2018/10/09

ひだりうま




甘いものは滅多にいただきませんが(しょっぱいものが好き)

いただきものはありがたく。

栗大福~。



お茶をいれてほっと一息。


信楽焼の作家、古谷和也さんにいただいた杯で。

この器は、夏の間はずっと島酒をロックでいただくために

毎日のように使わせてもらいました。いいね~。


この杯は、よく見ると胴の部分に文字が彫ってあります。

「馬」という字が逆の方向になっています。
























これは「左馬」といって、縁起物として知られています。

その由来は、馬には右から乗ると転ぶという習性があるため、

必ず左側から乗ることからきていて、「左馬は倒れない」

として、人生を大過なく過ごせるという意味が込められていたり、

「うま」の反対向きだから「まう」と読むことが、お祝いの場で

「舞う」ことを連想させるという説もあるそうです。



そのことによって、新設の窯に火を入れるときは、作品が途中で倒れないで

無事に焼けるようにとの願いをこめて、左馬を描いたものを

焼くことがあります。



古谷さんは自分で穴窯を築窯していて、5基目かな?

新しく築いた窯の初焚きで出来たものを贈ってくれました。



こりゃー縁起がいい!!



馬にあやかって元気に駆けたいと思います。







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