お茶会用の茶碗として制作していた茶碗が焼きあがりました!
2種類。
そう、この秋頃に2回のお茶会が予定されていて、
そのためにとご注文をいただき制作したのですが、お茶会は中止となりました。
それでも、腐るモノでもないですし、また別の機会に使っていただけるとのことで
最後の仕上げをします。
陶器には、「貫入(かんにゅう)」と呼ばれる釉薬に入るヒビがあります。
これは割れているのではなくて、土と釉薬の収縮率の違いによって出来る
模様のようなものです。
その貫入に墨汁を入れて、古びたような雰囲気を出します。
素手で触ってしまうと手の油が移ってしまい、その部分に墨が入らなく
なってしまうので、手袋をして器を扱います。
テカテカした黒い釉薬のようですが、墨です。
これを洗い流すと、貫入に墨が入った模様が出てきます。
右が墨入れした茶碗、左は入れる前。
内側も。
私は入れない方も好きですが、お好みですね。
ご注文には出来るだけお応えします!
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