2014/12/25

にえべ















「窯印」「銘」などと呼ぶ、器の高台裏や脇に記される、作った場所や
人を特定する記号。

色々と変遷してきましたが、最近は「Nieve」という文字を記しています。

「Nieve(ニエヴェ)」とは、スペイン語で「雪」という意味です。

フラメンコに憧れて、フラメンコを一生懸命学んでいたころ、東京赤坂に
あるスペイン料理屋で働いていました。

その時に、料理長に「セニョリータ ニエヴェ!」と呼ばれていたことも
ありました。

私がこの世に生まれた時、雪のように色が白いので、「ゆき」と名付けて
くれたと親から聞きました。
真夏に生まれているのに…。

スペインとの関係はまた次回お話したいと思いますが、銘を刻むということは

「自己顕示ということではなく、責任の所在を明らかにすることです」

と、ある陶芸作家が言っていたけれど、私もそのつもりで、一つ一つ刻んでいます。

あ、釉薬の関係で時々見えなくなってしまう時もあるのですが、作った器には
全て銘を入れるようにしています。

銘が入っていない器もありますけれど、

お手持ちの器を裏返して、銘を見てみるのも面白いですよ。





2 件のコメント:

  1. 雪のよに白かったニエヴェも今や飲み過ぎで赤兵衛ぇ?

    返信削除
    返信
    1. 真っ赤なお鼻のトナカイさんにはなっていないと思うのだけど…。

      どんなに日に焼けても、赤兵衛ぇには一瞬なっても、黒兵衛ぇにはならないのだ。

      削除