月に一度の奏の会句会。
今回は沖縄県立博物館・美術館で開催中の
「芭蕉布展」へ出かけました。
喜如嘉の芭蕉布保存会50周年記念の展覧会です。
2022年に亡くなられた平良敏子さんが生涯をかけて芭蕉布の復興に
尽力した軌跡も見られます。
こちらは神官が纏っていた芭蕉布。
繊細な糸で織られています。
染められた芭蕉の糸で織られています。
おしゃれ~。
琉球王朝時代の位の高い役人から庶民まで、身につけられていた芭蕉布。
今では来ている人は見かけませんが、沖縄の気候にはピッタリの
織物だそうです。
織物の先生が、不思議と重ね着しても涼しく感じるとおっしゃっていました。
こちらは胴に芭蕉の渋汁を塗った和紙を重ねたものを張った三線です。
蛇皮は輸入品で高価だったため、戦前まではこの渋紙張りが代用品で
使われていたようです。
どんな音色かしら。
平良敏子さんが詠んだ琉歌が展示されていました。
我身ぬ年忘て
美荢績み貯みて
布になさな
(毎日の荢績みは
自分の年も忘れてるほど
荢績みをたくさんして
布にしましょう)
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