2018/09/30
やきあがり
生徒さんの作品が焼き上がりました!
上の写真は「飛鉋(とびかんな)」のお皿。
赤土に白化粧土を掛けた素地に、特殊な鉋で表面を削って
模様を作ります。
口では簡単に説明できるけど、実際やってみると難しいのですよ~。
ザ・職人技。
初めての挑戦なのに、よくできています~。すごい!!
こちらは炭化焼成の角皿。
月影のようですね。
さて、こちらは何のための器でしょう?
食べ物のためではありません。
なんと!
セーターなどを編む時に、毛糸玉を入れてクルッとした溝に
毛糸を通して使うのです。
毛糸がコロコロ転がっていかないし、毛糸の引きもスムーズに
いくのでしょうね。
編み物をする人たちの間では有名で、「ヤーンボウル」と言うらしい。
ニッチ!!
この器を作った生徒さんは編み物が上手で、冬になると自作の
セーターを着てこられますが、売り物みたいな仕上がり。
いや、あんなに丁寧な手の込んだセーターなかなか昨今見ませんよ。
あるとしても、とっても高級品でびっくりするお値段。
昔、マフラーを編んだことがあるのですが、夢中になりすぎて
目の毛細血管がブチ切れて、目が真っ赤になったことがあり、
それ以来恐ろしくて編み物をしていません。
話がそれましたが、他にもいい焼き上がりの器が出来ていますよ!
陶芸教室の時にご覧ください。
2018/09/28
きょうと
「そうだ、京都行こう」
♪ タララタララ タラッタタ~
秋になるとなんだかこのCMのことを想い出す。
京都で暮らした2年間(と、言っても京都の山奥だけど)
人生が変わった2年間。
京都へしばらく訪れていないな~。
京都へ行くと必ず会いたい友人が近くに引っ越してきたから、
ますます京都への足が遠のくなぁ。
しかし、まだまだ会いたい人が居るから訪れよう。
今となっては、私が旅に出る理由は
誰かに会いに行くこととなっているのです。
美しい景色や、珍しいもの、美味しい食事にお酒(これは重要だ!)
それらもいいけれど、
何よりも
また、あなたに会いに行きますね~。
2018/09/24
2018/09/18
かんざけ
「美術館で鑑賞後、炭火で燗酒会」
に、お誘いいただいて、目の保養と身体の滋養をたっぷりしてきました。
まずは「畠山記念館」へ行き、畠山即翁の朝茶の会の時に用いた
道具の取り合わせの展示を見ました。
掛け軸や懐石の器など、実際の茶会の雰囲気が伝わる面白い展示でした。
涼しい日が続いていたのに、この日は30度超え!?の暑い1日で、
燗酒はいかがなものか、と思いましたが杞憂に終わりました。
場所を移動して、炭火を熾してくれている間に、まずは冷たいビール!
この日の参加者がそれぞれ持ち寄ったお酒を順番に燗をしていきます。
酒器がとても素敵で、選ぶのに苦労しました。
現代の作家や、物故作家、李朝の白磁が揃っています。
いつもいい器を惜しみなく使わせてくれて、勉強になります!
炭火もいい塩梅に熾り、伊賀と備前の徳利で、お燗中。
仲良く温泉に浸かっているように見えますね。
炭火効果なのか、燗酒がさらにまろやかに、美味しく感じて、
ついついついつい、杯が進みました。
美味しくお酒をいただける器を作れるようになるための、
勉強なのであります。ゴホン。
2018/09/15
どなべ
土鍋制作中。
グループ展に出品した一人用土鍋を購入してくださって、
更に3人用の土鍋も追加でご注文いただきました。
その納品をした後、その方のご友人が一人用の土鍋を見て、
ご注文くださったものを作っています。
気に入って下さったからこその追加ご注文や、口コミ。
ありがたや~ ありがたや~。
個展のための制作もあり立て込んでいますが、
これから本格的に土鍋のシーズンに進んでいくので、この土鍋も仕上げたい!
ミンサー紋様の象嵌をするところです。
あと一息。
こちらの土鍋は今度の個展用の一人鍋。
ご飯を炊けるように蒸気穴を開けていません。
吹きこぼれに注意してもらったら、普通に鍋もできますよ。
食欲の秋が、近づいてくる・・・。
2018/09/13
すもう
両国国技館にて行われている、秋場所を観に行ってきました。
2日目です。
知人ご夫妻が、取り難くなっているチケットを抽選で獲得してくれました!
感謝~。
まずは国技館の地下でちゃんこをいただきます。
今日は高砂部屋のちゃんこの日。
2階観客席は椅子席なので、足が伸ばせて楽ちんです。
十両の取り組みから、ビール片手に観戦。
そして、幕内力士の入場。
体格も堂々たるものです。
横綱3人の入場。
まずは白鵬。体がきれい。
続いて稀勢の里。今場所は最後まで戦えるといいですね。
そして鶴竜。下がり眉毛が可愛いと思ってしまう。
この日はなかなか見応えのある取り組みが多く、
大関も横綱も揃って勝ち星を挙げていました。
千秋楽にはどうなっているだろうかなぁ。
会場で観戦すると、色々なことが見えてとても楽しい。
行司さんの装束がどんどん立派になっていくのを見たり、
観戦している人たちを遠目から眺めたり、隣の人の会話で力士たちの
癖や技の型を知ったり。
何よりその場にしかない音が面白いなって思いました。
2018/09/10
こうげい
東銀座で3日間に渡って行われていた
「沖縄の工芸展」へ行ってきました。
やちむん、染織、ガラス、漆器、三線の分野の代表が沖縄から
来てくれていました。
壺屋焼の窯元、「育陶園」の忠さんと啓子さんが沖縄から来られると
いうことで、会いに行くという目的もありました。
実演中。
ず~~っと見ていても飽きないし、勉強になります!
お知り合いの方や、お客様もいらして、その技に見惚れていました。
じ~っと見つめていたら、忠さんが
「これ持っていきなよ!」と上の写真の作品をくださいました。
焼く前の素地なので、沖縄へ持って帰るにはリスクがあるとのことで
(細かい龍の細工が欠けたり割れたりしてしまう)
大事に抱っこして持ち帰り、陶芸教室の窯で焼かせていただくことにしました。
わーーーーーい!!嬉しい!
ウージ染
他の工芸の写真を撮ることができませんでしたが、
喜如嘉の芭蕉布、宮古上布、八重山ミンサーなどなど、
素晴らしい作品ばかりでした。
ただ、後継者不足ということが問題になってきているということで、
この素晴らしい技をずっと残して行くにはたくさんの努力と
工夫とお金も必要だなと感じます。
陶芸も、石を投げれば陶芸家に当たる、というくらい焼き物を作っている
人はいますが、昔ながらの陶器の産地では、粘土の減少や人手不足は
深刻なことだといいます。
工芸品の素晴らしさを伝える方法も、考えていくことが大切ですね。
工芸品とは、使われることを念頭において作られる品々。
その先には、使ってくれる人々の笑顔がいつもあると思います。
そして、作り手の心が伝わるモノに、いつでも感動しています。
2018/09/03
かまだし
8月末に焚いた素焼の窯出しです。
陶芸教室では、月末にのみ窯焚きをしているため、
季節ものはパリコレ並みに先取りして作っていただいてます。
もう、お正月の鏡餅だよ~。
今年も終わりだ~。
窯出しした後は、それぞれの生徒さん毎に、そして曜日毎に
仕分けしておきます。
雑然としていたものが、なんとなくまとまりを持っていきます。
サインを見なくても、誰が作ったものかすぐにわかります。
やっぱりその人の個性とかクセが出ているのでしょうね。
それに、作っているところをずっと見ているから。
生徒さんたちの顔が浮かんできます。
さ~、釉掛三昧ですよん!
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