2015/03/02

よるのうめ



















とらやの羊羹に「夜の梅」というものがあって、羊羹の切り口の
小豆の粒が、夜の闇にほの白く浮かぶ梅の花のようだという
ことで、名付けられたそう。


梅の季節から、桜の季節に移ろうとしています。

暖かくなってきて、夜の道をぶらりと散歩。闇の中には色々な香りが
潜んでいます。

土の香り

草の香り

梅の香り


春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やは隠るる
(『古今集』)

(春の夜の闇は意味がない 梅の花の色が見えなくなってしまう
 けれども香りは隠れようもない)



未だ花粉には鈍感で胸をなでおろし。

もう3月。 まだ3月。 されど3月。



2 件のコメント:

  1. 三月になってもまだ満開とぁならんじゃった防府天満宮
    二週間、毎日梅と接したんは初体験

    今月円虹投句はほとんど梅の句じゃ
    さっき詠んだん

    待ち人は来たらず予感枝垂れ梅  哲

    なんちゅぅ句ぅもポケット電話の時代じゃぁナニじゃのぅ、つぁん世になったもんじゃのぅ

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    1. 防府個展、おつかれさまでした!

      今時は、待ち合わせの時間も場所もちゃんと決めないらしいですからね。
      駅の伝言板なんて、なつかしー。

      私も円虹梅の句投句しました。
      これはさっき詠んだん

      梅の香や石の濡れたる夜の道  由起

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