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2025/08/31

うじら

 






のひな千明先生の琉球料理講座。

八月は「うじら豆腐」「タンナファクルー」「もずく丼」


「うじら」は「うずら」という意味で、がんもどきです。

見た目がうずらのようだからこのように呼ばれるようになったということです。


「タンナファクルー」はそのまま訳すと「玉那覇さん黒い」

「タンナファ」は沖縄の苗字「玉那覇(たまなは)」の方言です。

諸説あるようですが、このお菓子を作った人が玉那覇さんで、

その方の曽祖父のあだ名が「色黒」(クルー)だったことから、

これらを組み合わせてお菓子の名前にしたそうです。

黒糖と小麦と卵で作られた素朴なお菓子で、黒糖を使っているので

黒っぽく仕上がるからクルーなのか、とも言われています。




まずはうじら豆腐の作り方を見せてもらいます。





















島豆腐の水気を切って、魚のすり身とピーナッツバターと混ぜます。

別で煮ておいたキクラゲと人参、そして黒ゴマも入れて調味料も入れ

小さな楕円のような形にして揚げます。






















よい色に揚がりました!もう食べたい。


同時進行でもずく丼もタンナファクルーも作っていくので、

同じ調理台に座ったメンバーと分担して進めていきます。





















お菓子作りはあまりしたことがなく苦手意識のある私は、

もずく丼担当にしてもらいました。


全て出来上がって、千明先生が作ってきてくれた

「もずくのウサチー(酢の物)」も一緒に盛り付けて

いただきます!


美味しくできました🎵


タンナファクルーは材料もシンプルだし、工程も簡単だったので、

お家でも作ってみようかな~。


まだまだ暑いので、もりもり食べて元気に過ごしましょう!



2025/08/10

さしみや

 






沖縄に来て、「さしみ屋」があることを初めて知りました。

県外には魚屋はあるけど、刺身専門店は見たことなかった。

ありました?


あ、居酒屋では「さしみ屋」という名前のお店もあるけれど、

飲食店ではなく刺身を販売するのみのお店です。


神奈川県の三浦あたりにはマグロの専門店があると思うけど、

色々なお魚の刺身だけ扱っているのは知らない。



沖縄は「さしみ屋」という看板を掲げています。

刺身大好きなので嬉しい。



先日は沖縄近海マグロの刺身をいただきました!

さしみ屋で買ってきてくださったのだろうな〜、という包み方。

新聞紙でくるんであった。


たっぷりといただいたので、その日はそのまま

美味しくいただき、次の日はヅケ丼にして。

にんじんシリシリとウンチェーバー(空芯菜)のお浸し

ゆし豆腐とアーサのおつゆ。


沖縄のご飯だなぁ。




2025/07/29

えんそく

 





沖縄に新しく出来た某施設に、オープニングスタッフとして期間限定で

働きに来ている友人に会いに、もう一人の友人が運転してくれる車で

名護まで遠足してきました。




お昼は名護の「運天食堂」という素敵なお店で大人ランチをいただきつつ

仕事休みの友人に、オープニングだからこその苦労話を聞きつつ、

楽しくおしゃべり。


























熱中症に気ぃつけや〜と、激励して別れました。



那覇から来ている友人にお家まで送ってもらう途中、

恩納村にある「JAXA 沖縄宇宙通信所」に立ち寄りました。

私はそこにあるのも、自由に見学が出来ることも知らなかった!


クネクネと山道を車で登ると、大きなアンテナが見えてきました。

友人の知り合いがこのアンテナを絵に描いていて、その絵が

JAXA内に展示されているというのです。



簡単な受付をして、展示スペースを見学します。






色々展示されていましたが、二人共宇宙食に興味深々。

なかなか渋いメニューとなっていました。(茶色系)



他にも人工衛星の実物大模型も展示してあります。
























こちらは衛星放送の実験のために作られた「ゆり」

試験用モデルなので実際には宇宙へは行っていないのですが、

展示室は電気を消すと宇宙空間にいるような演出がなされます。


























「ゆり〜」と呼びかけながら、友人には大きさの比較で立ってもらいました。




アンテナの絵も柔らかい雰囲気が素敵で、ゆっくりと見学させてもらいました。



大人の遠足楽しかった🎵


運転お疲れ様でした!いつもありがとう💕(なるべく運転したくない私🔰)






2025/07/13

むらさき

 






いただきものの紫芋。


まずはンムクジアンダーギー

すごい色にございますが、「アントシアニン」が豊富に含まれて

いるので抗酸化作用に優れています。

日焼けの避けられない南国では必要な栄養です。
























お菓子に生まれ変わらせることが得意ではないので、

ポタージュにして冷やしていただきます。

砂糖は使わないのですが甘い~。


小分けにして冷凍して保存🎵























夏を乗り切る工夫をしていこー。






2025/06/20

くんぺん

 







今月の千明先生の琉球料理講座は


「くんぺん」と「シカムドゥチ」


「くんぺん」は琉球王朝菓子の一つ。

「シカムドゥチ」は豚肉や冬瓜を使った夏向きの汁物で、

昔は鹿肉を使っていたことから今では、「鹿もどき」からなまって

「シカムドゥチ」と言われているようです。
























シカムドゥチの具材の切り方を教えていただいています。

具材の切り方で、味が変わることもある。

どのようにいただきたいか、どのような場面で、誰といただくか。

そんなことも考えながら用意する。

それにもやっぱり基本を知っていると応用出来ていいですね。

























くんぺんは、餡のごまを擂ることから始まります。

昔はフードプロセッサーなど無いのでひたすら擂り鉢で擂って

いましたが、今では文明の利器を使います。

皮で餡を包んでオーブンで12分。

素朴なお菓子の出来上がり。


その他にも季節の薬膳料理を教えていただき、いつもの通り

みなでいただきます。



沖縄は梅雨が明けて毎日暑い日が続いています。

他の地域でも梅雨は明けていませんが、暑い日がありますね。

季節の食べ物を取り入れて、元気に過ごしたいものですね。



それにしてもお菓子作りは手強いなぁ。

お酒の肴は得意なのにな~。







2025/06/04

はーりー

 





















沖縄に、ハーリーの季節がやって来ました。

旧暦の5月4日(ユッカノヒー)、糸満漁港でのハーリーを

皮切りに、旧暦の5月いっぱいの土日は沖縄各地の漁港で行われる

豊漁と海上安全祈願の行事です。


海人里前が所属する漁協組合がある、平安座島のハーリも

先日行われました。


ちょうどいい天候。暑すぎず雨降らず。






















漁協組合からの振る舞い、「イカスミ汁」!

長蛇の列をなしていましたが、なんとかゲットして、

無料でいただける生ビール🍺と共にいただきます♪














レースも決勝戦まで観戦し、少しだけ日に焼けて家路に着きました。




















ハーリーのドラに音が、沖縄に本格的な夏の到来を

知らせるということです。梅雨明けはいつかな〜?




2025/05/22

ぽーぽー

 







第三木曜日は琉球料理の日。

のひなちあき先生の琉球料理講座は


「あまがし」

「ぽーぽー」


旧暦の5月4日、5日に子供たちはこれらのおやつを

食べていたそうです。


普段耳慣れている「ぽーぽー」は、黒糖が入っていたり

甘いお菓子と言う印象ですが、本来はそれらは「ちんぴん」と

呼ばれ、今回の課題、甘くない生地に豚の油味噌を薄く塗ったものを

「ぽーぽー」と言うそうです。

今では「ぽーぽー」の方が普遍的なのでそれはそれでよろし、

と言うことですが、正しいことを知っているのも大切。



あまがしは緑豆のぜんざい。冷やしていただくとすっきりしていて

美味しい!


お菓子作りはあまりしたことがないので、ぽーぽーの生地を焼くのは

緊張しましたが、まぁまぁうまく出来ました。


油味噌も手作りで。意外と簡単に出来るのでお家でも作ろう。























その他に梅雨の時期にいただきたい薬膳料理

枝豆のスープ、豚とキュウリの和え物も教えていただきました。



どれもこれも美味しかった!


沖縄も梅雨入りしました。

身体に湿気がこもる時期なので、これらの料理も取り入れて

元気に過ごしましょう♪


2025/05/20

ぶくぶくー

 






波上宮にて「なんみん祭り」が行われ、俳句の仲間が

「ぶくぶくー茶」のふるまいをすると言うことで、他の俳句仲間と

待ち合わせて出かけてきました。



「ぶくぶくー茶」とは、那覇の一部の地域に伝わる伝統のお茶で、

「ぶくぶくー」の名前の通り、お茶の上にぶくぶくホワホワした泡が

載っています。


起源は琉球王朝の時代で、おもてなしのお茶だったらしいこと、

その後江戸時代には那覇の役人の家人たちが、茶道に代わるものとして

家庭で楽しんでいたという説もあります。


しかし、第二次世界大戦でお茶道具も失われ伝統が途絶えていましたが、

1992年に保存会が立ち上げられ、現在につながっているということです。


先日文化庁の「100フード」に認定されました。























炒り米を水に浸した液体と、さんぴん茶を混ぜたものを、

専用の容器と茶筅で泡立てて行きます。

茶碗に赤飯を少し入れて、そこにさんぴん茶を注ぎ、

泡を盛り、落花生を上に散らします。





















泡はスプーンなどは使わず、はむはむと噛むように食べて行きます。

吸い込むと気管に入り込むのでお気を付けて!

少し傾けてさんぴん茶をいただき、ちんすこうなどの琉球菓子と

ともにいただきます。


さっぱりとして美味しかったです🎵


あまりに暑い日だったので、俳句の仲間が波上宮の近所にある

ぜんざいのお店に連れて行ってくれました。

古くからあるお店らしく、扇風機しかない空気の中でいただく

ぜんざいは身に沁みました~。

たまたま持っていた手ぬぐいがかき氷柄でしたよ。


















2025/05/16

つゆ

 






梅雨入りしそうでしない沖縄。

今日もとてもよい天気です。


先週あたりは雨が続いていたのですが、その時に宣言できなかった

ようで、このまま行くと九州地方の方が先に梅雨入り宣言がありそうです。























ベランダのハイビスカス。

昨年の秋に枯れてしまったと思っていたけれど、

新芽が出てきて見守っていたらまた咲いたー!

沖縄の気候に合っているんだな~。

ずぼらな私でも、何個も何個も蕾をつけてくれて、ずっと楽しめます。


島の夏がやってくる~🎵


2025/04/29

しいく

 






沖縄こどもの国」は沖縄市にある動物園。


4月19日の「飼育の日」に合わせて様々なイベントが行われたのですが、

その中の「一日飼育員体験」に申し込み、体験してきました。


どの動物の担当かは当日のお楽しみとのことで、

カピバラとか山羊とかかな~


と思っていたら、担当してくれる飼育員さんの第一声。

「今日は、ライオンとチンパンジーとカバです!」


え!?

猛獣担当!?


そう、担当してくれる飼育員さんによって動物が決まるのですが、

この日の飼育員さんの担当が猛獣なのでした。


チンパンジーが猛獣って?と思いましたが、実際側で見ていると、

その力の強さや機敏さに、人間は勝てませんって分かります。

カバもあの巨体で(軽自動車より重い)時速40キロで走るそうです。



お仕事体験は、それぞれの動物が表に出ている間に裏手の檻を掃除したり、

ご飯の用意をしたりするのですが、ライオンやチンパンジーは

裏で休んでいるものもいるので、檻に近づかないようにしながら

飼育員さんたちの指示に従います。

飼育員さんは二人一組になって、檻の鍵がかかっているか二重チェック

します。ライオンを間近で見たけど思っている以上に大きくて、

迫力満点!!

裏で休んでいるものは、掃除の間は別の檻に移動させているのですが、

檻の中に入って掃除していた時、実はすぐ隣の隠し部屋にいたと

後で知って、汗が出ました。


飼育員さんたちは毎日毎日接しているので、動物たちも懐いていて、

付き合い方も手慣れたものでしたが、私はドキドキしながら接していました。


しかし、9時から17時まで休憩を挟んでずっと体験させていただきましたが、

体力がもってよかった~と思いました。なかなかの重労働です。



バックヤードは写真を撮れませんでしたが(そんな暇なし)

最後にカバと一緒に写してもらいました。





















沖縄こどもの国に訪れるのは実は初めてでしたが、なかなか見所満載で、

しかも入場料もお安くて、次回は客として楽しみたい!

一日色々教えて下さった飼育員のみなさん、ありがとうございました!




2025/04/17

ちむしんじ

 







4月、のひな千明先生の琉球料理講座は


◎チムシンジ

◎タマナーチャンプルー


「チム」は「肝」、「シンジ」は「煎じる」

薬膳の教えでは、春は「肝」が弱りやすいので、

同じ「肝」をいただくとよいということで、

豚のレバーを豚もも肉やお野菜をカツオ出汁でことこと煎じます。

そのエキスをいただくというおつゆです。






















以前から、よくいくスーパーで売られているこのセット。

どんなおつゆかなーって思っていたら、チムシンジだったんだ!

膝をぽんと打ちましたよ。



この日は、他にサツマイモのはちみつレモン煮と、

桜エビと筍の炊き込みご飯をいただきました。



チムシンジとサツマイモを煮ています。






















千明先生は薬膳の資格も持っているので、琉球料理に

薬膳の知恵も入れて教えてくれるのですが、昔の人はその知識が

自然に身についていたのか、旬のものをいだだくということを

していたら普通に出来ていたことだったのか。

学ぶことが多いです。


タマナーはキャベツのことで、やっと値段が下がってきたキャベツと

島豆腐、豚肉を塩でシンプルに炒めるのですが、

島豆腐を四角く手でちぎって、6面に焼き色をつけていくのがポイント。

「アカヤチー」すると言うのですって。

最後にネギと鍋肌醤油。

とっても美味しく出来ました!


「チャンプルー」とは、本来は豆腐と季節の野菜を炒めた料理のことで、

豆腐が入っていないのは「チャンプルー」とは言わないらしいのです。


なので、「ソーミンチャンプルー」や「フーチャンプルー」は

「ソーミンタシヤー」「フータシヤー」が正解です。

しかし、今では「チャンプルー」は「色々混ざっている」などの意味が

あるし、広く知られているので変えるということは大変ですが、

本来の意味を知っているのは良いですよね。

ちなみに「タシヤー」は「油でさっと炒める」という意味です。


何はともあれ、旬のものを美味しく楽しくいただきます♪






2025/03/30

あがりうまーい

 


















奏の会、今月の吟行は6月に佳乃先生が来沖される時に、

向かう場所の下見となりました。


東御廻り(あがりうまーい)は琉球王国時代、国家の繁栄と五穀豊穣を

祈願して行われた祭祀です。沖縄の創世神アマミキヨに縁のある

14ヵ所の聖地を巡礼する行事です。


①園比屋武御嶽(そのひゃん御嶽)

②御殿山(うどぅんやま)

③親川(うぇーがー)

④場天御嶽(ばてんうたき)

⑤佐敷上城(さじきうぃぐすく)

⑥テダ御川(てだうっかー)

⑦斎場御嶽(せーふぁーうたき)

⑧知念グスク(ちねんぐすく)

⑨知念大川(ちねんうっかー)

⑩受水走水(うきんじゅはいんじゅ)

⑪ヤハラヅカサ

⑫浜川御嶽(はまがーうたき)

⑬ミントングスク

⑭玉城ぐすく(たまぐすくぐすく)


読み仮名無いと読めましぇん!



時間的に全て廻ることが出来ないので、一度訪れた場所などは

割愛して廻る計画を立てます。



















御嶽そのものは畏れの気持ちで写真を撮ることが出来ず

割愛していますが、それぞれの場所に満ちる気を感じることが出来ます。


地元の方々が今でも大切にその場所を守っていることが分かります。

句会の仲間がいつも車を運転してくれるのですが、なかなか細道坂道

大変な道で、本当に感謝です。私にはまだまだ無理だ~。



ということで句会は出来ませんでしたがよい経験でした!

6月の本番が楽しみです。


2025/02/26

くひ

 





翌日、皆さんとは別行程の私は、お二人の句碑がある

カママ嶺公園を訪れました。



18年前に訪れた時は、弘子先生の句碑のみでした。




















カママ嶺公園は高台にあり、宮古島の市街が見渡せる

眺めの良い場所にあります。

苔むして渋い佇まいです。




















佳乃先生の句碑は初めまして。

もう10年になるのでこちらも苔むしていました。

松の下で親子句碑が並んでいます。













昨日は一日雨。この日は曇天でしたが風が強くて気温も低くて寒い。


それでも飛行機の時間まで街を少しだけ歩きました。


パイナガマビーチへ行ったり。








平良港まで行きそばを食べ。

そば(小)とアーサご飯。アーサご飯今度お家でしてみよっと🎵




















下地島空港まで行くバス停まで歩いている途中

大きなガジュマルと出会いました。





















なんだかいい気が流れていました。



下地島空港は、かつてはJTAの那覇線が就航していたけれど、

1994年に撤退して以降、定期便はありませんでした。

その後パイロットの訓練専用空港となっていましたが、

2019年に新ターミナルが開業して定期便が就航となりました。

リゾートのような雰囲気で、待合所も広々していて快適でした!






















一泊二日のあっという間の旅でした。

宮古島もだいぶ変わっているのでしょうね。

以前がどんなだったかも忘れていましたが、

浦島太郎気分で街歩きしました。   以上!