2019/10/21
のう
NO!
猫のお股にドロボーが付いているのに、グッスリ眠っている姿がなんとも。
全く写真とは関係ないのですが、先日「能」観賞して感じたことを書きます。
そもそも、数年前に妹と能を観に行った時、開始数分後に催眠術にかかりました。
ヨ~~ォ、ヨ~~~ッォッ、ヨ~~ォ、ポン!(鼓の音)
プフィ~~~ピィィィ~~(笛の音)
そして訳のわからない言葉で絶妙な抑揚で謡われるものを聞いていたら、
目蓋が重~くなってきて、隣の妹を見たら首がガクンガクンしていて、
私もいつの間にか首がグルグル回っていました。
ハッ!と気が付いたら終わっていて、その後すぐに狂言に入りました。
不思議と狂言は意味もわかり、面白くて「ギャハハ!」
と笑っていたのです。
しかーし!
その後また能の演目が始まったら、即座に催眠術にはまり、
姉妹は夢の中~。
後々、能鑑賞の先輩に聞いたら、それは当たり前の反応とのこと。
能のあのリズムには、人を眠りに誘うものがあるらしい。
それにしたって、ちゃんと鑑賞したいものだと、ずっと思っていたところ、
知人の紹介で、女性で能楽師の厳しい修行をして独立し、
シテ(主役)として舞台に上がられている方の公演に行くことができました。
そもそも、「シテ」、「ワキ」、「アイ」とか、能の仕組みや
演目の内容を知っていないと見ていても分からない。
舞台上でおじさんたちが紋付袴で鎮座していて、謡ったり、
シテの衣装の交換を手伝ったり、なんだかツッコミ所が満載なんです。
まずは、今回寝ないで見られた(昼寝していったから)ことで
気が付いたことは、小鼓の演者が時折鼓をベロンベロンと舐めていたこと!
あとから聞いたら皮を湿らせることによって、音色を調整しているとのこと。
「息を吹きかけて湿らせる」っていう表現もあったけれど、いや、あれは
絶対舐めてたもん。
遠目からですがそうとしか見えなかった。
え?気が付いたことってそんなこと?
まだまだありますが、長くなったのでまた今度。
能の世界も奥深くて、1回だけでは終わらない。
お付き合いくださいませ~。
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