2024/10/21

みそ

 







味噌の仕込みをしました。


毎回お世話になっている横浜の小泉麹屋さんに、大豆と麹を送ってもらい

大豆を一晩水に浸けたあと、茹でていきます。





















あくを取りながら6時間。

コトコトコトコト

圧力鍋で時短もありだけど、時間をかけるのもアリ。



茹で上がったら大豆を潰して塩を混ぜた麹に投入。






















まとめた潰し大豆が麹の上に鎮座ましましている。

これをよく混ぜて、ソフトボールくらいの大きさに丸めて

桶に叩き込みます。

空気を抜くためで、ストレス解消のためではありません。






















表面をならしてラップをかけて終了。

あとは菌たちが美味しくしてくれるのを待つのみ。

楽しみ🎵



2024/10/20

ばしょうふ

 






月に一度の奏の会句会。


今回は沖縄県立博物館・美術館で開催中の

「芭蕉布展」へ出かけました。


喜如嘉の芭蕉布保存会50周年記念の展覧会です。

2022年に亡くなられた平良敏子さんが生涯をかけて芭蕉布の復興に

尽力した軌跡も見られます。




こちらは神官が纏っていた芭蕉布。

















繊細な糸で織られています。


染められた芭蕉の糸で織られています。

おしゃれ~。
















琉球王朝時代の位の高い役人から庶民まで、身につけられていた芭蕉布。

今では来ている人は見かけませんが、沖縄の気候にはピッタリの

織物だそうです。

織物の先生が、不思議と重ね着しても涼しく感じるとおっしゃっていました。




こちらは胴に芭蕉の渋汁を塗った和紙を重ねたものを張った三線です。

















蛇皮は輸入品で高価だったため、戦前まではこの渋紙張りが代用品で

使われていたようです。

どんな音色かしら。


平良敏子さんが詠んだ琉歌が展示されていました。






















  日々の荢績み(うーうみ)や

   我身ぬ年忘て

    美荢績み貯みて

     布になさな



(毎日の荢績みは

 自分の年も忘れてるほど

 荢績みをたくさんして

 布にしましょう)

2024/10/17

うみ

 






滅多に海には入らない私ですが、年に一回は入りたい。

海は見るもの(ウチナーンチュ)


そんな時に友人たちが相次いで来沖してくれて、「海に行きたい!」との

リクエストがあったので、里前にお願いしてみんなして連れて行ってもらいました。



まずは高知の友人夫妻。

先日の高知個展でもたくさんお世話になりました。

沖縄初上陸の二人をご案内~♪













シュノーケリングする妻を見守る夫君。




















本当によい天気で海も美しく、魚もたくさん見ることが出来ました!

群れで泳いでいたよ~🐟


そしてもう一組は高校時代からの友人家族。

会うのはもう10年近く振りになるのですが、

家族で沖縄旅行に来ると言うことで、せっかくだから海へ!























のんびり無人島で癒されました。
























ニライカナイ号にて快適な海の旅に誘ってくれた里前に感謝!


そして、海に連れ出してくれた友人達に感謝!


海に入るのも…また佳き🎵



2024/10/08

ぼうる

 


















琉球料理伝承人の饒平名千明さんによる講習会。

今回は琉球菓子の「花ぼうる」と

昔ながらのおやつ「ンムクジ(芋くず)アンダーギー」


花ぼうるの「ぼうる」は「ボーロ」のことで、子供の頃たまごボーロって

食べましたよね?あのボーロをおもてなしのお菓子として飾り切りをして

作られたもの。江戸時代に薩摩の役人に暑気見舞いとして贈られたとの

記録があります。


飾り切りの見本をしていだだきます。























一見ではなかなか難しい!

実践で千明先生に教えてもらいつつ、なんとか形にしていきます。

オーブンで15分焼いて出来上がり。






















手前が私のですが、ちょっと捏ねすぎたようでグルテン発生。

膨らんでしまいました。他の参加者の方が作った奥のぼうるが美しい。

でもお味は好き。

薄力粉と卵黄と砂糖だけの素朴な味。



ンムクジアンダーギーはカツオ出汁と塩で味付け。

ニラも入れるのでオツマミにもよい。






















美味しくできました!

次に作る時は飾り切りも美しく出来るように、土で練習しようかな♪


2024/10/07

みちくさ

 





高知個展を終えて道草をして帰りました。


高知から高速バスで神戸三宮へ。

夜に到着したのでそこで一泊。


翌日は京都にいる友人に会いに行きました。

待ち合わせの17時まで久しぶりの京都を歩き回りました。



歩いている時にふと通りかかったここ。

「酢屋」

幕末、坂本龍馬率いる海援隊が日夜色々な案を練り、

船中八策をまとめたり、大政奉還の建白書を書いたりした場所。

「酢屋」と言ってもお酢を作ったり売ったりするお店ではなく、

享保6年から焼く300年続く材木商です。





















手直しはされていますが、外装は当時のままということです。

この二階に龍馬は投宿して、高瀬川の舟入や道行く人々を

眺めていたそうです。

当時から今まで同じ場所で同じ商売を続けている、龍馬関連の

施設はここだけだということです。

二階はギャラリーとして運営されていて、一階は木工芸品を

販売しています。

二階に上がって龍馬が見ていたであろう風景を想像し、様変わりした

今の京都の街並みを眺めました。

現在は十代目の当主が家業を継いでいるそうですが、

以上の色々なお話をしてくださった、奥から出てこられた女性に

「もしや御子孫のかたですか?」と聞いたら

「さぁ、どないですやろか~」

と笑顔でお出掛けになりました。

後から別の店員の方に伺うと、やはり10代目の

酢屋嘉兵衛さんでした。


高知から来て、龍馬ゆかりの場所を訪れることができて

嬉しく思いました。


その後、以前も訪れたことのある「可必館」へ。




















開催中のフランスの写真家ウィリー・ロニス(1910~2009)の写真展。

祇園の街の喧騒をふっと忘れさせる空間です。




















道草をたらふく食べて帰路に着きました。