2022/09/30

ほうき

 





念願の、「白木屋傳兵衛」の江戸箒を手に入れました。


ずっと憧れていたのですが、お値段に対してなかなか勇気が出ず

お手頃な箒を使っていたのですが、沖縄へ引越して意を決して購入しました。



しかし、沖縄への送料は高くつくことが分かり、ちょうどよいタイミングで

横浜へ行くことになり、陶芸教室に送ってもらってから例のごとく

飛行機に乗せて持って帰りました。


職人頭の高木清一さんが作った江戸箒。


コシがあって掃除しやすい!カーペットも掃除出来ます。


そして柿渋を塗ったはりみ(ちりとり)。

静電気が起きないのでゴミがくっつくこともなく、サラーっと

落ちてくれます。


何より、姿が美しい。


掃除が楽しくなりますよ🎵



2022/09/29

ばしょうふ

 























9月16日の朝刊で、芭蕉布の人間国宝 平良敏子さんの訃報を知りました。



以前、喜如嘉にある芭蕉布会館を訪れた時、隅の方でひっそりと

苧績(うーうみ)という作業をされていて、お声を掛けるにはあまりにも

自然で作業に没頭されていたのでそっとその場を後にしたのでした。



一度は途絶えてしまった芭蕉布を、戦後沖縄に戻られて一から復興され、

後進を育て続けていらっしゃいました。


100歳を越えても、工房へ歩いて通い作業をされていたそうです。



伝統工芸など、技術を伝承していくものは、一度途絶えると再び興すことが

困難になります。大変な困難な道だったと想像します。



「偽りのない仕事」


肝に響きます。



2022/09/26

らいぶ

 





台風が毎週のようにやってきていた、ある週末。

おなか先生が来沖し、お誘いいただいていたライブに行ってきました。


下地勇さんと新良幸人さんが所属する事務所「アライズ」が主催する

「新意地 豊年祭」というライブでした。





















ゲストを迎えてのたっぷり3時間のライブでした。


新良幸人さんの超絶技巧の三線がかっこよかったし、

下地勇さんの宮古島方言の歌も楽しく、

二人の声の調和も最高だった!




ライブの後も(ライブ前から呑んでいた)、新しいメンバーも加わり

呑み会でしたが、那覇から離れた場所に住む私は、泣く泣く最終バスに

乗り遅れないように帰ったのでした。


楽しかった🎵



2022/09/20

かでな

 






佐喜眞美術館へ行った後は、「道の駅かでな」へ連れて行ってもらいました。


ここは東アジア最大の空軍基地と言われる嘉手納基地を一望できる施設です。





















滑走路は3,700mのものが2本。

面積は羽田空港の2倍ですって。

ここから日夜色々な種類の戦闘機などが離着陸しています。

今の住居はこの嘉手納基地からさほど離れていないので、

日常ですっごい音に襲われることがあります。
























嘉手納町は、上の図の灰色の部分ですが、黄色い線で囲まれた部分(上下)は

嘉手納基地の敷地となるので、実際の面積はほんの少しです。

町の面積の83%が、米軍基地にブン取られているのです。



でもね、そんな状況をただただ憂うだけではなく、こうして

道の駅を作って飲食店やお土産物屋さんも入って元気にこの状況を

発信しようとしています。
























3階の展示室には嘉手納町の歴史などの展示があります。

米軍基地の周りに張り巡らされている金網の見本があるのですが、

これが沖縄の至る所で見られます。

人間の心に張られた金網が悲しく、ブチ破ってブチ壊してやりたく

なりますね。いや、溶かしたいなぁと思うのです。




ということで、この日は里と基地問題のことを考える休日となりました。



2022/09/19

くさび

 





久しぶりの再訪、「佐喜眞美術館」へ行ってきました。


内田あぐりさんの個展が始まっていて、この日はちょうどトークイベントが

行われるようで、ご本人もいらしていましたが、私たちは時間の都合がつかず、

作品を拝見だけさせてもらいました。

沖縄の久高島などを訪れて、感じたものを表した作品を、まずは

沖縄の人々に見て欲しいという思いがあるそうです。


そして、常設の丸木位里・丸木俊夫妻の描いた「沖縄戦の図」

こちらは何度見ても胸に迫るものがあります。

4×8.5mに及ぶ画面からは、鬼気迫る人々の叫び、怒り、悲しみが

見る者の足を竦ませる。


「恥ずかしめを受けぬ前に死ね

 手りゅうだんを下さい

 鎌で鋤でカミソリでやれ

 親は子を夫は妻を

 若ものはとしよりを

 エメラルドの海は紅に

 集団自決とは

 手を下さない虐殺である」



絵の左隅に描き込まれた二人の言葉。





建物を出て外階段を上ると、6段と23段に分けられた階段があります。


そして、前方の四角の穴からは、6月23日の沖縄慰霊の日の夕日が差し込むように

造られています。


















台風が過ぎ、吹き返しの風の強い中屋上へ登り、柵に囲まれた

米軍の基地を見降ろします。






















広大な、豊かな緑の地が、戦のための基地の中に囚われています。























この理不尽さにどう向かって行ったらいいのでしょう。




佐喜眞美術館は、そんな普天間基地に楔を打つような形で建てられています。
























上から見るとこんな感じで、柵の向こうにはお墓が見えます。




大地も空も海も誰のものでもないけれど、せめて土地を持っていると

自覚するならば、世のため人のために平和のために使って欲しい。



2022/09/15

ひこう

 





披講が始まり、それぞれの選が読み上げられて、自分の句だったら

名乗りをあげていきます。



今回選んでいただけた句は


秋の蚊や逃げても逃げても追ふて来る

秋の蚊に清き言葉を奪はれり


5句中2句だけでした。


自分の表したかったことを、もっと上手に表現されている句が

あったりと、吟行をすると見ている景色が似ているようなことがあって

面白いです。


「似ているような」と言うことであって、全く同じ景色を同じように

見ていることって無いと思っていて、一人一人感じていることが

違うと言うことに面白さがあるのです。











2022/09/10

ぎんこう






沖縄の句友のみなさんと、吟行へ行って参りました。


ほぼ月1回の吟行なのですが、台風の影響やらで中止になった

月があり、私は5月の吟行以来の参加です。


今回は、読谷にある星野リゾートが経営する

バンタカフェ」での句会です。



宿泊棟に隣接した施設で、宿泊以外の客も利用出来て、

目の前の浜辺に降りたり、岩場にあるテラスや、

室内のラウンジ(冷房が効いてる)など、飲食物を購入して

各自好きな場所で寛ぐことができます。



句会をするには書き物をするのでテーブルが必要です。















岩場にいい場所を見つけて、まずは腹ごしらえと思い

昼食を取り始めると、秋の蚊がブンブンやってきて、

ボコボコにされたのでそれぞれ浜辺に降りて句作のための

観察に出かけます。






















句の材料を求めて彷徨う句友たち。

潮がひいた水たまりに、小さな青い魚や、カニやハゼもいたり、

みなで、生き物たちの躍動にきゃっきゃと楽しみます。


句が浮かんでこない~。



1時間ほどの時間をいただき、それぞれ句作に専念します。



さきほどの場所はあまりにも蚊が多かったので、

場所を変えて海を眺めるテラスにて句会のスタートです。






















句の内容はまた次回!








2022/09/07

ふくぎ

 























台風が過ぎた沖縄は、心なしか涼しくて秋がやってきた?

と思ったら「まだまだ」と言われ、そうだよなぁ、今週末にも

また台風が来そうだものなぁと、思い直した次第です。


被害の大きいところもあり心が痛みますが、こちらは無事でおります。


防風林として植えられたフクギの実が、台風の後たくさん落ちて道に

散らばっています。




















以前から、実は落ちたまま放置されているので気になっていたのですが、

食べられる実でもなく、臭いもよくなく、使い道がないとのことで

オオコウモリだけが好きらしいのです。


フクギで染めた布もあるけれど、実で染められるのではないらしい。





















美味しかったらもっといいのだけど、一つでも役に立っていることが

あったら、他の欠点は愛嬌ということで。


あ、でもオオコウモリは大好物なのかぁ。



自分中心だと見えないことも、オオコウモリの目線になってみると役に立っている。



っていうこと、この世に色々ありますね。