2017/10/31

どなべ


































秋を通り越してもう冬か?と思うような陽気ですね。

寒くなってきたら、鍋料理が恋しくなってきます。


鍋料理には欠かせない土鍋。

土鍋のご注文をいただいていて、ついに!出来上がりました。


「取っ手をシーサーで」


というご注文にどうやってお応えしようかと試行錯誤で、

途中ご相談もしつつ、出来上がった土鍋。

写真を送って見てもらったら、「OK」とのことで、

ほ~っとしました。


使ってもらうところを想像しつつ、火にかける器なので

慎重に作り進めました。



あ~、本当に作っていて楽しかったな。

これから目止めをして、すぐに使用できるようにします。

目止めの方法は、ゆる~いおかゆさんを炊いて、

24時間~48時間放置。

おかゆさんは勿体ないですがサヨナラして、よく洗って乾かします。

そうすると、土の細かい部分に糊が入って、水漏れを抑えたり、

浸み込みを抑えます。


美味しい鍋料理のお手伝いができますように。









2017/10/28

かまたき







































今月は今までにないくらい、窯焚き三昧!

陶芸教室の窯が2回(還元、酸化焼成)

自分の作品の窯が2回。これは、一度焼いたものの、

釉薬のノリが悪かったりしたので、もう一度釉薬を塗り、

再度焼かせてもらったのです。

わがままで焼成させてもらって、関口さんにはいつも

感謝です!!ありがとうございます。(感涙)










































こちらは陶芸教室の窯。

どの焼きも、今回は「大名窯」になってしまいましたが、

体験陶芸の作品などお待たせしている作品もあり、

今後のスケジュールもあるので、窯焚きさせていただきました。

「大名窯」とは、作品数が少なく、窯の中でゆったり並べて

焼く時に「贅沢だぞ!」ということで戒めのために言います。

オーナーにも、感謝です!!


みなさん、もうすぐ焼けるよ~。




2017/10/17

ほしとすな




すっかり秋の空気ですね。

雨が降り続いているこの頃ですが、少し晴れ間が見えた本日、

展覧会2件行って参りました。




最初は、松尾多英さんの『砂』 シリーズの展覧会。

新聞の記事を読んで気になって気になって訪れた時から、

4回目の展覧会です。

2012年の冬に出会って、連綿と続く砂漠を見続けさせて

いただいています。


「形あるものは滅びます」


新聞記事の文言。


風に吹かれ姿を変える砂の形。

人も世界も、変わらないものはない。

松尾さんが描き続ける限り、『砂』の変化を見たいと思います。


ギャラリー CORSO


10月28日(土)まで開催中!






そしてお次は見野大介さん の個展。

「秋夜蒼蒼輝天星」

買っちゃった~。









































夜空に星の瞬いているような結晶が表出しています。

大変だと思うよ、結晶を出すのって。




あ~、やっぱり器が好きだ。

自分で作っているくせに、欲しくなる。

いいのだ、いいのだ。

見野くんは最近父になったので、ご祝儀ご祝儀。

と、言い訳しつつ買う行為は、鞄を買うとか、靴を買うとか、

服を買うとか時計を買うとか、みな同じだ。


そしてみんな違うんだ。


陶右衛門 赤坂店

10月21日(土)まで開催中!








2017/10/16

さんま




やっと秋刀魚の塩焼きにありつけました。

食べたいと思った時にお店に無かったりと、タイミングを

逃していました。

スダチを搾っていただきます!


秋刀魚がすっぽりとのる長皿は、15年前くらいに作ったものです。

稚拙でありますが、今でも愛用しています。

秋刀魚だけでなく、ちょこっとした料理を3点くらい盛ったり

(来客時に限る)、一人分の餃子を盛ったり、お刺し身をのせたり

色々使っています。

自分でもよく使う器とそうでない器とハッキリと決まっているので、

どうしたら、よく使ってもらえる器を作れるか、考えつつ食べたり

しています。

でも、たいがい夜は呑みつつ、一品ずつ作っては食べて、呑んで、

また作っては食べて呑んで…という状態なので、途中から

全てオッケイ!となってしまう…。


朝にまた考えよう。





2017/10/15

とうび










































東京美術倶楽部の「東美アートフェア」に行ってきました。








仕事前に行くということで、いつもより早起きしたのは、


長次郎の樂茶碗が出品されると教えてもらったからです。


古美術商の方と懇意にしているオーナーにくっついて行ったら、


なんとか触れさせてもらえるかも!と言う思惑有り。


美術館でガラス越しに見るような逸品たちを、間近で見られて、


しかも、お値段がついている!


開場前に着いたら、ロビーにはもうたくさんの人がいて、


熱気に溢れていました。


オーナーの後ろにくっついて、お目当ての長次郎の茶碗を


見に行ったら、なんと!もうすでに売れてしまって、姿がありませんでした。


いや、勿論買いに行った訳ではないけれど、見たかったな~。


触りたかったな~。




気を取り直して会場を見て回ると、溜息が出るような素敵な器などが


たくさん。お値段にも溜息が出ます。


そんな時、ふと目に留まったのが、陶芸の学校の絵付けの先生、


小野先生の作品。


「あれ!?」


と声を出したらお店の方に声を掛けていただき、色々お話しさせて


いただきました。


目が飛び出そうな美しく細密な絵付け!


いや~、いいもの沢山見た~。


眼福眼福。









2017/10/12

ざんまい


土鍋の蓋…




釉掛三昧が続いている。




陶芸教室も素焼きが終わって、今月は生徒さんの釉掛と、

体験教室の釉掛。

そして自分の作品にも釉掛と窯焚きのタイミングが重なって、

毎日釉薬にまみれております。


1つの釉薬をどんぶりと全体に掛けるのではなく、一部分を違う色に

したい時、撥水剤を使って釉薬の掛け分けをします。

上の土鍋の蓋も、青色の部分は他の釉薬を塗ってから、その上に

撥水剤をまた塗っています。


そうするってぇと、別の釉薬を上から掛けた時に、その部分は

後から掛けた釉薬をはじいて、塗った釉薬の色に焼き上がる予定なのです。

釉薬も、重ねて色を出す時と、それぞれの色を出したい時と、

その時々で技法を変えていくのです。


しかし、撥水剤ってトルエンなんかが成分の一つに入っているので、
ずっと扱っていると頭がぼへ~っとしてきますので、お気をつけて!
換気しましょ~ね。エヘエヘ






一人用の土鍋も作っていますよ。


焼き上がりはどうなんだろうな~。
窯の神様どうぞよろしく!











2017/10/03

へいわ









鯉もお腹が減るのかな


ずっと泳いでいるんだもん


きっとお腹が減るんだね






近くに寄ってきて、あぷあぷと口を動かしている鯉を眺めて


「エサは持っていないんだよ~」


とひとりごち。






近所の古墳がある公園に散歩。












































亀甲山(かめのこやま)古墳。前方後円墳。


5世紀前半に造られたものらしい。


社会の時間を想い出す…。






現在地はコチラ。








樹々に囲まれて柵もあるので近くで姿を見ることはできない。


資料館があることを、何度も来ているのに今日初めて知った。


しかし閉館していたので次回にしよう。




公園内をあるいていたら平和の像が。














































お母さんの自転車の後ろに乗って、大きな声で歌を歌う子供。


川辺で犬と戯れている人。


ベンチでぼんやり座っている人。


落下する夕暮れを散歩する私。








この時に、今も進行中の核の開発とか、貧しさに苦しむ人々、


自分の国にも帰れない難民、銃の乱射、テロリズム…






自分だけ平和ということでは、「平和」ではないんだよな。


って思いつつ何をどうしていいやら分からないから、


まずは毎日生きて、知ることをして、できることをしよう。