2016/12/28

みそ




念願の味噌作り体験に行ってきました!

一度は味噌仕込んでみたかったんだよね~。

陶芸の生徒さんが教えてくれた、麹屋さんがやっている講習会が、
家の近所で開かれるというので申し込みました。

生徒さん母娘と近所の友人と参加して、わいわい言いながら
仕込んでいきました。

あらかじめ大豆は茹でてくれているので、それをつぶして、つぶして…。

結構力が要ります。

塩と麹をよく混ぜます。
さすが麹屋さんだけあって、麹がとても元気で、白い綿毛に包まれて、
一口含むと優しい甘さがありました。

それを潰した大豆とよく混ぜ合わせ、お団子にして、樽に
おもいっきし叩きつけます。

くれぐれも樽の外に飛び出さないように。

そして空気を抜いて平らにして、表面にラップをかけて出来上がり。




















このまま6カ月間熟成させていきます。

あ~楽しみ。

カビが生えてもそこだけ掬ってしまえば大丈夫。


「手前味噌ですが」って言ってみたい。


2016/12/25

ひかり





年末ですね。

色々なニュースが日々入ってきます。

先日呑みながらお話ししている時に、ずっと想い続けていたけれど
意識していなかった深層の部分から出てきた「光」のことを
つらつらと書いてみようと思います。


子供の頃、割と厳しい環境で育ってきた。
そうは言っても、ご飯は食べさせてもらったし、
義務教育も受けさせてもらえた。

それでも、真っ暗なトンネルを歩いているような気持になる時、
いつでもずっと先の方に小さな光が見えていた。

ぼんやりと。

家を出て、働いて暮らすようになっても、何度も真っ暗闇になる
ことはあっても、その光はずっとあった。


ある時、あの光は何だろうとじっくり考えた時、
未来の私が送っている光だと言うことに気が付いた。

今の自分は、周りの人に恵まれて好きな陶芸を仕事に
させてもらって、また沖縄で二人展もさせてもらえる。
だから大丈夫だよ、と過去の私に伝えていることがある。

いつの時もそうやって伝えているわたしが、今いる。



今も、過去の私は生きていて、未来のわたしからの光を
感じている。

今のわたしも未来のワタシからの光を感じている。


はい?頭がおかしくなったわけではないですよー。




だから、大丈夫だと言いたいわけです。



なんでこんなことを書いたかと言うと、蛍光灯が切れたので
電器屋さんに買いに行ったときに、たまたま懐中電灯が
目に入って、「そういえば今、家に無いな」 と思って
購入したものが、蓄光してぼんやり光るのを見たから。



太陽光だけでなく、蛍光ランプの光でも蓄光するのですって。








































そして手回し充電式だから、電池不要。


いつ来るかわからない地震に備えて。



私がこの世を去るまで未来のワタシは光を送り続けてくれる。

この世が終わるときはわたしも終わりだ。






2016/12/21

おに





来年のことを話すと鬼が笑うって言うけど、もうあと10日で来年だっ。


生徒さんが作った鬼。

いい表情をしているなぁ。

節分の時に飾るそうです。


今日は冬至。

なんだか暖かい日が続いて、年末感が薄い…。
しかし!年賀状は昨日書き終えたので、本日投函。

夏休みの宿題は、早めに終えるタイプでした。
締め切りを過ぎるのは嫌い。というより小心者だから落ち着かない。

大物にはなれんのぅ。


今日は柚子湯にでも入りましょう。



























2016/12/15

おくりもの





「A Year End 2016」展     ギャラリー美恵夢

始ってます!



陶器、吹きガラスや、アクセサリー、羊毛フェルトの作品が
展示販売されています。


一部ですが写真でご紹介。

























ガラス作品で、来年の干支の酉や、鏡餅が作られています。
鏡餅の中にはもち米が入っていますよ。





















アクセサリー。華やかです。























陶器のコーナー。
私の作品は少ないのですが、宮尻久美子さんの絵付けの作品は
沢山選べます!




こちらは手のひらサイズの酒杯ですが、細かい絵付けが施されて
います。
京都の学校で私も絵付けを学びましたが、早々に諦めました。

でも、学んでいる時は楽しかったのですよ。

今は削ったり、埋めたり、掘ったりするのが好きなので、それでいいのだ。


年末年始で会う大切な人に、贈り物としていかがですか?
17日(土)の17:00まで開催しています。




私は入院中の友人を元気つけられたらいいな~と、彼女が好きな
猫を購入しました。
こちらは羊毛フェルトの作家さんの作品です。



























すぐにお届けに参りますよ~。




2016/12/08

よみたん




赤瓦の上のシーサー。







読谷山焼き北窯の登り窯を見せていただきました。

ちょうど、翌週窯焚きをするということで、窯詰めをしているところでした。








長い板の上にぎっしり器を載せて運んでいます。











































こちらが焚口です。

北窯は,宮城正享さん、松田共司さん、松田米司さん、與那原正守さんの
4名の親方が所有する共同窯で、13連房式登り窯を年5回焚いている
とのことです。


「13連房」とは、13の部屋ということで、そこにぎっしりと器が詰め込まれ、
リュウキュウ松を燃料として、60~80時間かけて焼いていきます。
そうして同じくらいの時間をかけて冷まして窯出しするまで、1週間くらいの
日数がかかります。




























12月16日(金)~18日(日)まで陶器市が開催されるとのこと。

出来立てほやほやの器たちに会いたいな~。












2016/12/06

いやーえんど







いや~、今年ももう終わりですね。

と言うことで、「ギャラリー美恵夢」で開催される

「A Year End 2016」

に参加させていただきます。


吹きガラスや、アクセサリー、羊毛フェルトの作品が展示販売されます。

陶器部門では、京都の陶芸学校時代の友人で、今は近所に
住んでいる宮尻久美子さんも参加します。

久美子さんは京都の窯元で絵付けの仕事をしていた
経歴もある、絵付けのプロです。
しばらく子育てでお休みしていましたが、これから徐々に活躍
していけることでしょう。

もー、素敵な絵付けですよ。

私は新作のポットとカップや、青のシリーズの長皿などを出品
します。数は少ないですが精鋭部隊(?)でいきたいと思います。

是非ご覧ください。

陶芸教室の仕事があるため、会場にはいられませんが、
ギャラリーのオーナーが温かく迎えてくれるはずです!


師走で慌ただしい日々をお送りでしょうが、風邪などひかないように
みなさまお気をつけてください。








2016/12/01

かまだし




陶芸教室の窯出ししました。

今回は酸化焼成で、季節ものが盛りだくさん。

沢山並んでいると面白い。
それぞれ表情が違って楽しいですね。







トナカイがお尻を向けています。




















来年の干支、酉です。
手のひらサイズで可愛らしいです。


教室でご覧くださいね~。













2016/11/26

こうよう











































先日の11月の雪にはびっくりしましたね~。

寒すぎて笑いが止まりませんでした。
みなさん、体調崩されたり、ケガされたりしていませんか?
お気を付けくださいね。


大股で冬が来たようなこの頃ですが、歩いていると、樹々の紅葉が
進んでいたり、これからだったり、目を楽しませてくれます。


温暖化で、冬は暖かくなるかと思っていたら、そうではなく、
北極の氷が溶けることによって、偏西風が蛇行して、シベリアからの
強い寒気が流れ込んでくることが増えるらしい。

温暖化を止めることが必要です。
































それでも樹々は美しいなぁ。












2016/11/22

はつか






友人の家に遊びに行ったら、自家製の二十日大根をいただきました。

畑を借りて作っているそうで、堀たての土のついたものでした。
美味しそう~。

「根の部分は辛みがあるから酢漬けがいいよ」

とのことだったのでそうしてみたら、きれいなうす赤に染まりました。

天然の色ってすごい。

葉っぱも炒めてわしわしといただく。



「半陶半農」

農作業して、食べる分の野菜を作り、のんびりと焼き物をする。


そんな暮らしに憧れます。


と言いつつ都会の片隅でろくろを廻す日々。

なにはともあれ、しっかり食べましょう。







2016/11/18

ねこ






ねこの頭から多肉植物が生えています。

先日、多肉の回で登場した、陶芸教室の多肉マスターの方が、
自作の猫鉢に多肉を植えていらっしゃいました。


お~、可愛い。

こちらは陶芸教室で販売しています。

もう一つ、ブチの猫がいたのですが、早速もらわれて行きました。

多肉も元気です。

鉢の底には穴が開いているので、水はけも良いそうです。
考えられているな~。さすが!

手のひらに乗るサイズです。

風通しの良い、窓辺などに飾るといいですよ。






2016/11/13

ぬの





陶芸教室の近くの地区センターの催し物に昨年に引き続き、
行ってきました。

生徒さんが、和の古布を使って小物作る講座の先生をされていて、
他の陶芸の生徒さんも参加されています。

みなさん芸達者です。


上の写真は来年の干支の酉です。


雛段に飾られた兎と犬。
























籠の中のとりたち。


一つ一つ手縫いで丁寧に作られていて、小さいものは
本当に可愛らしくて、裁縫が苦手な私は感心しきり。

古い布は、染料が天然のものを使っていたので、色もとても
キレイでした。


日本の古来からの行事を大切にしたいものです。











2016/11/08

たにく




多肉植物。

「たにく」って響きはなんだか肉々しい。

葉や茎に水分を多く蓄えられる植物らしい。
体内に水分を多く蓄えているのは、人間と一緒よね。

なんで「多肉」って呼ばれるようになったんだろー。


陶芸教室の生徒さんは、多趣味の方が多く、
その中の1人、多肉植物に詳しい人に多肉植物を分けてもらい、
細々と育てていたのですが、元気にすくすくと育ってくれて、
今までの鉢では窮屈そうだったので、植え替えました。

彼女がブレンドした土をいただき(ありがとう!)、    
器は自作の片口を使ってみました。


お~、いい~。(自己満足)


右の多肉は「エケベリア」というらしいけれど、
左のは何ていうんだったかな~。明日聞いてみよう。



植物でもなんでも、育てるのは愛情が大事ですね。


しかし、多肉植物は水をあげすぎてはいけないし、
過保護にならずに見守って行きます。









2016/11/04

ちゃわん





茶道をされている知人から、お茶碗の制作依頼を受けて作った
ものです。

「黄瀬戸」で作ってみて、と言うご要望だったので、黄瀬戸釉を
使って、模様の所には織部釉をのせて作りました。

以前、青磁氷裂釉(青い器) でのお茶碗の依頼も受けて
作ったのですが、使ってみて、お茶の色が映えないとのことで、
今回作り直しとなりました。

今度はどうでしょうー。

色々ご意見いただいて作ってみるのは、勉強になるし、
発見することもあります。

このお茶碗を作って、ポットやカップのデザインが浮かびました。


ひたすら手を動かす。





2016/10/30

けしょう




「粉引き」という技法があります。

磁器の白さに憧れて、その土地で採れる色のついた土に、
白く焼き上がる化粧泥を掛けて、透明な釉薬を掛けて
仕上げた器です。



陶芸教室で使う化粧泥の、新しい種類を作っています。

大道土(萩焼の土)とカオリン(磁器の素になる鉱石)を
2 : 1 で混ぜたもの。

樂赤土に生掛けして、透明釉を掛けて焼成しました。

































こんな感じで焼きあがる予定。
白くはなく、御本(桃色の斑点)が出てます。

真っ白ではないのがいいなぁとの声が上がったので、
作ってみました。

テストピースが割れているのはご愛敬。


大道土を乳鉢で擦って、濾し器で濾してカオリンと混ぜて…。

料理をしているようだなー。



来月から使えますよ!










2016/10/29

おりじなるらぶ





1993年の冬に、その頃働いていた会社の同僚と、北海道に
スキー旅行に出かけた。

高校を卒業してすぐに、静岡の田舎から東京へ出て就職した会社は、
年上の人ばかりで、高卒で働いているのは私だけだった。

それでも周りの人に助けられて、無我夢中で働いていました。

そんな時の初めての北海道、初めてのスキー。

初めての飛行機!

19歳の冬ですね。

飛行機の中で、イヤホンで聴ける音楽ってあるでしょう。
そのJ-POPの番組で「ORIGINAL LOVE 」の「接吻」という
曲を聴いたのです。


「なんじゃこりゃ~(by ジーパン)」

と電流が身体中を駆け巡り、誰の曲か調べて、帰ってから
すぐにCDを買い求めましたヨ。

それからずっと「オリジナル・ラヴ」を好きで、ライブへ行き、
アルバムを聴いていましたが、最近ご無沙汰でした。

でも、先日ライブ版DVD発売記念の上映会を、新宿の映画館で
されると知り、仕事の休みと合ったので、参加してきました。
やっぱりいいな~と、心癒されてきました。

誰がなんと言おうと、好きなものは好き。

音楽は、自分の人生の場面ごとに寄り添っていて、どこか
根底に流れているような気がする。

今は沖縄民謡が私の日々に流れているけれど、19歳の私を
想う時、田島さんの声がいつでも聞こえるのだ。







2016/10/25

しあわせ






普段、 「パルシステム」 という協同組合から、日々の食材から
生活用品まで生活に必要な様々なモノを購入しています。

10年前くらいに、陶芸教室の生徒さんに教えていただいてから
ずっと、その理念や品物の確かさに信頼を置いて、足りない時は
スーパーや地域のお店で購入していますが、基本はパルシステムの
品物で日々の暮らしを営んでいます。
布団も靴もなんでもあるよ~。


そのパルシステムが企画する講座が定期的に開催されていて、
興味があることで、日程が調整できる時には応募して参加させてもらい
ます。

今回は「幸せの経済学」というドキュメンタリー映画を上映し、
監督の ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ さんのトークショーも
聴講できるとのことで、楽しみにしていました。

映画を見て、本当の豊かさとは何か?ということを、また改めて
1人1人が考えなくてはならないと思いました。

ヘレナ監督の言葉が、とても心に沁みわたりました。
英語でお話しされているので通訳の方の言葉で理解するのですが、
じっと目を見つめて心を傾けていると、その言葉の奥にある
伝えたいことは言葉を超えて飛び込んでくるのだと分かりました。






1人1人の力は、小さいようでいて、大きなもので、
諦めてはいけなんだという、メッセージでした。

何を選ぶか、それぞれに権利はあるけれど、よく考えて
選ばなければいけません。

学びはつづくよどこまでも。




2016/10/24

よぞらのほし





京都伝統工芸専門学校で、陶芸を学んでいた時の同期

見野大介さんの東京初個展に行ってきました!


見野君は奈良で独立して 「工房八鳥」 を営んでいます。

関西圏で個展など開催して、陶芸教室もしつつ、精力的に
活動しています。

いつも関西での個展のお知らせをいただいていたけど、なかなか
行くことができなかったので、今回は何を置いても伺おうと意気込んで、
同じ学校の同期で、近所に住んでいる友人とその子供たちと一緒に
電車の中からワクワクと色々お話ししながら出かけました。


見野君と会うのも久しぶりで嬉しかったなぁ。



会場に入ってすぐに目が吸い寄せられた、青い釉薬の器たち。
他にもマット系の釉薬の器や素敵なものがありましたが、
もうこれしかないっという酒器をいただきました。

























結晶が表れていて、まるで夜空に星が浮かんでいるよう。
これでお酒をいただいて、夜明けを迎えたい…いやいや、
そんなに呑まないけど、ずっと眺めていても飽きない、
色々な表情が見られます。

この釉薬を作るのにも、たくさんの時間を費やして工夫を重ねて
いることと思います。
学生時代から、いつもニコニコしながらも、誰よりも努力して
いた見野君。

あ~、嬉しいな。
心が空に広がって行きました。


私もがんばろー。

ありがとう。見野君。





見野君はもう会場には居ませんが、見野君が生み出した器たちが
待っていますので、是非ご覧ください。


陶右衛門 赤坂店


2016年10月21日(金)~10月29日(日)

平日 10時〜20時 土曜・祝日10時~19時





2016/10/17

ぽっと




ポットを作りました。

初の釉薬を使って、また新しい雰囲気を目指して制作中。
こちらとお揃いのカップも作りましたよ。

少しずつ改良して、良きものへと目指します。

茶漉しの部分がまだまだ未熟で。

常滑の急須職人さんや、作家さんを尊敬するな~。

くぅ~、手を動かすしかありません。


秋も深まってくると、温かいお茶が美味しいです。





2016/10/13

しんさく





先日窯焚きした作品が、焼き上がりました。

こちらは友人に依頼されて作った取り皿です。
ミンサー柄がいいということで、その他はお任せだったので、
今までは黒土に象嵌していましたが、白土に象嵌してみました。

それだけだと淋しい雰囲気だったので、縁に飴釉を掛けて、
窯の中で自然に溶け流れるようにしました。

気に入ってくれるかなぁ~。

サイズは 縁 16cm 高さ 2cm です。


切り身のお魚や、ケーキなど、お菓子を載せてもいいし、
ロールパンも2つくらい載りますよ。


だんだん秋も深まってきました。
温かい肉まん載せてもいいなぁ。

食欲の秋だなぁ。







2016/10/05

はとう





目白にある 「ギャラリー ルヴァン」 で開催中の

金工作家、光本岳士さんの個展「波濤ーcrestー」 を観に行ってきました。









「波濤」シリーズは、鉄を錆びさせて作られたもの、銅の上に銀メッキを
施されたものがあり、それぞれの素材感が生きていて、力強さ、柔らかさ
を感じられました。




こちらの花器は、どんな花でも受け止めてくれそうです。
こうした野の花も合いますが、薔薇なども生けたら素敵だろうな~。






















渦巻きと直線がとっても美しい箱。


まだまだ素敵な作品が沢山展示してあります!



2016年10月4日(火)〜10月15日(土)
12:00~19:00(最終日~17:00)11日(火)休廊


ギャラリーのお名前「RUEVENT ルヴァン」とは、
フランス語で「風の通り道」ということだそうで、
昨日は久しぶりの秋晴れでしたので、とても気持ちの良く、
光本さんの作品も拝見して、爽やかな気持ちになりました。


是非お出かけください!