「幸せ物質」とよばれるセロトニンのほとんどは、腸内で作られます。
人体には約10mgのセロトニンが存在するといわれていますが、
そのうち約90%が腸の粘膜、残りの8%が血液中にあり、脳内には2%程度
しかないということです。
「幸せ」って、「脳」ではなく、「腸」で感じていたの!?
「腸は第二の脳」とよばれることがあります。
脳には約1000億個の神経細胞があるのですが、腸にも1億個の神経細胞が
集まっているのです。
でも、生命の歴史を遡っていくと、先に誕生したのは腸で、脳は腸から分離して
発達した器官なのです。クラゲやイソギンチャクなどの腔腸動物には脳は
ないけれど、腸にある神経細胞の指令によって栄養を取り込んで消化吸収しています。
脳の形って、腸の形と似てませんか?(実物は見たことないけど)
そう考えると、私たちが持つ感情とか、思考って、もしかしたら腸の働きが
大きいのかもしれない、などと思います。
沖縄の言葉「ウチナーグチ」に「肝(チム)」という言葉があります。
「肝ドンドン」 は 「ドキドキする」
「肝ワサワサー」は 「気持ちが落ち着かない」
「肝清さ」 は 「美しい心」
「肝グクル」 は 「真心、心根」
「肝」って、腸のことなのかなーって思うと、とても言い得て妙というか、
昔の人は科学的に証明される以前から、感覚的に分かっていたのだと思うと
畏敬の念を覚えます。
「心」という目に見えないもの、臓器としては無いものだけど、
「魂」ということと併せて「肝」を言葉に表した感覚にとても感じ入ります。
「同じ釜の飯を食べた仲」
って言うではないですか。
人は食べ物に付着している細菌を接種したり、食べたものの栄養分を分解して、
腸内の細菌に働きかけている。
それが腸で繁殖して善玉菌悪玉菌などのバランスを拮抗しているのですが、
同じ食べ物を食べているということは、細菌も似ているということであって、
そうしたら感じること、考えることが似てくるってことで、
何か連帯感のようなものを覚えるのは有り得ることなのですね。
腸ってチョ~奥深い!!
だから、頭で考え過ぎないで、腸で感じてみませんか?
って言うことなのです。
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