2015/05/27

のげ

 


イカが泳いでいたのです。
水槽の中ですけれど、きれいだったのです。


「おいしそう」と、思ってしまったのです。


あ~、イカ好きだな~。

今日は囲碁の日。
野毛(横浜)にいらっしゃる先生のもとへ、いそいそと通う道すがら。
野毛は一大飲み屋街で、びっしりと魅力的なお店が並んでいます。

しかし、囲碁を教えていただいている時間帯は昼っ。
帰る時もまだお店は開店しておらず、お店の人たちがせっせと仕込みを
している姿が見られます。

焼き鳥屋さんが串に具材をひたすら刺し続けている後姿。

その姿を見るといつも思い出す

車谷長吉の「赤目四十八瀧心中未遂」という小説。

赤目四十八瀧は、三重県の名所なんですって。

主人公の男が、尼崎の古いアパートの一室で、来る日も来る日も焼き鳥屋で
使う肉やモツを刺しているシーンが浮かびます。


映画にもなったので、だいぶ前に見ました。

ほうしたら、車谷長吉さん、今月半ばに亡くなられていた。

「迦陵頻伽(かりょうびんが)」の刺青をしょった女も浮かんでくる…。


野毛はそんなところです。




尼崎だったんと違う?



2015/05/26

うめる





















以前に作ったミンサー柄タンブラーの、別の形を作ってみようと、
今度はタタラ皿に象嵌してみました。

象嵌は曲面よりもやりやすいという利点があったけれど、お皿の
形がなかなか一筋縄ではいかなくて、これから先、乾燥、焼成の
間にゆがむこともしばしば。

写真の奥に写っている枯れ枝のようなものは、粘土を縄のように
伸ばしたもので、平らな板状になった粘土の四隅を持ち上げて
形を作った時に、もとの平らな状態に戻らないように、乾燥するまで
隙間に挟んでおくもので、「まくら」と呼んでいます。
関西風に「く」を強く発音してください。

昔から織物に憧れがありました。
粘土という素材でものを作るようになった時、「象嵌」を知り、土に
色をを一つ一つ埋め込んでいく作業が、なんとなく織物に似ている
ような気が勝手にしていて、没頭するのです。

目はシバシバするし、肩は凝るはで大変なこともありますが、まだまだ
作ってみたいものです。

色を埋め込むと言えば「刺青」も…。
ん~谷崎の世界。



























2015/05/18

はいさい


















少し時間が経ってしまいましたが、連休中に毎年川崎の
「チッタデッラ」で開催されている「はいさいFESTA」に行ってきました。

今年で12回目ということでしたが、初めて訪れました。
以前習っていた三線の師匠が毎年ワークショップをされているという
のに、なんだかんだ(?)で行かれなかったのです。

師匠のワークショップは、三線で「涙そうそう」を演奏しよう!というものです。
40分500円で、初心者の方もなんとか演奏できるようになるとのことで、
毎年大人気です。この時も定員15名はもう満員で、次の回に来て下さいと、
お断わりしているところでした。



会場内には沖縄そばや、天ぷら屋、タコライス屋などがずらりと並び、
オリオンビールや泡盛を呑みつつ、ステージでの演奏を楽しめます。


















相棒が一番前の席を確保してくれたので、オリオンビール片手に
次の演奏を待っていたら、琉球舞踊の上演でした!
生で見るのは初めて。

「琉球舞踊阿波連本流関東啓扇明峯の会」の演舞です。


「鶴亀節」













ん~











ぱっ!




「鳩間節」














地唄のシブい殿方たち。
















エイサーもあり、最後は観客も入り乱れてカチャーシー!
私たちも踊りまくりましたヨ。

ビルの狭間の一角が、沖縄になっていました。

沖縄そばや、もずくの天ぷらも食べて、何だろう?と気になっていた
「ぬーやるバーガー」  も食べてみました。

昼間から酔い気分で、家に帰って昼寝昼寝。

沖縄の夢を見たかどうか…。





2015/05/12

たびのおわり
















お腹もくちくなり、次に向かったのは「萩博物館」。
お昼過ぎから雨脚が強くなってきたので、この後の予定が屋内の
展示を見るということで丁度よかったです。

ここでは、松陰先生や、高杉晋作、久坂玄瑞らの直筆の手紙などが
展示されていて、見所満載です。

それぞれの筆跡、紙の使い方、言葉の選び方などが対比されて、
生き生きとした人物像が感じられました。


そして最後に萩藩校明倫館跡に行き、「花燃ゆ大河ドラマ館」へ行き
ましたが、こちらはまぁ、スルッと流しました。

跡地には、旧明倫小学校の校舎や、有備館があり、こちらを見た方が
面白い。
















こちらは「有備館」
坂本龍馬が萩に滞在した時、こちらで試合をしたと言われています。
















旧明倫館 小学校














現明倫館 小学校



現在の校舎も素敵な作りです。
生徒は毎朝、朝の会で松陰先生の言葉を朗唱しているそうです。

萩の町を歩いていて、子供が自ら「こんにちは!」と挨拶してくれる
ことに感激しました。
目のきれいな少年だったことよ。

そうして、後ろ髪をひかれる想いを抱きつつ、山口市内へと高速バスで
移動し、山口宇部空港から羽田へと戻ったのであります。

旅をともに過ごしてくださったみなさん、ありがとうございました!
とっても楽しかったですね。

「人生は旅なり

  旅の楽しさは帰る楽しさ

     されど帰るところの無き人生」


よい旅を!


2015/05/11

みっかめ



















旅も最終日となる三日目は、あいにくの雨でしたが、町歩きをする頃
には小雨となって、傘をさしたりささなかったり。

萩城城下町をぶらり散歩。
この辺りを、高杉晋作や木戸孝允が通ったのかなぁ~などと想像
しつつ、歩いていきます。

まずは木戸孝允旧宅を見学。














大河ドラマの影響もあるのか?見学の人も多く、人の通りがない
瞬間を撮るのも大変です。
















萩は夏みかんの名産地で、町のそこかしこで夏みかんの木を見かけ
ます。木戸孝允旧宅の庭にも夏みかんがありました。
















そして、茶道の生徒さんも同行されていることだし、御茶処
「惺々庵」でお抹茶をいただきました。
こちらでは、萩の有名作家の茶碗でお茶をいただけます。




















そして菊屋横丁へ行き、ギャラリー「彩陶庵」 へ行って現代作家から
人間国宝の作品も拝見して、目の保養にさせていただきました。


 
 
こちらは当代 十二代 三輪休雪の作品。
十代、十一代はともに人間国宝です。
当代は、面白い作品を作っている人。変わってるなぁ~と思いつつ、
気になる人です。
 
 
 
 
高杉晋作の生誕地にも訪れました。
「動けば雷電の如く 発すれば風雨の如し…」
 
 
このあたりでお腹がすいてきまして、「ごはん!ごはん!」と
シュプレヒコールをあげて(?)昼食をいただき、
午後へとつづく…。
 
 
 
 
 
 
 
 

2015/05/07

はぎやき
















2日目の午後、萩焼まつりの会場にやってきました。
市民体育館内で開催されています。

「一楽 二萩 三唐津」

という言葉があるように、お茶の世界では二番目に萩の茶碗が
大切にされています。

「萩の七化け」

とも言われて、萩の器は使い込むほどに色が変わっていき、楽しむ
ことができます。














会場内はこんな感じで、萩焼の窯元や作家など50店近お店が出て、
ぎっしりと萩焼が並んでいます。















ウォーリィーを探せ!何処かに器を物色している生徒さんが…。


こちらは代々続く窯元や、作家の逸品が並ぶコーナー。















 

十三代 坂 高麗左衛門さん や 野坂康起さんの茶碗が展示されて
います。販売もしていますが、桁が違いまっせ。

それぞれ器を購入したり、しなかったり、参考にさせてもらったりと、
満喫して会場を後にしました。

そうしてまた、最後の夜の大宴会で、2日目は終わるのでした。

3日目につづく!




2015/05/05

ふつかめ


















2日目も、朝から快晴!

二日酔いもなく、朝からみな元気に活動します。
宿のすぐ前にバスの停留所があるので、そちらに乗ってまずは
松陰神社へ行きます。

なんと!その循環バスの名は「松陰先生号」。















松陰先生~!

そして、循環するコースは違いますが、「晋作くん号」もあります。
















ちなみに私は高杉晋作に魅かれるところあり。

そんなこんなでやって参りました。
松陰神社。














長州藩において幕末の志士を多数輩出した、「松下村塾」の建物が
境内に移築されています。
















講義室












感慨にふけりながら、宝物殿「至誠館」を見学。

松陰先生の直筆の手紙や、「留魂録」を涙しつつじっくりと見て、さらに
もの好きな人だけ、「歴史館」で松陰先生の人生を等身大の蝋人形で
再現された展示を見ます。
思わず「松陰せんせーーい!」と叫んで、一緒に見ていた生徒さんに
「人形が振り向きそうだからやめてください!」と言われつつも、堪能しました。













松陰先生!
いい笑顔~



この後も、松下村塾発祥の地や、松陰先生や、晋作、杉家のみなさんや
志士達の墓所を訪れました。

この後やっと「萩焼祭り」会場に行くのですが、長くなりましたので
また次回…。

今回は「幕末編」でした。



2015/05/04

はぎのたび
















行ってまいりました。2泊3日の山口県萩の旅。

今回は、陶芸教室、茶道教室の生徒さんとご一緒に、総勢8名の旅
でありました。

正月明け、オーナーと今年の大河ドラマの話をしていて、幕末の長州の
話で熱くなり、「長州へ行きましょうぞ!萩へ行きましょうぞ!」と即決し、
ちょうどGWには「萩焼祭り」も行われるので、「焼き物と幕末の歴史を
たどる旅」ということで生徒さんにも参加募集をしたのです。

そこでお集まりくださった生徒さん6名と朝8:00の飛行機で山口県へと
向かいました。
朝早い飛行機と言うことで起きられるか心配でしたが、遠足前の子供の
ように、目覚ましが鳴る前に目が覚めましたよ。

山口宇部空港からバスで山口市内へ。
まず向かったのは香山公園内にある、瑠璃光寺五重塔。


























この五重塔は、国宝に指定されています。新緑のなかにすっと
立つ姿はとても美しいです。

それにしてもよい天気に恵まれて、暑い暑い。
















人数が足りないようですが、今回の旅は現地集合現地解散スタイル(?)
で、もちろん往復ご一緒する生徒さんもいますが、1日目の夜の呑み会
から合流する人、2日目の昼ぐらいから合流する人、そのあと福岡まで
足を延ばす人、実家へそのまま帰る人など、大人なのでそれぞれの
好きなようにしましょう、というなんともゆるいツアーなので、今のところ私を
含めて6人で行動しています。
とは言っても、オーナーがバスの時間や見どころなどをあらかじめ練って
くれていたので、スムーズにことは進んでいきました。

























公園内にある、不思議な木。見えますか?
サルスベリの木から、松の木が生えています。
よく見るとサルスベリの中に松が根を伸ばしています。宿り木
と言うのでしょうか、それにしても壮絶な雰囲気。
サルスベリはそれでもしっかり新緑を生やしています。花は咲くの
かなぁ。


















こちらは「枕流亭」
何度か移築されて今はこちらにありますが、幕末に薩長連合を
推進するよう、薩摩と長州の要人が幕府を倒す密談をする
ために使われていた場所です。

中に入れるようになっていて、1階は人物写真が展示されています。

 長州藩
薩摩藩



2階に上がると座敷になっていて、一同坐ってしばし休憩。
風が通り過ぎて行き、とても気持ちの良い空間。
杉木立の間からチラ見せ五重塔。
















この後、山口駅前から高速バスに乗って、約1時間20分で
萩市に到着。
東萩駅前の宿にチェックインして、循環バスで萩市をぐるりと一周。

そして、野山獄、岩倉獄後を見学して夜の宴会へと続きます。
途中参加の生徒さんも無事に合流しました。
日本海の海の幸をいただき、地酒をしこたま呑み、さらにみなで
カラオケにも行きました。

1日目から盛りだくさん!

2日目へと続く…。