高知個展を終えて道草をして帰りました。
高知から高速バスで神戸三宮へ。
夜に到着したのでそこで一泊。
翌日は京都にいる友人に会いに行きました。
待ち合わせの17時まで久しぶりの京都を歩き回りました。
歩いている時にふと通りかかったここ。
「酢屋」
幕末、坂本龍馬率いる海援隊が日夜色々な案を練り、
船中八策をまとめたり、大政奉還の建白書を書いたりした場所。
「酢屋」と言ってもお酢を作ったり売ったりするお店ではなく、
享保6年から焼く300年続く材木商です。
この二階に龍馬は投宿して、高瀬川の舟入や道行く人々を
眺めていたそうです。
当時から今まで同じ場所で同じ商売を続けている、龍馬関連の
施設はここだけだということです。
二階はギャラリーとして運営されていて、一階は木工芸品を
販売しています。
二階に上がって龍馬が見ていたであろう風景を想像し、様変わりした
今の京都の街並みを眺めました。
現在は十代目の当主が家業を継いでいるそうですが、
以上の色々なお話をしてくださった、奥から出てこられた女性に
「もしや御子孫のかたですか?」と聞いたら
「さぁ、どないですやろか~」
と笑顔でお出掛けになりました。
後から別の店員の方に伺うと、やはり10代目の
酢屋嘉兵衛さんでした。
高知から来て、龍馬ゆかりの場所を訪れることができて
嬉しく思いました。
その後、以前も訪れたことのある「可必館」へ。
祇園の街の喧騒をふっと忘れさせる空間です。
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