陶芸の学校へ行って初めてしたことって、粘土を練ることでも、
ろくろを廻すことでもなく、「道具」を作ることでした。
まずは、桜の木をのこぎりで切って「こて」や「へら」を作るのですが、
それは水挽の時に必要な道具で、今回は「削り」に必要な道具のこと。
陶芸教室の道具も、定期的にメンテナンスしています。
万力でカンナを固定して、ヤスリで刃の目を立てていきます。
と、その前に学校ではこの硬っい鋼材を刃の形に切って、曲げて、
刃を作っていったのですが、泣きそうになるくらい硬くて手が痛くて
手の平に豆ができましたよ。
メンテナンスは大事で、削っているうちに刃は減って削りにくくなるので
余計な力が入ってしまいます。
作り続けることで手に入れて行く技術の一つは、「余分な力を抜く」
ということなので道具のメンテナンスは怠らず。
既存の道具も使います。
使いやすい道具を選んでいけばいいのです。
既存の道具でも、手入れはしています。
でも、自分の手が一番の道具だなって思います。
手の手入れも大事にしないと、と思うのですが、この季節はいつも
ガッサガサのボッロボロになってしまいます。
オバァの手のようですが、動いてくれることを感謝して、
今晩はクリーム塗って寝ましょうね。
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