2024/10/07

みちくさ

 





高知個展を終えて道草をして帰りました。


高知から高速バスで神戸三宮へ。

夜に到着したのでそこで一泊。


翌日は京都にいる友人に会いに行きました。

待ち合わせの17時まで久しぶりの京都を歩き回りました。



歩いている時にふと通りかかったここ。

「酢屋」

幕末、坂本龍馬率いる海援隊が日夜色々な案を練り、

船中八策をまとめたり、大政奉還の建白書を書いたりした場所。

「酢屋」と言ってもお酢を作ったり売ったりするお店ではなく、

享保6年から焼く300年続く材木商です。





















手直しはされていますが、外装は当時のままということです。

この二階に龍馬は投宿して、高瀬川の舟入や道行く人々を

眺めていたそうです。

当時から今まで同じ場所で同じ商売を続けている、龍馬関連の

施設はここだけだということです。

二階はギャラリーとして運営されていて、一階は木工芸品を

販売しています。

二階に上がって龍馬が見ていたであろう風景を想像し、様変わりした

今の京都の街並みを眺めました。

現在は十代目の当主が家業を継いでいるそうですが、

以上の色々なお話をしてくださった、奥から出てこられた女性に

「もしや御子孫のかたですか?」と聞いたら

「さぁ、どないですやろか~」

と笑顔でお出掛けになりました。

後から別の店員の方に伺うと、やはり10代目の

酢屋嘉兵衛さんでした。


高知から来て、龍馬ゆかりの場所を訪れることができて

嬉しく思いました。


その後、以前も訪れたことのある「可必館」へ。




















開催中のフランスの写真家ウィリー・ロニス(1910~2009)の写真展。

祇園の街の喧騒をふっと忘れさせる空間です。




















道草をたらふく食べて帰路に着きました。




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