2017/12/27
ねこどし
来年は戌年らしいですなぁ。
猫年って、ないんですかねぇ。
あたしらも、それなりに一生懸命生きているんですがねぇ。
近所でもよく猫を見かけるのですが、
沖縄の那覇あたりは、本当によくあちらこちらで猫に
出会います。
この猫も、首里の石畳道近くにある、私の大好きな場所付近で
出会いました。
「写真撮ってもいい?」
と聞いたら
「なぁに?」
と言って一瞬こちらを向いてくれました。
そうしてすぐに去っていく後ろ姿。
チベット、タイ、ベトナムでは、卯年の代わりに
猫年があるらしい…。
なにはともあれ、みなさまよいお年をお迎えくださいませ!
2017/12/22
たいけん
母娘体験教室をいたしました。
とは言っても一組の母娘さんですが、とっても楽しんでいただいた
ようで嬉しいです!
うむぅううう~
よしよし。
小学校2年生の女子です。む~、可愛い過ぎて甘々になります。
おっかさんも、家族のための四角いお皿を懸命に作られていて、
一心不乱です。
いいね~。
お母さまは、かれこれ7~8年前に陶芸教室に通ってくれていて、
結婚、出産、子育てなどなどで、陶芸と離れていましたが、
すこーしだけ時間が出来た今、再び「作りたい!」という
気持ちで来てくださいました。
娘さんも陶芸に興味しんしんという、素敵な条件が重なったのですね。
人生の中で色々な状況が、その時々でそれぞれの人に訪れます。
ある時はずっと一緒に居られても、離れざるを得ない時もあり、
でも、生きているとまた会える時が巡ってくることもあります。
そのことがとても嬉しいです。
いつでも 『また会いましょう!』 と、笑顔で手を振って、
それぞれの道へ進んでいきたいですね。
そしてまた会えた時は、抱きしめ合って、お互いの
過ごしてきた時間を愛おしみましょう。
2017/12/18
ぼくねん
少し前のことですが、沖縄へ帰った時に訪ねた
名嘉睦稔さんの美術館 「ボクネン美術館」のことを
記しますね。
北谷町にある美術館まで、バスでトコトコ出かけました。
アカガーラ(赤瓦)のなんだか不思議な建物は、睦稔さんが
設計したそうです。ガウディを彷彿させます。
建物の周りには、沖縄の木々がたくさん植えられていて、
100年後には森になっているイメージなのですって。
見てみたいなぁ。生きていたら妖怪ですね。
今回の展示は「文様の祈り」~未来へのまじない~
というテーマでした。
館内は撮影OKでした。
平日の、開館後すぐだったので、私以外はだーれも訪れる人は
おらず、ゆっくりと楽しませてもらいました。
睦稔さんの描く女性たちが大好きです。
赤や黄色などで彩色された女性たちは見たことがありましたが、
今回、黒一色の版画もあり、また違う雰囲気で素敵でした。
版木も展示されていました。こちらが、
こう仕上がる。
月桃紙という和紙を使われていて、刷った後に裏側から
彩色する「裏手彩色」という技法で描かれているそうです。
この螺旋階段を上ると屋上に出られて、ビーチを眺めたりできます。
サンセットビーチ
最後までだーれも訪れず、絵の前の椅子に座って
ぼーーっと眺め、絵から流れてくるような音を聴いていました。
また訪れよっと。
富士山の版画もあったよ。
2017/12/14
きょうくん
湯呑の中に、シーサーがいるよ。
沖縄に帰った時にいただいた湯呑ですが、こちらは面白い仕掛けが
施されたものなのです。
シーサーは湯呑と一体化して、こんな風に顔をのぞかせています。
そして、底にはこんなふうに穴が開いています。
穴が開いていてこぼれないんかい!?
と、思われるかもしれませんが、これには仕掛けがあって、
湯呑の八分目までなら、液体をいれてもこぼれないのです。
ただ、八分目を超えてしまうと、底の穴から全ての液体がこぼれて
無くなってしまうのです。
不思議~。
これは、石垣島の米子焼工房の器で、「教訓茶碗」と呼ばれている
器です。
「欲張りすぎると 全てを失ってしまいますよ」
腹八分に納めなさい、という教訓を伝えているのですね。
それにしてもスリル満点~。
下手すると、ちゃぶ台が水浸しになってしまう。
もともとは、石垣島の宮良殿内という琉球王朝時代の家に
舶来ものとして伝わっていた盃だったそうで、それを
再現して作られたものだそうです。
お酒も八分目に…てことかしら?
面白い器をくださって、ありがとうございます!
陶芸教室に持って行きますので、一緒に仕掛けを
考えてみましょうね~。
三人寄れば文殊の知恵じゃ
2017/12/08
2017/12/07
わさび
わさびの生産は、静岡県と長野県で全国の6割を占めているらしい。
静岡生まれの私ですので、小さいころからよくワサビ漬けを
目にしていたし、食卓にも上っていました。
でも~、子供のころはあの酒粕の味があまり好きではなくて、
殆ど食べませんでした。
しかーし、時は過ぎ大人になってお酒を嗜むようになってから、
こんなに美味しいものだったのねー!と気が付き、時折いただいて
きました。
でも、市販のものは余分なものが色々入っているので、どこか
気持ちが晴れないところもありましたが、陶芸教室の生徒さんに
教えてもらった静岡市の「わさびの門前」を知ってから、わさび漬け観が
変わりましたよ。
ワサビ漬けのワサビも新鮮で緑色がきれいで、シャキシャキしています。
「わさびの門前」は17代、400年続いている日本最古のわさび農家
なのですって。
ほ~。
海苔で巻いてね、ツンときて、お酒をクイッとね。
2017/12/01
ちょうぜつ
三井記念美術館で開催中の展覧会、
「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」
を観に行ってきました。
ひゃー
ひぇ~
ほぉおう~
はぁ~
という言葉にならない声が漏れましたヨ。
冒頭の看板のキュウリは、安藤緑山(1885?年~1955年)の
象牙を彫刻して着色した作品。
近くで見ると瑞々しくって、かじると「パリッ」と
音がしそうなのですよ。
他にも、「なんじゃこりゃーーーー!!」(byジーパン)
っと叫びたくなるような超絶技巧の作品がたくさんありました。
ちょっと狂気を感じます…。
明治時代の工芸の、ストイックな緻密さやリアルさ、その技を
現代に繋げて、自分の中で昇華してさらに現代の空気を
纏って作り続けている、現代の作家の作品も併設されています。
目ん玉飛び出ました…。
12月3日(日)までの開催ですが、お時間がありましたら訪れて
みてください。
クラックラしますよ。
おかちゃんありがとー!面白かったよ。
2017/11/30
2017/11/20
みち
「すべての道はどれも同じである。
どこかわからないところに行くだけだ。
しかしながら、その道に心がなければ、少しも楽しくはない。
反対に、心のある道なら、そこには安らぎがある。」
「心」ってなんだろうにゃ~。
いやいや、久しぶりに カルロス・カスタネダの
「時の輪」を読み返して、20代の「あの時」のことが
心に浮かんできました。
まだまだやきもの(陶)の道に行くとは露ほども思っていない、
赤坂にあるスペイン料理屋で働いていた時。
千代田線赤坂駅を降りたところにある本屋で、出勤前に
ぶらぶらと書棚を見ていた時に目に飛び込んで生きた本。
本の頁の端を折るのなんて今ではしないけれど、
たくさん折ってあって、その頃の私が何を感じていたか、
ほぅほぅ、と思いながら読みました。
先のことなんて、何が起こるかわからないものです。
などと真面目に考えていても、猫の眠りにはかなわない。
あ、眠たくなってきた…。
「しかしだからといって、その道を好きにならなくては
ならないというものでもない。
ただ楽しく旅ができるというだけのことだ。
そういう道に従っているかぎり、戦士はその道とひとつになる。」
2017/11/19
2017/11/13
ぬの
い~ら~か~の な~みぃ~とぉ~ く~も~の~な~みぃ~
鯉のぼりの歌は、こちらの方が好き。
いや、鬼も笑っちゃうくらい先取りの、端午の節句を題材と
した展示を見させてもらいました。
和の古布を使って色々なものを作られている教室の、
先生と生徒さんが陶芸教室に通って下さっているご縁で、
毎年展示を見させてもらっています。
鯉盛りっ!
六地蔵は陶芸教室の生徒さん。
お地蔵さんが乗っていらっしゃる台は、陶芸教室の時に
作られました。
愛らしい表情だのぅ。ほっこり。
奥に写っている晴れ着は、80年前のものだそうです。
大切に、保管されていたのですね。
ほれにしても、みなさん多才です。
生徒さんなんて言っていても、みなさんから学ぶことが多いです。
本当に幸せなことで、わしも精進いたします!
2017/11/10
ももとせ
祖母が今年100歳になりまして。
特養に入所しているので会いに行ってきました。
色々あって、祖母には何十年も会えずにいましたが、
ある日、夢でお告げがあって再会できることになりました。
どんな夢かは、長くなるのでここでは割愛しまーす。
足腰も弱り、耳も遠くなっていますが、記憶や思考がはっきり
していて、美容やオシャレにも気を使っています。
ほがらかに笑って、久しぶりに会う私にも想い出を分けてくれました。
祖母が生きていてくれることで、伝えてくれることがたくさんありました。
生きていることに感謝する日々です。
顔の大きさについての意見は受け付けませんヨ。
2017/11/07
できあがり
小学校2年生の子供たちが、陶芸体験に来てくれた時の
作品が焼き上がりました。
1年生の時にも来てくれた子供たちもいて、
その成長ぶりに親御さんも驚き、喜んでいらっしゃいました。
色は指定してくれた通りに釉薬を掛けたけれど、
気に入ってもらえたかな。
と心配していたら、このドラ〇もんの土鈴を作った
男の子が、家に帰ってからお母さんに、
「思った通りの色にできてる!」
と言ってくれていたそうです。
嬉しいこと言ってくれるねぇ。(涙)
餃子はこのように焼き上がりました。
夢に出てきそうな…。
また来年も来てくれる予定になり、今からとっても楽しみです。
ありがとうございました!
2017/11/02
2017/10/31
どなべ
秋を通り越してもう冬か?と思うような陽気ですね。
寒くなってきたら、鍋料理が恋しくなってきます。
鍋料理には欠かせない土鍋。
土鍋のご注文をいただいていて、ついに!出来上がりました。
「取っ手をシーサーで」
というご注文にどうやってお応えしようかと試行錯誤で、
途中ご相談もしつつ、出来上がった土鍋。
写真を送って見てもらったら、「OK」とのことで、
ほ~っとしました。
使ってもらうところを想像しつつ、火にかける器なので
慎重に作り進めました。
あ~、本当に作っていて楽しかったな。
これから目止めをして、すぐに使用できるようにします。
目止めの方法は、ゆる~いおかゆさんを炊いて、
24時間~48時間放置。
おかゆさんは勿体ないですがサヨナラして、よく洗って乾かします。
そうすると、土の細かい部分に糊が入って、水漏れを抑えたり、
浸み込みを抑えます。
美味しい鍋料理のお手伝いができますように。
2017/10/28
かまたき
今月は今までにないくらい、窯焚き三昧!
陶芸教室の窯が2回(還元、酸化焼成)
自分の作品の窯が2回。これは、一度焼いたものの、
釉薬のノリが悪かったりしたので、もう一度釉薬を塗り、
再度焼かせてもらったのです。
わがままで焼成させてもらって、関口さんにはいつも
感謝です!!ありがとうございます。(感涙)
こちらは陶芸教室の窯。
どの焼きも、今回は「大名窯」になってしまいましたが、
体験陶芸の作品などお待たせしている作品もあり、
今後のスケジュールもあるので、窯焚きさせていただきました。
「大名窯」とは、作品数が少なく、窯の中でゆったり並べて
焼く時に「贅沢だぞ!」ということで戒めのために言います。
オーナーにも、感謝です!!
みなさん、もうすぐ焼けるよ~。
2017/10/17
ほしとすな
すっかり秋の空気ですね。
雨が降り続いているこの頃ですが、少し晴れ間が見えた本日、
展覧会2件行って参りました。
最初は、松尾多英さんの『砂』 シリーズの展覧会。
新聞の記事を読んで気になって気になって訪れた時から、
4回目の展覧会です。
2012年の冬に出会って、連綿と続く砂漠を見続けさせて
いただいています。
「形あるものは滅びます」
新聞記事の文言。
風に吹かれ姿を変える砂の形。
人も世界も、変わらないものはない。
松尾さんが描き続ける限り、『砂』の変化を見たいと思います。
ギャラリー CORSO
10月28日(土)まで開催中!
そしてお次は見野大介さん の個展。
「秋夜蒼蒼輝天星」
買っちゃった~。
夜空に星の瞬いているような結晶が表出しています。
大変だと思うよ、結晶を出すのって。
あ~、やっぱり器が好きだ。
自分で作っているくせに、欲しくなる。
いいのだ、いいのだ。
見野くんは最近父になったので、ご祝儀ご祝儀。
と、言い訳しつつ買う行為は、鞄を買うとか、靴を買うとか、
服を買うとか時計を買うとか、みな同じだ。
そしてみんな違うんだ。
陶右衛門 赤坂店
10月21日(土)まで開催中!
2017/10/16
さんま
やっと秋刀魚の塩焼きにありつけました。
食べたいと思った時にお店に無かったりと、タイミングを
逃していました。
スダチを搾っていただきます!
秋刀魚がすっぽりとのる長皿は、15年前くらいに作ったものです。
稚拙でありますが、今でも愛用しています。
秋刀魚だけでなく、ちょこっとした料理を3点くらい盛ったり
(来客時に限る)、一人分の餃子を盛ったり、お刺し身をのせたり
色々使っています。
自分でもよく使う器とそうでない器とハッキリと決まっているので、
どうしたら、よく使ってもらえる器を作れるか、考えつつ食べたり
しています。
でも、たいがい夜は呑みつつ、一品ずつ作っては食べて、呑んで、
また作っては食べて呑んで…という状態なので、途中から
全てオッケイ!となってしまう…。
朝にまた考えよう。
2017/10/15
とうび
東京美術倶楽部の「東美アートフェア」に行ってきました。
仕事前に行くということで、いつもより早起きしたのは、
長次郎の樂茶碗が出品されると教えてもらったからです。
古美術商の方と懇意にしているオーナーにくっついて行ったら、
なんとか触れさせてもらえるかも!と言う思惑有り。
美術館でガラス越しに見るような逸品たちを、間近で見られて、
しかも、お値段がついている!
開場前に着いたら、ロビーにはもうたくさんの人がいて、
熱気に溢れていました。
オーナーの後ろにくっついて、お目当ての長次郎の茶碗を
見に行ったら、なんと!もうすでに売れてしまって、姿がありませんでした。
いや、勿論買いに行った訳ではないけれど、見たかったな~。
触りたかったな~。
気を取り直して会場を見て回ると、溜息が出るような素敵な器などが
たくさん。お値段にも溜息が出ます。
そんな時、ふと目に留まったのが、陶芸の学校の絵付けの先生、
小野先生の作品。
「あれ!?」
と声を出したらお店の方に声を掛けていただき、色々お話しさせて
いただきました。
目が飛び出そうな美しく細密な絵付け!
いや~、いいもの沢山見た~。
眼福眼福。
2017/10/12
ざんまい
釉掛三昧が続いている。
陶芸教室も素焼きが終わって、今月は生徒さんの釉掛と、
体験教室の釉掛。
そして自分の作品にも釉掛と窯焚きのタイミングが重なって、
毎日釉薬にまみれております。
1つの釉薬をどんぶりと全体に掛けるのではなく、一部分を違う色に
したい時、撥水剤を使って釉薬の掛け分けをします。
上の土鍋の蓋も、青色の部分は他の釉薬を塗ってから、その上に
撥水剤をまた塗っています。
そうするってぇと、別の釉薬を上から掛けた時に、その部分は
後から掛けた釉薬をはじいて、塗った釉薬の色に焼き上がる予定なのです。
釉薬も、重ねて色を出す時と、それぞれの色を出したい時と、
その時々で技法を変えていくのです。
しかし、撥水剤ってトルエンなんかが成分の一つに入っているので、
ずっと扱っていると頭がぼへ~っとしてきますので、お気をつけて!
換気しましょ~ね。エヘエヘ
一人用の土鍋も作っていますよ。
焼き上がりはどうなんだろうな~。
窯の神様どうぞよろしく!
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