2019/08/31
さや
特大「鞘(さや)」、作りました。
鞘は窯焚きの時に器を入れて焼くためのもので、これ自体が作品ではありません。
陶芸教室のガス窯で、薪窯で焼いたような効果を狙う、「炭化焼成」を
するために使っていますが、鞘の大きさで中の作品の大きさも決まります。
今までは、そんなに大きな鞘が無かったのですが、既存の鞘では焼ききれない
大きな作品を制作した方が居て、ご自分で鞘も作ってくださいました。
しかし!素焼きの段階で乾燥が甘かったか、空気が入っていたかして
爆発してしましました。
もう一度作っていただくのは申し訳ないので、私の方で作ってみました。
内径40cm
高さ29cm
こんなに大きなものを作ること、実は初めて。
しかしこれは作品ではないのだ~。
これで大きな作品も炭化焼成できますよ。
窯の中で場所をかなりとるので、毎回焼成できるとは限らないので
お待たせすることをお許しくださいね。
2019/08/26
りーち
河井寛次郎 作
「リーチ先生」 原田マハ 著
イギリス人陶芸家、バーナード・リーチ(1887年~1979年)を
題材にした、史実に基づいて書かれた小説の紹介です。
実在の人物、陶芸家の濱田庄司や河井寛次郎、富本憲吉、
民芸運動の柳宗悦、白樺派の志賀直哉や岸田劉生との交流を、
架空の陶芸家親子を通して語る手法で物語は進んでいきます。
民芸運動のことから、バーナード・リーチのことは知っていたけれど、
この小説によって、はるばるイギリスから日本へやってきて、
どうやって陶芸へ辿り着いたかということがわかりました。
西と東の文化を結び、日本とイギリスの架け橋になろうとして、
本当にそのように生きたリーチ先生の姿に感動しました。
日本語もわからない状況で、高村光太郎の紹介のみで東京へやってきて、
たくさんの良き出会いを得て陶芸家になっていくのです。
イギリスに帰り、セント・アイヴスに、濱田庄司とともに
日本式の登り窯を作り、「リーチ・ポタリー」という
工房を開いてよき器を作ろうと土と向き合い続けた人生。
今でも「リーチ・ポタリー」はセント・アイヴスに残っているそうです。
虚実ないまぜになっているのですが、陶芸に向き合う情熱や、
仲間との温かい交流が胸に迫ってきました。
初めて土に触った時や、陶芸の道を目指すと決めた頃のこと、
陶芸の学校へ通っていた時のことなどが心に浮かんできました。
いつもよい本を紹介してくれる方に、感謝です!
2019/08/24
りゅう
昨年、壼屋焼 育陶園の6代目当主 忠さんにいただいた、
生の状態の器を陶芸教室に大事に運んで、素焼き→釉掛け→本焼きして
完成させた「龍巻水盤」の紹介です!
「沖縄の工芸展」に、実演で来られていた忠さんたちに会いに行って
いただいたものですが、龍の細工を貼り付けているところをじ~っと
見させてもらっていたら、沖縄に持って帰ることは出来ないからと
いただきました。
焼成できる窯があるってことでラッキーでした!
龍の顔。
迷いなくどんどん龍が出来上がっていきました。
龍の爪を5本にすると、中国の方は喜ぶと言ってましたが、
この龍は4本ですね。
爪の本数は、その龍の所有者の身分を表しているのですって。
5本の爪は皇帝
4本の爪は貴族
3本の爪は庶民
龍巻水盤は陶芸教室に展示しています!
2019/08/21
2019/08/14
すなとうちゅう
大山登山を決めた後、松尾多英さんより展覧会のご案内をいただきました。
その会場が大山!
これはご縁よね~っと思い楽しみにしていました。
下山してヨレヨレしつつも、「大山現代の美術館」へ行きました。
昔、宿坊だったところを改装して、1階はとうふ懐石(大山は豆腐が有名)の
「夢心亭」というお店で、2階の美術館は無料で公開してくれています。
松尾多英さんの日本画と、現代美術家の清野融さんの彫刻や襖絵などが
展示されています。
畳敷きのお部屋で、こんな懐かしい(知らんけど)階段も展示されています。
清野融さんの作品。
金を使ったりしていて、植物のような立体。
松尾多英さんの日本画は、これまでもたくさん見せていただいている
「砂」の絵。
都会のギャラリーで見る雰囲気とまた違く、畳にゴロリとしながら
砂の海に包まれているような、砂漠に吹く風を感じつつしばしボーーッと
眺めていました。
9月28日(土)まで開催しています。
小田急線の「伊勢原駅」からバスで20分くらいかな?
とうふ懐石をいただいて、美術にも触れられます。
大山登った後ならもっといいかも!
2019/08/13
おおやま
山の日の、次の日に登山してきましたヨ。
丹沢の大山(おおやま)です。「大山」と書いて「だいせん」と読む、
鳥取県のきれいなお山もあります。別称「伯耆富士(ほうきふじ)」と言います。
が、今回は神奈川県の大山。
古くから山岳信仰の対象とされていた山で、阿夫利神社の下社までは
ケーブルカーがあります。
しかし!ケーブルカーになんぞ乗ってられっかい!と、相棒に啖呵をきって
みましたところ、下山時には後悔しそうな瞬間がありましたが、
無事に登頂、下山できたのでよかったです。感謝!
登山口から登ること1時間弱、阿夫利神社の下社に到着しました。
「かわらけ投げ」をやっているとの看板がありましたが、まだ早朝のため、
係りの人もいないので出来ませんでした。
下の写真の輪っかの中に土器(かわらけ)が通ると心願成就らしい。
あの輪っかに見事土器を通せたら、メジャーリーグに行けそうよ。
ここからさらに険しい道を歩いて頂上を目指します。
途中小雨が降ったりしましたが、汗を滝のように流していたので、
雨でぬれているのか汗でぬれているのかわかりません。
頂上(1,252m)に着いたら下界は霧に包まれていました。
朝にぎったおにぎりや、山頂の売店で豚汁やビールを仕入れて
いただいていると、次第に霧が晴れてきました。
下りが大変なのよ。
山頂から先ほどの阿夫利神社の下社に到着した時には、すでに
足が棒のよう。
ケーブルカーで降りればよいものを、意地ってもんがあるぜっ
と、こーんな階段が続く男坂を降りること一時間半。
膝が・・・膝が・・・。
それでも山は美しい。
だからまた登りたくなるのです。
2019/08/08
ふくろう
森の賢者であるフクロウは、沈思黙考しています。
6日には広島での原爆の日を迎え、9日には長崎での原爆の日を迎えます。
戦後74年。
平成は戦争のない世だったと言いますが、それは日本では、ということで、
世界では戦争のない日などないくらい各地で一般市民が戦争によって
亡くなったり傷を負ったりしています。
日本だけが戦争なくて平和~でいいのかなぁ。
そう考えだすと、自分が住んでいる所は地震も災害もなくて良かった~。
自分の家族は虐待もなくいじめもなく幸せ~。
ってことが果たして幸せなのか、などと考え出して止まらなくなります。
できれば、自分のことをまず大事にして、余裕があったら
周りにいる人に思いやりを持って接して、もっと出来たら世界のために
なにか行動できればいいなぁ。
隣に居る人に優しく微笑むことだけでちょっと世界は変わる。
令和の世は、日本だけでなく、自分だけでなく、隣の人も
隣の国も世界も平和であれ!
2019/08/04
たいけん
夏休みの子供陶芸体験教室を開催しました。
茶道教室の生徒さんのお子さん達6人です。
今回は女の子ばかりで、
小学校1年生が2人、4年生が3人、5年生が1人。
姉妹で来てくれている子が2組います。
みんなそれぞれ作りたいものを考えてきたようなので、
それに沿って作っていきます。
花瓶を作りたい!ということで少しお手伝いしながら作りました。
さすが5年生!上手に出来ました。
大きめの植木鉢を作る子も。
自分用のお茶碗を作り終えて、猫の箸置きを作っているところ。
それ、頭だよね。
みんな最後まで集中して制作していました。
夢中になっている姿ってとってもいい!
楽しんでもらえたかな。
出来上がりをお楽しみに~。
登録:
投稿 (Atom)