2021/04/30

かふー

 
























「カフーを待ちわびて」という原田マハさん原作の、

映画の宣伝を見た時に、「カフー」というウチナーグチを

初めて知り、その時は結局映画は見ず終いだったのですが、

その後原作を読む機会に恵まれました。



小説の中では「カフー」は主人公と共に暮らす犬の名前として

登場していました。ご多分にもれず舞台は沖縄の離島です。


「カフー」とは「幸運」「幸せ」「よい知らせ」

「果報」ということですね。



「カフーバンタ」は宮城島の「ぬちまーす」の敷地内にある岬。


よい風が吹くところ。





2021/04/24

これから

 






これからのこと だれも何もわからない


ずっと前からさきのことなんてわからないのに

わかったような顔してなんだかんだ言う人が世の中にはびこって


まぁ いいのだけど


明日のことなんてだれにもわからない



これから琉球三島手を作ってみようと


「琉球花三島」


親川唐白さんが独自に考案した道を

三島の近くに生まれ育って(正確にいうと三島市ではない田舎)

沖縄に恋い焦がれた私が作る三島手があってもいいのかな~



昔から、粉引が好きだった

またここに戻るとは思っていなかった



さきのことはわからなーい







2021/04/22

かき

 





カキ 牡蠣 が好き。

生もいいけど蒸したり焼いたりご飯に炊き込んだりフライもいい!



そんな美味しい牡蠣の殻を使って土の化学反応のテストです!























信楽土にいらぼ釉を吹き付けます。























ご近所のお店でいただいてきた牡蠣の殻。

牡蠣の殻は洗っただけだとコバエが発生するということで、

お店のご主人は煮沸して廃棄しているそうで

(本当に丁寧な仕事をされてお料理もとっても美味しい!)

煮沸済みの殻をいただきました。ありがたいです!!






















サヤに入れて、周りに炭を入れて炭化焼成してみます。

貝の殻に含まれるカルシウムが、土に変化を起こすようです。

さて、どういう化学変化が起こるかなぁ。

楽しみ!







2021/04/19

みしま

 






ご注文いただいていた「三島手どんぶり」焼きあがりました!



うん、なかなかよく出来た。

化粧土の剥がし具合が上手くいきました。

削り過ぎず、削らなさ過ぎず(?)


口径 15.5cm × 高さ 8.3cm


麺類にもよいし、煮物やサラダにも。

親子丼もいいかも~。(ちょっと食べ過ぎ)





















桧垣紋は手彫り、印花で花の紋様をちらしました。

しばらく三島手の器を作ろうっと。




2021/04/13

たけのこ

 





スーパーで横目で見て通り過ぎていたタケノコ。

まだ高いな~と。


そしたら!

タケノコをいただきました~。ルンルン♪



さっそくぬかを入れて茹でて、筍ご飯にいたしました。






















美味しく炊けました!


「初めチョロチョロ 中パッパ 赤子泣いても蓋取るな」


という言葉、火加減のことと思っていましたが、

炊いている時の音のことだったと、最近教えてもらいました。

確かに、この言葉を無視して初めからバーバーと強火、

沸騰したら弱火にして、時々蓋を開けて目視!

最後は音を聞いて火を止めていましたが、今まで上手に炊けていました。

間違っていなかったんだな~。



それにしてもこの土鍋、2合炊いたら写真のように

溢れんばかりになってしまうので、

ご飯炊き用の土鍋を作ろうかな~と思った次第です。





2021/04/11

かんずり

 






先日、新潟から富山へ向かう途中の乗り換えの駅「上越妙高」で、

乗り換え時間が結構あったので駅構内のお土産やさんをぶらぶら見ていた時に

この、「かんずり」を見つけました。


以前から「かんずり」は知っていて、関東近郊のスーパーなどでも

販売はしています。


しかーーし!

この、「吟醸六年仕込み」















こちらはほとんど県外には出回っていないのですって!

それは買わない訳にはいかないでしょー。



「かんずり」は、雪国が生んだ発酵調味料。

唐辛子を発酵させて作られています。



昔、何かの映像で、降り積もった白い雪の上に真っ赤な唐辛子を撒いて、

「雪ざらし」というのをしているものを見た時、赤と白のコントラスが

とても美しいな~と思ったものです。



お味は辛味は多少あるけれど、発酵食品特有の香りと舌にのぼってくる

まったりのコクがいいのです。


お鍋の薬味や、味噌汁に入れたり、納豆に和えたり、

ドレッシングに入れたり、うどんやそば、パスタにも合うって。



いまでは、この「かんずり」を作るのは妙高市の1社のみだそうです。

この美味しい調味料、末永くいただきたいものです。





2021/04/08

こんぴらさん


 




讃岐の地へ移動しつつ、途中今治の来島海峡大橋を展望出来る

公園に寄り、人智を尽くされた橋を眺めました。























愛媛から広島へと、瀬戸内の島々を繋いでいくこの長い橋を建てるためには、

構想から百年以上が必要でした。

この橋は、サイクリスト達の聖地にもなっているようで、橋の上から

これから広島へと向かう人たちが手を振ってくれました。


しかーし、この曇天。小雨の降る中、島々の影は霞がかっていました。




その後、江戸時代には一生に一度は参りたいと言われた

伊勢神宮に並ぶ金刀比羅宮に参りました。


ええ、勿論雨の降る中、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

本宮までの735段の階段を登って参拝しました。






















こちらは何段目だったかな~。


息も絶え絶え登り切ったところ、なんと婚礼が行われていました!

神社へ参拝した時に、婚礼があったり、宮司のかたが祝詞をあげていたり

雅楽の演奏があったりしたら、これはとてもラッキーなことです。

神々が喜んでくださっているのですぞよ。
























澄んだ空気、静かな気配。

登りきった喜びでいっぱいです。



ここで終わりではなく、まだ奥社がありますが、時間の関係で

(本当は体力?)本宮でお参りしてまた下って行きました。



























雨の中の桜もまた美しい。




騒いでいるのは人間だけだと、この世の全ての存在に目を向けると

感じられることがあると思うのです。

しかし人間も、この世の全ての存在と仲良くしたいと思っているのが

本当のことだと思うのです。




2021/04/04

しき

 





俳句を嗜んでいる(どこまでかは人ぞれぞれ)自分としては、

松山は道後と言ったら正岡子規!


とは言っても句を詠んだわけでもなく、ひたすら桜と温泉を堪能していたのです。



しかーし、道後温泉は只今改修中で入浴できる湯も限られていたり、

この状況下で入湯制限されていて、整理券を配って時間を待つということ

だったので、その後の予定があった私たちは断腸の思い(?)で後にしました。


























正岡子規の銅像は、野球の格好をしています。

「ベースボール」を偏愛して、自身の雅号を幼名の「のぼる」

にちなんで「野球(のぼーる)」としたそうです。



「まり投げてみたき広場や春の草」    明治二十三年  春



「ボール」も「まり」から始まったのですね。

言葉の奥深さを感じます。

























こちらは「坊ちゃん列車」


夏目漱石の小説「坊ちゃん」で、登場人物が利用したことでその

愛称がつけられました。

今は復元されてディーゼルで走っています。



「坊ちゃん」は道後では大切にされているようですが、小説の中では

あまり良いイメージで書かれていないそうです。

むか~し、むかしに読んだだけなので内容を忘れてしまっているので、

また読んでみようかな。



この後、雨脚が強まる中讃岐に向けて移動!