2017/12/14

きょうくん





湯呑の中に、シーサーがいるよ。




沖縄に帰った時にいただいた湯呑ですが、こちらは面白い仕掛けが

施されたものなのです。






シーサーは湯呑と一体化して、こんな風に顔をのぞかせています。





そして、底にはこんなふうに穴が開いています。


穴が開いていてこぼれないんかい!?

と、思われるかもしれませんが、これには仕掛けがあって、

湯呑の八分目までなら、液体をいれてもこぼれないのです。

ただ、八分目を超えてしまうと、底の穴から全ての液体がこぼれて

無くなってしまうのです。

不思議~。


これは、石垣島の米子焼工房の器で、「教訓茶碗」と呼ばれている

器です。


「欲張りすぎると 全てを失ってしまいますよ」

腹八分に納めなさい、という教訓を伝えているのですね。


それにしてもスリル満点~。

下手すると、ちゃぶ台が水浸しになってしまう。




もともとは、石垣島の宮良殿内という琉球王朝時代の家に

舶来ものとして伝わっていた盃だったそうで、それを

再現して作られたものだそうです。

お酒も八分目に…てことかしら?





面白い器をくださって、ありがとうございます!



陶芸教室に持って行きますので、一緒に仕掛けを

考えてみましょうね~。


三人寄れば文殊の知恵じゃ







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