個展開催中のお昼休みに、沖縄県立博物館 で開催中の
水中文化遺産展を見に行ってきました。
琉球列島を中心とした、日本全国津々浦々の海域で沈没した船の残骸や、
積荷を展示してあります。
遺跡や遺産というと、陸上のものだけを想像しがちですが、海に囲まれた
日本ならではの豊かな交易や人々の生活などが、海に沈んだカケラたち
から伝わってきます。
器の高台の山!
波にさらされて、断面も丸くなっています。
中国陶磁のカケラから、技術の高さを感じられます。
むー、面白い。
展示ガラスに額をゴンゴンぶつけながら見ていたら、展示の最後の方で
「いろは丸」の文字がっっ!!
幕末好きとして体温が一気に上昇しましたとも!
坂本龍馬率いる海援隊が、伊予大州藩から「いろは丸」を借用して、
海運業に乗り出し、長崎から大阪へ行く途中の広島県あたりの海域で
紀州藩の大型船に追突されて沈んだものです。
ピストルやワイン瓶のカケラ、コーヒーカップのカケラなどもあり、船中で
龍馬が使ったの?なんて想像したりして、展示ガラスは私の額の油と鼻息で
曇りましたよ。
龍馬が賠償を主張したミニエー銃400丁について、部品や弾薬など、
全く見つかっていないということです。
龍馬、おんし、まっこと山師じゃき!
ハッ、鼻息が荒くなってしもうた。
幕府の蒸気船「開陽丸」から引き揚げられたものもありました。
とにかく、面白い展示でした~。
水中から揚げられた陶器のカケラを実際に触ることもできて、
釉薬の厚みや、高台の作り、素地の質感なども感じられて
わくわくしっぱなしでした。
巡回展はないのかなぁ。
また見たいなぁ。
玉栄さん、展覧会情報ありがとうございます!
お近くの方、沖縄へ行く予定のある方、足を運んでみてくださいね。
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