今月の吟行は、具志川ビーチにひっそりと佇む
「浜千鳥」の歌碑を訪れました。
ティーダカンカンの浜辺にはモモタマナの木が植えられていて、
涼しい日陰を作ってくれていました。
木陰なので暗くて見えにくいですが、こう刻まれています。
「旅や浜宿り
草の葉と枕
寝ても忘らゝぬ
我親のおそは」
この琉歌を詠んだのは琉球王朝時代の士族、伊波里主で、
汚職事件に巻き込まれて失脚してこの具志川赤野の浜に隠棲していた
ということです。首里にいる親御さんのことを想い詠んだ歌。
その後人々に伝えられ、二番以降の歌詞とメロディが付けられ
「浜千鳥節」となり歌い継がれています。
浜辺に降りて蟹を眺めたりしつつ、それぞれ句作します。
その後浜比嘉島に移動してアマミチューの墓に参ります。
アマミチューは琉球開闢の神と言われていて、浜比嘉島では
シルミチューと対になって祀られています。
海もきれい!
その後、海中道路の海の駅にて句会を行いました。