先日、日本で2017年に公開された「沈黙 -サイレンスー」
という映画を観ました。
狐狸庵(コリアン)先生こと、遠藤周作の「沈黙」という小説が
原作となっています。
江戸時代の切支丹弾圧を題材にした、史実に基づいて創作された小説です。
宗教という題材を超えて、未だに変わらない、自分と違う人に対する不寛容さ、
役人や、権力を持つ人のエゴなど、
う~ん、江戸時代から人間は1ミリも進歩していないような気持になります。
科学や文明の進歩はあったとしても、人の心が変わらないと、
何度でも同じことを繰り返す。
「唯一の選択肢」
なんて存在しない。
それは人のエゴであって、もっと自分で考えて、選択して、
話し合って、道を見つけていくことが大切。
なんだかね、1本の映画から色々なことを考えましたよ。
誰かがこう言っているからこうだ、ってのは、やめにしましょう。
最後の方の場面で、小さな民である一人の女が、
選択した小さな行動に、私は最も感動して、涙が止まらなくなりました。
自分と違う人を理解しようとして、受け入れること。
弱き人間が、出来ることをやっていこう。
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