2021年も今日で終わりです。
換気扇の掃除を終えてホッと一息
よい一年でした
と思えることに感謝して
また明日からも
元気に笑顔で生きましょー
今年も一年ありがとうございました!!
良いお年をお迎えください
あの後ろ姿は誰でしょう?
「三十光年の星たち」 宮本輝 著
新しいものをどんどん取り入れて、どんどん知識を広げていくのもありだけど、
私は何度も何度も同じものを確かめて、深く深く分け入っていくのも好き。
宮本輝さんの小説は、何度も何度も読んでも感動するし、飽きない。
他にはない読書体験です。
彼女にも逃げられ、親からも勘当された無職の30歳の青年が主人公。
借金をしている老人のもとで運転手として働き始めて、
様々な人との出会いと学びを得ていく。
佐伯という老人の言葉を借りると
「十年で、やっと階段の前に立てるんだ。二十年でその階段の
三分の一のところまでのぼれる。三十年で階段をのぼり切る。
そして、いいか、のぼり切ったところから、お前の人生の本当の
勝負が始まるんだ。その本当の勝負のための、これからの三十年なんだ。」
30歳だったら60歳ではないか。
そこからが勝負だなんて。
でも、人間が練られていくにはそれだけの月日がかかるということも確かだ。
一つのことに三十年打ち込むことが出来たら、人は何かを見つけることが
出来る気がする。
もう一つ、佐伯が「自分を磨く方法」として語ったこと。
「働いて働いて働き抜くんだ。これ以上は働けないってところまでだ。
もうひとつある。自分にものを教えてくれる人に、叱られつづけるんだ。
叱られて、叱られて、叱られて、これ以上叱られたら、自分はどうにかなって
しまうってくらい叱られつづけるんだ。このどっちかだ」
今の時代に聞いたら「ブラック企業」「パワハラ」なんて言われそうだけれど、
「修行」
ということは、正にそういうことだろうと思う。
ただ、そこには人に対する愛情が無ければならないけど。
叱られたらすぐに投げ出してしまう人がいるのは、今も昔も
変わらないけれど、投げ出しそうになった時に、話を聞いたり、
励ましたりする人が周りにいなくなってしまったのが現代だと思う。
自分が励ましたり出来る人間であれたらいいけれど、せめて
話しをいつでも聞くよ、と伝えたい。
この本を読んだのは2回目。
また何度も何度も読むでしょう。
陶芸の道具にも「なめし」ってあるけれど、
それではなく「菜飯」
昨日は寒かったですね~。ブルブル
寒くなってくると美味しくなってくる野菜があるけれど、
その中でもカブが好きで、葉っぱも実も全部美味しくいただきます。
カブのぬか漬けがすごーく好き。
江戸時代には10日一度くらい、ぬかを水やぬるま湯に溶いて飲んでいた
らしいので、たまに真似していますが、そうしたらぬかを洗い流さずに
食べたらいいのでは?と思ってそのままいただきました。
うん、美味しいけど、見た目はまぁ・・・
自分で食べる時はいいかな。
そして菜飯。
あ~カブの葉っぱって美味しい。
風邪ひかないように気を付けて、年末まで過ごしましょう!
あと何日かで師走ですね。
展覧会のお知らせです!
「A Year End 2021」
12月4日(土)~12月9日(木) 12:00~18:00 (最終日16:00迄)
個展をさせていただいてから、毎年グループ展にっ誘っていただいて
いましたが、昨年は中止となりました。
新作は数点ですが、日常の器やお正月に使える器、鉢植えなども
出品します。
友人の宮尻久美子さんは、細密な赤絵、上絵の器を出品します。
他にも、ガラス作家、アクセサリー作家など、多彩な作品が
展示されますので、師走の忙しい時ではありますが足をお運びくださったら
嬉しいです。
よい年末年始を迎えられますように。
って、まだ早い!?
五島美術館で開催中の展覧会
「アジアのうつわわーるど」に行ってきました。
五島美術館は東急を創設した五島慶太氏のコレクションを
保存・展示するために作られました。
上野毛の駅を降りて美術館へと続く道を歩いて行くと、
口をあんぐり開けて見ながら歩くような広大な土地を持った邸宅が続いていて、
この世の仕組みの一端を見るような気がするのです。
美術館自体もとっても広い庭園を持ったゆったりとした美術館です。
コレクションも、展示もなかなかマニアックなことが多く、混雑していることが
あまりないので、しっかり、ゆっくり鑑賞出来るのが嬉しい美術館です。
今回の展覧会は、休館中の町田市立博物館所蔵の東南アジアの焼き物や、
中国の陶磁器、ガラス器を展示するというものでした。
中国陶磁器の毛ほどの隙もないような緊張感のある陶磁器もいいけれど、
ベトナムやタイ、クメールのちょっとだけ気の抜けたような器に
ホッとしたり、器の来た道を思いました。
川崎大師のお護摩に行ってきました。
近所に住む友人が一時期毎日通っていたと言っていました。
そう、毎日朝6:00の回から一日4回も行われていて、
誰でも参加できるそうです。
もちろん、ご祈祷してもらうにはお供えするのですが、そうでない人も
その場に居させてもらえるのです。
僧侶たちのお声や太鼓などの音が高まって、炎が燃え盛るのを
見つめていたら遠い所へ連れて行かれそうでした。(あの世?)
川崎大師の境内に、菊の展示がされていました。
ずっと憧れていた「小鹿田焼(おんたやき)」の里へ行ってきました。
小石原焼から陶工を招いて開窯され、今でも電気をいっさい使わない
製法で作られています。
ろくろは蹴ろくろ、登り窯で焼き、土作りも唐臼によります。
そんな窯業地は他にありません。
唐臼は、こうして水の重みを利用して
採取してきた土を粉砕して粘土を作っています。
昭和6年に柳宗悦氏がこの地を訪れて、その伝統技法と質朴な作風に
感銘して広めたことから、民芸の里として全国に知られて行きます。
その後も、バーナード・リーチも逗留して作陶し、小鹿田焼の技法に
影響を与えたということです。
育陶園の尚平君たちが立ち上げた店舗
「Etha(イーサ)」
オープンからもうすぐ一年。