2018/10/31
みしま
今回の個展に出品する器の一つに、「三島手」という技法を使った
器があります。
個展を開催する場所、静岡県三島市にある三島大社に関係があり、
今まで作ったことが無かったのですが、せっかくなので作ってみました。
三島市の隣の函南(かんなみ)という田舎で生まれ育ち、家を出るまで、
さらに陶芸の道に進む前は「三島手」という焼き物があるなんて
知りませんでした。
巡り合わせって不思議~。
個展のご案内ハガキの写真が、三島手の器です。
冒頭の湯呑もそうです。
花模様の印花を使っているので「花三島」と言ったりもします。
朝鮮から入ってきた焼き物の模様が、三島大社で発行している
「三島暦」の様式に似ているから名付けられたと言います。
三島暦のことはまた今度。
2018/10/22
さとがえり
個展のお知らせです。
「里ガエリ」
ギャラリー RAKU
11月23日(金・祝)~27日(火)
10:00~16:00
三島手の器を中心に、普段使いの器を展示・販売いたします。
会場の「ギャラリー RAKU」はカフェも併設されていて、
富士宮焼きそばや、サンドイッチや珈琲など、お食事やお茶を
召し上がりつつ、器を見ていただくことができます。
毎日会場に居て、みなさまのお越しをお待ちしております!
近所にある三島大社や楽寿園を散策しつつ、是非お出かけください。
グラフィックデザイナーの友人が、素敵なDMを作ってくれました。
ありがと~!
2018/10/21
よろん
与論島の焼き物「ゆんぬ・あーどぅる焼」の器をいただきました。
「ゆんぬ」は与論方言で「与論」
「あーどぅる」は「赤土」ということです。
ヤシの木や、サンゴ、海藻など、与論島で採れるものを
釉薬にして焼き上げたものです。
この器をいただいた時は、あまり心が動かなかったのですが、
使ってみたらとっても佳くて!!
毎日のように使っています。
やっぱり、器は見るものではなく、使うものだと改めて思いました。
料理を盛ると、生き生きとした雰囲気が器から伝わってきます。
そんな力のある器を作りたいな。
ある日の朝ご飯。
梅干しの炊き込みご飯。最近ハマっている。
お米1合に梅干し1個をぽんと入れて炊くだけ。
梅干しを加熱すると脂肪燃焼効果がUPするらしいけれど、
美味しいからいつもよりたくさん食べてしまって、結局意味の無いことに気づく。
カブの葉と実のお味噌汁。
キャベツと人参、大豆の水煮と豚の炒め物。
そして与論焼の器に盛ったカブの浅漬け。
納豆もね。
2018/10/20
かまだし
窯出し。
おお~ぅ、いつもワクワクドキドキする瞬間。
自作の器の窯出しです。
棚板を一段一段慎重に外していくと、焼きあがった器がお目見えします。
慎重に!と思いつつ、逸る気持ちを抑えきれずにせかせかと。
上から覗き込みつつ窯詰めしていくタイプの電気窯なので、
棚板を外すまでは本当に緊張します。
全て出し終わったら、一つ一つ眺めてニヤニヤしたり、
溜息ついたりと、とにかく見飽きません。
今後の課題を考えたりと、窯出しした瞬間から次の制作が始まっているのだなぁ。
あっ!という間に時間が過ぎていきました・・・。
2018/10/15
2018/10/09
ひだりうま
甘いものは滅多にいただきませんが(しょっぱいものが好き)
いただきものはありがたく。
栗大福~。
お茶をいれてほっと一息。
信楽焼の作家、古谷和也さんにいただいた杯で。
この器は、夏の間はずっと島酒をロックでいただくために
毎日のように使わせてもらいました。いいね~。
この杯は、よく見ると胴の部分に文字が彫ってあります。
「馬」という字が逆の方向になっています。
これは「左馬」といって、縁起物として知られています。
その由来は、馬には右から乗ると転ぶという習性があるため、
必ず左側から乗ることからきていて、「左馬は倒れない」
として、人生を大過なく過ごせるという意味が込められていたり、
「うま」の反対向きだから「まう」と読むことが、お祝いの場で
「舞う」ことを連想させるという説もあるそうです。
そのことによって、新設の窯に火を入れるときは、作品が途中で倒れないで
無事に焼けるようにとの願いをこめて、左馬を描いたものを
焼くことがあります。
古谷さんは自分で穴窯を築窯していて、5基目かな?
新しく築いた窯の初焚きで出来たものを贈ってくれました。
こりゃー縁起がいい!!
馬にあやかって元気に駆けたいと思います。
2018/10/07
ちんもく
先日、日本で2017年に公開された「沈黙 -サイレンスー」
という映画を観ました。
狐狸庵(コリアン)先生こと、遠藤周作の「沈黙」という小説が
原作となっています。
江戸時代の切支丹弾圧を題材にした、史実に基づいて創作された小説です。
宗教という題材を超えて、未だに変わらない、自分と違う人に対する不寛容さ、
役人や、権力を持つ人のエゴなど、
う~ん、江戸時代から人間は1ミリも進歩していないような気持になります。
科学や文明の進歩はあったとしても、人の心が変わらないと、
何度でも同じことを繰り返す。
「唯一の選択肢」
なんて存在しない。
それは人のエゴであって、もっと自分で考えて、選択して、
話し合って、道を見つけていくことが大切。
なんだかね、1本の映画から色々なことを考えましたよ。
誰かがこう言っているからこうだ、ってのは、やめにしましょう。
最後の方の場面で、小さな民である一人の女が、
選択した小さな行動に、私は最も感動して、涙が止まらなくなりました。
自分と違う人を理解しようとして、受け入れること。
弱き人間が、出来ることをやっていこう。
2018/10/04
つくる
先日の台風24号は、各地でたくさんの被害を及ぼしました。
また25号が近づいているようですが、もうこれ以上の被害が出ませんように!
その台風が過ぎた後、個展に向けた窯焚きを始めました。
素焼きして~釉薬掛けて~本焼き。
気の抜けない作業が始まる。
あっ、釉薬足りないのを買わないと。
写真は前回の窯焚きで焼きあがったもの。
三島市で個展をさせてもらうので、三島に因んだものを作っています。
こちらは富士山のイメージ。
只今、友人にDMを制作してもらっているところです。
ほけっとしていたら、もうあまり時間が無かった!
のんびりしていてごめんよ~(焦)
DMが出来上がったころに詳細をお知らせします。
まずは作品を仕上げないと!
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