2018/11/30
2018/11/21
2018/11/18
ふじさん
静岡生まれで、富士山を身近に感じていたからか、
今でも富士山にとっても惹かれる。
沖縄へ行く飛行機も、必ず右側の窓側を予約して、ベッタリ窓に
貼りついて富士山を眺めます。(子供か)
「あの頂上に立ったな~。お鉢巡りしたなぁ~。」
今度の三島個展でも、富士山をモチーフにした器をいくつか作りました。
上の写真は箸置きです。
三島には「スカイウォーク」という吊り橋があって、
徒歩で渡りつつ富士山を眺められます。
往復渡橋料金1000円かかりますが、晴れた日には遠く
駿河湾も見渡せます。
まぁまぁ揺れますが・・・。
三島駅からバスが出ていて、20分くらいで着くようです。
2年前の正月に行った時の写真です。
おいでませ~。三島。
2018/11/16
みしまで
三島個展に出品する「三島手」の器をご紹介。
上の写真は口径15cmの浅目の鉢。
ほうれん草のお浸しやお漬物盛ったり、私はこの間
水餃子を盛りましたが良い感じでした。(写真撮り忘れ)
側面にも線彫りしてあります。
嗚呼、この線彫りを見ると、まだまだじゃのぉ~と思うのです。
昔の三島手の茶碗の線彫りって、もっといい加減でもっと大らかで、
いいんですよ~。
あ、私が繊細な心を持った人だってことを言いたいわけではないのです。
いい加減なのだけど、良い加減って難しいのです。
まだまだ修行が足りない。技術も人生にも。
しかし!
私は三島手の器をこの先も作り続けようとは思いません。
三島手は好きだけれど、他の作家が作ったものの方が良いと思うので、
私は私の作りたい方向の器を作っていきます。
いつか、もっと人生の深みを知って、皺も増えて白髪になって
その時もまだ器を作り続けていられたら、もう一度三島手の器を作ろう。
そんな貴重な(笑)三島手の器は、来週23日(金)から始まる
個展でご購入いただけます。
こちらは、先ほどの鉢より大きいサイズの鉢。口径20cm 深さ7cm
サラダなど盛っていただいてもいいですね。
こちらはお皿。口径24cm。
印花も作りましたよ。
お使いになりたい生徒さんは、声を掛けてくださいね。
2018/11/15
しぶぬき
織部釉を掛けて焼き上げた器は、釉薬に含まれる銅が酸化して
酸化被膜が出て曇ったような色の緑になってしまいます。
この曇りを除去することを「渋抜き」と言います。
昔は橡(とち)の実のへたを水につけた汁に器を浸けて
曇りをとっていたけれど、
現在は希塩酸などの化学薬品を用いています。
希塩酸を水で3%に薄めた液体に30分ほど浸けます。
冒頭の写真が渋抜き前。
以下の写真が渋抜き後。
なんとなく違いが分かります?
実物を見ると歴然とした差があって、緑がとてもきれいに澄んだ色を
しています。
希塩酸は取り扱い注意で、このあとしっかり真水に浸けて何度も
水を取り替えて希塩酸を抜きます。
昔の人は、橡の実でこの渋が抜けることをどうやって知ったのだろう。
いつも不思議で、いつも尊敬の念を覚えます。
ヒロセさん器お借りしました~。
2018/11/12
2018/11/05
2018/11/03
こよみ
三嶋暦は「仮名版暦」(漢文ではなくて仮名文字で、書き写しではなく木版
印刷で作られた暦)としてはもっとも早いものであるらしい。
三嶋大社の近くに「三嶋暦師の館」というものがあって、
暦師であった河合家の家を資料館として開放しています。
玄関を入ると目の前に三島手の大きな壺が展示されています。
三嶋暦も展示されています。
どうしてこの三島で早くから暦が作られたかは、鎌倉幕府が
自身の権威を強めるための事業の一つとして、源頼朝以来つながりの
深い三嶋大社から暦を頒布させたためと考えられているようです。
入場無料の資料館ですので、個展に足をお運びいただきつつ、
三嶋暦に思いを馳せてみてはいかがでしょー。(月曜休館)
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