「窯印」「銘」などと呼ぶ、器の高台裏や脇に記される、作った場所や
人を特定する記号。
色々と変遷してきましたが、最近は「Nieve」という文字を記しています。
「Nieve(ニエヴェ)」とは、スペイン語で「雪」という意味です。
フラメンコに憧れて、フラメンコを一生懸命学んでいたころ、東京赤坂に
あるスペイン料理屋で働いていました。
その時に、料理長に「セニョリータ ニエヴェ!」と呼ばれていたことも
ありました。
私がこの世に生まれた時、雪のように色が白いので、「ゆき」と名付けて
くれたと親から聞きました。
真夏に生まれているのに…。
スペインとの関係はまた次回お話したいと思いますが、銘を刻むということは
「自己顕示ということではなく、責任の所在を明らかにすることです」
と、ある陶芸作家が言っていたけれど、私もそのつもりで、一つ一つ刻んでいます。
あ、釉薬の関係で時々見えなくなってしまう時もあるのですが、作った器には
全て銘を入れるようにしています。
銘が入っていない器もありますけれど、
お手持ちの器を裏返して、銘を見てみるのも面白いですよ。
雪のよに白かったニエヴェも今や飲み過ぎで赤兵衛ぇ?
返信削除真っ赤なお鼻のトナカイさんにはなっていないと思うのだけど…。
削除どんなに日に焼けても、赤兵衛ぇには一瞬なっても、黒兵衛ぇにはならないのだ。