様を織り込んで帯を作り、結婚する男性に贈ったそうです。
こちらのミンサー模様タンブラーは、今もご結婚のお祝いとして
ご注文いただいて制作しています。
次の課題は丸いお皿だ~。
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